8歳の反対咬合の患者さん。上下前歯が永久歯に生え変わって、乳歯と永久歯が混在している時期。
反対咬合の第1期治療には適した時期です。
反対咬合の治療では、通常上の前歯を外に押し出して噛みあわせを改善することが多いのですが、この患者さんでは下の前歯が外側に傾斜している要素が大きいと判断しました。
下の前歯を内側に傾斜させる簡単な装置を使用して、半年以内で改善。
上の写真は治療終了後半年くらいのチェック時の様子です。
噛み合わせが若干浅めですが、この時期にはここまでで、経過観察が適切と判断しています。
それから数年、現在は13歳。すべて永久歯です。
奥歯の噛み合わせほぼ良好ではありますが、側方からみると上下顎の前方部の位置がややアンバランスです。
上の前歯が若干外側に傾斜して噛みあわせを保っています。
女子で、現在は成長期真っ只中。下顎の成長は思春期成長期にラストスパートしますので、まだ経過観察は必要です。
あとは安定した噛みあわせを祈るのみか・・・・・。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam