出っ歯はどこへ行った

上の前歯の出っ張りと、下の前歯のデコボコを治したいということで、上下の歯すべてにブラケットを付けて治療した患者さん。今日、装置が外れ、保定装置に移行しました。歯を動かす治療は終了です。








奥歯のかみ合わせはほぼ良好なんですが、前歯のかみ合わせが深く、上の前歯は前傾して出っ歯、下の前歯は内側に傾斜してデコボコという状態。よくあるパターンです。









かみ合わせの深さは適正になり、上の前歯の出っ張りと下の前歯のデコボコは改善しました。永久歯の抜歯はしていません。上下の前歯が伸び出していたのを改善したわけですが、歯がめり込んで治るわけではなく、歯の周囲の骨のラインから改造されます。この患者さんでは上の歯並びがＶ字型、下の歯並びがコの字型で上下バランスが不調和でしたので、上下が調和がとれるように平均的な放物線型にしたことで、出っ張りが消えたわけです。
奥歯のかみ合わせがずれている場合、歯が大きすぎて出っ張っている場合などは、このように上手くはいかず永久歯抜歯の必要性も出てきます。
さぼらずに来院してくれましたし、上下間のゴムもまじめに使用して、治療がスムーズに進み1年２か月で終了。






ふたつき子ども歯科　http://www3.coara.or.jp/~futam