この患者さんは、予防で定期健診を続けてきていましたが、上の前歯の歯並びがデコボコということで治療を希望されましたので、永久歯が4本出そろうまで待って、治療開始しました。
治療自体は上の前歯外側6本にブラケットを付けて、奥歯のチューブとワイヤーで繋げる装置で、5か月で一旦終了
後戻りを防ぐための、取り外しできる床型の保定装置を引き続き使ってもらいます。
この患者さんは、治療開始前の診断で分かっていたのですが、前歯の噛み合わせが深く、下あごが後方にずれた噛み合わせでした。
現在永久歯は前歯と一番奥で、今後間にある乳歯が生え換わるとともに下顎の発育も大きくなってくる時期です。
そこでその装置の前歯部分に斜面をつくって、噛んだときに下顎が前に誘導され、さらに噛み合わせが浅くなるように工夫しました。
装置は生え換わりの時期に付けておく必要はありますが、顎の位置が、成長とともによい位置に改善されることを期待です。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/