福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

心をつくる

2008-03-05 | できごと
当院で待合室用に定期購読している雑誌で、小学生保護者(母親)向けのedu(エデュー)というのがあります。
1月号に「浜文子の子育て応援 週めくりカレンダー」というのが付録に付いていましたので、院長室で利用しています。
詩人・エッセイストの浜さんの言葉が1週間毎のページに書いてあります。3月のテーマは「心をつくる」。そして今週の言葉は「褒め励まし信じ切るのが母の仕事、親の力」です。先週末から今週にかけて息子のことでちょっとあったのですが、褒め励まし信じ切ることができるか、親力が試されているのかも知れません。
1、2月はめくって(切って)しまってありませんので、3月の今後の言葉を前倒しで紹介しますと、
「愛しぬけば大きな答が出る」
「思いっきり褒めていれば、思いっきり叱っていい」
「子どもに残せるのは心、だから心を磨く」。
簡単ではありませんが、そういうことを心に留めて試行錯誤するだけでも、親子の元気が出るのではないかと思います。





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
                             http://www.futatsuki-dental.com/

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むし歯予防には何が効果的?

2008-03-05 | むし歯予防の話

先日のブログでイエテボリ・テクニックという効果的歯みがき法について書きましたが、世の中通常考えられるむし歯予防法で何が効果的なんでしょうか? 
少し前になりますが、1993年のアメリカ予防医療研究班による予防医療実践ガイドラインというものがあります。これまでの種々研究結果をまとめ、それからお奨めの予防ガイドラインを作成しているものです。しっかりした裏付けるデータがあれば証拠の質が高く、お勧め度も高くなるわけです。

上の表はwebで公開されていた新潟大学、佐久間先生のスライドですが、最もお勧めは水道水のフッ素、フッ素錠剤、フッ素入り歯磨きの使用、フッ素洗口、歯科医院などでのフッ素塗布など、フッ素の使用、そして奥歯のむし歯予防のシーラントです。
中程度お勧めは、は甘いものを控えるとか就寝時の哺乳瓶を控えるなど、広い意味での食事のコントロールです。
あまり証拠が無くお勧めレベルが高くないのは、フッ素が入っていない歯みがき剤の使用、定期的な歯科検診などです。
歯みがきの回数や歯みがきの頑張りとむし歯予防との関連性は大きくないというのは、集団的統計ではよく言われています。また、単独の要因としては歯科定期健診も予防効果は高くないわけです。じゃあ、乳幼児で仕上げ磨きをするのは効果ないわけ?というと、ただその行動だけでは予防効果は大きくないかもしれません。
最近私が読んだある研究結果によると、仕上げ磨きを頑張ってしている保護者は、おやつを考えるとかフッ素に対する関心度も高く、「健康意識」が高かったというものがありました。結果的にお勧め度の高い予防法も取り入れているため、仕上げ磨きとむし歯が少ないことが関連していると結論されていました。要は健康意識が高いことが健康行動を起こしているというわけ。
定期的な歯科検診でも、ただ検診を受けていただけでは問題が発生するまでは安心しているだけで予防行動が出て来ないでしょうね。
当院の定期健診でも行っていることですが、フッ素やシーラントといった歯科医院サイドでできる効果的予防法はもちろん行いますが、家庭でのポイントを押えた(仕上げ)磨き方、家庭用フッ素使用など、予防に対するモチベーション(健康意識)をキープして頂けるよう各患者さん&保護者ごとに試行錯誤をしている次第です。

 

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