福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

子どもの食をめぐる現状 その3

2006-11-18 | 食のこと
朝食をとらない子どもの割合が増えてきているとの報告はよく見聞きしますね。中村学園大学の今井先生の講演のなかでも、それが低年齢児まで及んでいるデータを示されました。夜更かし、朝寝坊の子どもも増えていて、食と睡眠のリズムが崩れて来ているわけです。核家族、夫婦共働き、母子家庭の増加など、社会情勢の変化が加速しているのと大いに関係があるかと思います。
朝ごはんや夕ごはんを家族一緒でなどという、育児教育書や行政関係機関が出しているパンフレットなどの文言は分かりますが、現実的には無理な部分がある場合も多々出てきているのではないでしょうか。特に夕食が一緒というのはかなり難しいですよね。
今井先生のご家族では、朝食は一緒に午前7時から、夕食はどうしても学校や仕事の時間に左右されるので、各々の生活リズムを重視して必ずしも一緒に食べてはいないそうです。皆が揃うのを待って食事して遅くなるほうが問題ではないかとのこと。ただし、家でひとりぼっちで食べる「孤食」は無いようにしているとのことでした。
「朝食だけでもと」いう問題には、親が朝食を摂らないとか、料理をしないという場合もあるでしょうね。私も一応趣味が料理なのですが、「男の手料理」などという休日に気合を入れてやるというものではなく、ごく日常で普通のものを作っているだけです。子どもに「今日は何が食べたい?」と訊いたり、子どもから「今日のごはんは何?」と尋ねられる会話、そして大したものでなくても「おいしい」といってバリバリ食べてくれると、親子のコミュニケーションもうまくいって嬉しいですよね。生活の中で、特に子どもに対しては、もっと「食」の優先度が上がって欲しいなと思います。
今、ニラが結構あるので、今日の夕食は「もつ鍋」かな~?
コメント
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