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前に宣伝しましたデパートのギャラリーでのミニコンサート、4日ともサクラ兼ねてチェロ演奏を拝聴しました。
アートギャラリーといっても、仕切られているわけでもなくフツーのヒラバ。
デパート側の提案で、珍しい売り場コンサートとなりました。
大阪駅周辺がエライことになっているせいか、祭日でも以前と比べたらウソのように店内はゆったり。
いくら人が少ないといっても、陶芸作家さんの熱烈固定客達はしっかりスタンバイ。
未知の場所で、しかも超至近距離で見つめられて伴奏もなく、ぶっつけで弾くのは大変だったことでしょう。
店内放送は入るし、横の売り場で赤ちゃんがギャン泣きしたり、はたまたクレーマー男のガラの悪い怒声が聞こえてきたり、いろいろありました。
(ちなみ上品とされている土地柄です。一応)
演奏者は全員アマチュアの数珠つなぎラインナップ。
アマチュアと言っても、ピンキリです。
音大卒と紹介しても、お客さんは誰も疑わなかったと思います。
やっぱり幼少期や思春期からずっと続けている方は違いますね。
どの曲もチェロ本来の良い音で演奏されます。
違うのはこだわるポイントが人それぞれ。
選曲やヴィジュアル面で個性を発揮されていました。
皆さん、トータルに実にお見事でした。
チェロっていいね、という言葉をたくさん聞きました。
微笑ましく嬉しかったのは、熱心に聞いてくれた通りすがりのオチビちゃんがチラホラいたこと。
小さい子供でも、すっとバッハの世界に没頭できるんですね。
ビックリです。
こういう場所でミニコンサートには、チェロはうってつけの楽器です。
特にチェロデュオというのは、効果バツグンと個人的には大発見です
2cellosも有名になったし、もっと流行ればいいのに。
ふと我に返って、ワタシもチェロを弾くとヒトサマに話す時のことが頭をよぎります。
想像してもらう音色とずいぶん差があるんだろうなと超レイトスターター特有の音を恨めしく思ったり。
ザーッだったり、べ~ッだったり、イ~ッだったり、ビィャ~ンだったり、デマカセ失敗音がもれなく付いてきます。
ヴィブラートも含めて、ちゃんと表現された音色で弾けるようになるには、どうしたら良いのか考えよっと。
難しい曲を弾きたくなくなった理由はこの辺にあるんですけどねぇ。
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