熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

デュオリサイタル

2006年07月10日 | コンサート

横山幸雄さん&矢部達哉さんです。
横山さんは長谷川陽子さんとのコンサートで、
矢部さんはバロックアンサンブルで、
拝聴ずみ。

デュオより、印象に残ったのはピアノソロ。
なんでだろ。弦はチェロ贔屓になりすぎたみたい。
「春」と「クロイツェル」を楽しみに行ったのにね。
矢部さんの音は、すごく繊細で上品だった。

コンビニでチケットを買ったら、前すぎ、左すぎ。
(席は選べない)
お蔭で、横山さんの大迫力「熱情」を弾く手の動きがよくわかった。
ベートーベンの濃さ、暑苦しさに、ノックアウトされた。聴けてよかった。
ピアノってやっぱりすごい楽器だ、とも思った。

前に座っている男性の肩が、横山さんの連打に合わせて激しく上下するのが気になった。
実際、弾き真似してたのかもしれない。
ワタシの横の人も、ひざの上で指が、う、う、うごいてる。。。。

休憩中など、せんせ~、せんせ~、という呼び声もチラホラ。
ピアノやバイオリンの先生業の方が多かったみたい。

出演者は何も話されません。お声が聞けたのは矢部さんのみ。
「もうこれでほんとに最後の曲です。笑」とおっしゃってました。

前回横山さんの巧みな話術を経験しているので、ちょっと残念。
ホールのミニコミ誌によるとテニスとワイン、美食にも精通。
テニス&ピアノって文字通り手強いですね。

余談:藤原真理さんのお話では、席が余り近過ぎると頭の上を音が通り過ぎるし、弓の摩擦音、息の雑音が聞こえるので音的にはホールの中央より後ろがいいそうだ。
空席があったけど、シンフォニーホールは(安い席に行くにしても)移動厳禁だそうだ。
以前行ったK文化ホールはひどくて、安いチケットを買った人がどんどん値段の高い席に移動していた。
ずるい!客席でサンドイッチを食べる人もいた。係員もすっごい怠慢。
公営の悪いところだね。

充実のプログラム!!!

ベートーヴェン :ヴァイオリン・ソナタ 第5番「春」
ベートーヴェン :ピアノ・ソナタ 第23番「熱情」(ピアノソロ)

休憩
   
ショパン :バラード 第1番 ト短調(ピアノソロ)
マスネ :タイスの瞑想曲
フォーレ :夢のあとに
ベートーヴェン :ヴァイオリン・ソナタ 第9番「クロイツェル」

アンコール

フォーレ:子守唄
ショパン:ノクターン20番 嬰ハ短調(ピアノソロ)
ドビュッシー:美しい夕暮れ

於:大阪ザ・シンフォニーホール


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2 コメント

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羨ましい!! (hippocampi)
2006-08-09 20:35:11
初めまして、hippocampiと申します。矢部達哉様の大ファンでございます。私は関東住在、このコンサートが「何故関西でしか公演しないのよー!!」とものすごく気になっていた公演でもありました。達哉様のベートーヴェンをお聞きになられたとは素晴らしい!私がブログを書き始めた一番最初のページ(昨年5月)は達哉様のベートーヴェンを聴いた内容でした。熱い、そして繊細で優しい音に、もうワナワナしてしまいました。先週、横山さんのピアノリサイタルに行ってきましたが、矢部さんとは長いコンビ、昨年8月のステージ(ベートーヴェンコンチェルト全曲演奏)では、バナナを食べたなど面白いトークがありました。達哉様のトークもなかなかお洒落で唸りましたよー。今回は達哉様だけがお話されたとか。横山さんの面白いトークがなくてちょっと残念でしたね。

チェロを習われていらっしゃるとか?素敵です!私も弦楽器をら習っています。一緒に頑張りましょう
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hippocampiさん、はじめまして! (フルフルハウス)
2006-08-10 17:36:10


羨ましいのはこちらの方でゴザイマス。

いつも東京公演のみの催しに、涙をこらえていますヨ。

ただ、今回のように楽々すてきなコンサートに行けることもありまして。

席が埋まらないのか、ずっと広告が続いていて、プログラムの曲も増やしたり関係者のご苦労が忍ばれます。(ほぼ満席でした。)



そらマメだったのですね。

ずいぶん凛々しくなられた横山氏ですこと。

矢部氏はこの日、本調子じゃなかったような気がします。

「春」の出だしでちょっとコケちゃいました。

弦楽器は音程が本当に難しいですねぇ。

関西でのデュオ公演、是非またお願いしたいけど、もし懲り懲りだったら残念だわ。



hippocampiさんのブログは、圧巻の美の追求ですね。守備範囲がひろ~い!

楽しみに読ませていただきますね。
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