長谷川陽子さん、ここ毎年、神戸学院大学で演奏会をされているそうだ。
申し込めば無料で一般の人が入場可。なんともありがたい!
実はこの日、同じく市内の女子大でも「アイーダ」の公演があり高校時代のクラスメートが出演(主婦だけどどう出演なのか?)するので是非見に行くようにとFAX回覧板がきていた。
私立大学って一般市民にずいぶん貢献して下さるのですね。
生き残りをかけた広報活動でしょうに、申し訳ないような…
神戸といえども広くて、ウチからは京都へ行くより遠かったけど贅沢は言えません。
陽子が選ぶソナタ集 第4回
ピアノ・横山幸雄さん
グリーグ:チェロとピアノのためのソナタ イ短調 作品36
ショパン:マイアベーアの歌劇「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲遺作
休憩
お二人にQ&Aタイム
ショパン:チェロとピアノのためのソナタ ト短調 作品65
アンコール
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ 第3楽章
チェロ、クラシック初心者には正直ちょっと難しいプログラムでした。
最初の2曲は常に演奏される曲ではないそう。
チェロのハードな面、ハイテクニックへの挑戦を感じることが出来ました。
ピアノもタイトルのようにチェロと対等に呼応しあうので、その表現もしかと味わいました。で、どうなの?といわれても困るけど。
長谷川さんは華奢な体でとてもエネルギッシュ。
スピード感もあるし、クールでとてもモダンな音に思いました。
初めて演奏なさる曲もあったりで、なんとなく緊張感とともに聴きましたが、アンコールの叙情的な歌い上げるようなラフマニノフに酔いしれました。
涙がでそうになりました。
暗譜で朗々と弾いて下さるとそれだけで素人はマイってしまうのデス。
特筆すべきはQ&A!
休憩時間に希望者は質問を書いて提出。
横山さんのファンも多くて、彼はとてもお話上手でなごみました。
グランドピアノの寿命、彼が10才で作曲した楽譜について、など変わった質問も。
長谷川さんもチェロ勉強中の方々の質問に親切なご回答。
エンドピンは今は長くしてます。右手の重さが乗りやすいので。
でも気分でかわります。一定ではありません。
去年と音が変わりましたね、の質問に。
昨日弦を変えたところ、エンドピンも変えましたし。
どちらがいいですか、とおたずねしません。
去年の方がいいと言われたらショックだから。
お二人は幸運にも腱鞘炎にならない丈夫な手。
お二人からのアドバイス。
ちゃんと体のことを考えること。
弾きたい気持ちが強すぎて練習しすぎないように気をつける。
長谷川さん曰く
10時間も12時間も弾かないようにする。ってそそそんな~
東京と地方のコンサートの違い。
やっぱり東京にはあらゆるコンサートが集中して、観客も演奏者も磨かれていくのだなぁとワタシの感想。
思ったより長時間トーク、珍しい体験で得した気分でした。
「WAVE~ジョビンへのオマージュ」ギターとのデュエット(ボサノバ)を買って帰りました。
さあ、クラシック倶楽部、録画予約しなきゃ。
(コンサートで何もお知らせなかったのでうっかり忘れそうでしたヨ)
だから参考になるのではと思います。
この曲こそ人それぞれといわれてますね。
やっぱりクラシック初心者です。
演奏がステキかどうかは曲目に左右されます。
どんな名人が弾いても、なじみのない曲だと印象が薄いです。