熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

続々 発表会

2009年01月31日 | チェロ
私は出演しませんでしたが、チェロのアンサンブルも1組ありました。
曲目は私も長らく苦闘したパッヘルベルのカノンと、1回だけ合わせたことのあるレリジオーソ。
習って3年以下のメンバーばかり7人だそうですが、ごく短い期間によくまとめられたと感心しました。
やっぱり、長期戦を余儀なくされるオババとはエライ違い。

トップは左端に座る決まりはないと京都でのチェロアンサンブルのコンサートで知りました。
ソロは正面に音が広がるように中央で弾いていますと、解説もありました。
(なぜか、上村氏のコル・ニドライは左端で弾いておられましたが。)

追記:チェロアンサンブルの愉しみ
楽しい写真がいっぱい。只野氏?のナイスショットもあり。
上森さんの写真がな~い!
今年12月11日(金)京都府民ホールアルティにて公演決定

余談:1月10日の演奏会の新聞評出てました。
ブラームス間奏曲に感動したワタシ「高い音で次々弾き繋ぐという箇所がワクワク。とってもすてきでした。」
新聞「・・・ちょっと信じられないほど美しかった。(←同感) 略 ピアノ特有の音型が続く技巧的な綱渡りを、五人の名手達は、はかない抒情に昇華してしまうのだ。」でごわす。


発表会レリジオーソのメロディ担当はヴィブラートもたっぷり、シロウトっぽくない完成度の高い演奏に釘付けでした。
ほんと習った年数なんて関係ないですね。
ガット弦を使っているとかで、どても柔らかい音。

でも、左端で客席に対して横向きで弾くとはもったいない。
しっかり弾かれているので、音は良く聴こえましたが、真ん中で弾てほしかった!
伴奏の人数が非常に多い場合は特に損。
やはり正面を向いているチェロの音が聴こえやすいのを実感しました。

2年前、無謀にも5人でアンサンブルに出演した時、ビギナー連の中にVc1さんだけが超ベテラン。
全員Vc1さんが頼りで、皆が見やすいしメロディもよく届いてほしいからとドシロウト考えで、Vc1さんを中央に。本番もそれで。
先生は、普通1番から並ぶものと言われましたが、曲によってはドシロウト考えもあながち間違いではありませんね。

それから、溝口さんが言われてましたが聴き易い曲の長さは3,4分、というのは本当みたい。
私が弾いたのは4分半。飽きられる1歩手前だわ。

カノンは6分なのですが、弾いたことある人間には全然退屈しないけど、一般ピーポーには長すぎたみたい。
これを単調にならず弾くのは大変。
パート4とかピッツィカート、本当にご苦労様と言いたくなりました。