熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

追悼

2009年01月20日 | アート
福田繁雄氏
若い頃、日本のグラフィックデザインは高度経済成長に伴い、すごい才能が集まり花盛りだったと思います。
ファインアートよりデザインがアーティスティックな時代なのだと憧れを持って注目していました。
福田繁雄氏のユーモラスで温かいイリュージョンの世界は大好きでした。
その割には、本もカタログも家にないのが不思議。
お嬢さんの作品集は持ってるんですけど。

あ、急に思い出したけどヒューマンでユーモラスといえば、フォロンも20代の頃好きでしたし実際人気でしたが、今は見かけません。
他にもそんな作家がいろいろ浮かぶ。。。
こういうの書き出したら芋づる式で長くなるからストップ。

アンドーリュー・ワイエス氏
1974年の展覧会カタログが捨てられず残っていました。
何十年ぶりに取り出したら、学生時代の懐かしい記憶が蘇ると共に、
絵も見る年代によって感じ方が変化していくものだと思いました。
(忙中に閑ありというよりもサボり)
今の方が断然、しっくりきますわ。
当時、親米派のガクユーF君が大絶賛していましたが、ミーハーなワタシはなんか古臭くさくないかい?と思っていました。
(なのにカタログを捨てなかったのが不思議)
その後の展覧会は1回くらい行ったかな。
やっぱり自分にとってアメリカといえばポップアート!
ウォーホルや、ポロック、ラウシェンバークがスターだったのです。
美術も音楽も好みが変るもんです。

お2人のご冥福をお祈りします。