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(完成した排水用の段木の堰、後は登山道は人力で直してゆきます。)
令和3年10月3日
今までは荒廃した登山道を修復する場合、段木を設置して雨水により流される土砂をせき止めて、平らにするいわば砂防ダムのように修復していました。
雨水が土砂を運搬する役目を果たしていたのです。
それが完了すると新たな問題が生じました。
登山道を流れる雨水が今度はその道を削りだしたのです。
そうなれば今度は雨水を排除するための排水堰を作るという新段階に入りました。
このような例はよくあることです。
戦国時代を勝ち抜くには武闘派の大名が役立ちますが戦いが終わり平和な時代が来ると経営の上手な実務派の人が徴用され武闘派は排除されるようなものですね。
今回排水路を設けた場所は、メインの尾根道です。道幅が3m余りあり大量に雨水が流れるところで深く削られて傷んでおりました。ここで雨水をせき止めて排水すれば下部の登山道は安定した登山道を維持し残すことができます。
工事内容は段木を2から3段重ねて雨水をせき止め、横の斜面に導き流す、その長さは全長3.2m。必要な段木は約10本、5回に分けて運び上げました。
そして、ようやく今日その設置工事を完了しました。
今までも登山道に5か所排水路を設置しました。後は様子を見ながらもう数か所作れば完成です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/88/7dcc96e6a39ce4b11f66ca953563e029.jpg)
(固そうな真砂土の斜面も雨水により削られて溝が彫られています。ほっておけばどんどん大きくなります。)
次なる目標は先日の大山の登山道整備を参考にして歩き易い登山道にすること。
勾配を均一にすることは難しいけれどもせめて段差を20センチ以内にしたい。
そうすれば「よいしょ。」と掛け声をかけなくて済むようになり、格段に疲れ具合が違います。
楽に登れます。
仕事を終えて資材の段木等の荷揚げしていれば、下山するころにはすっかり暗くなります。
その時見た広島の夜景の綺麗なことに気が付きました。
まさに百万ドルの夜景です。
300mの低山ですから町の光がまじかに見えるのが素晴らしい
安全な登山道の証として「ナイトハイキング」ができる登山道を実現したいと思います。
その時には「広島で一番快適な登山道」となるでしょう。
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