「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2013 大出早池峯神社宵宮後編

2013-07-20 00:21:27 | 郷土芸能

神事に遅れて参加された方がいたせいかどうかはわからないが、

今年は遅めの7時過ぎから始まった神楽、既に9時半をまわったところで、

 

大出早池峰神楽 式五番 山の神

 

踊るほどに何かが憑いたような雰囲気に

 

ひとりで40分近くも踊る

 

大出早池峰神楽 式外二番 天女舞

 

前半の平倉神楽による悪者退治に続いての天女の舞と同様に

荒々しい踊りの次は、静かな踊り

動きの少ない踊りのほうが、演者には難しいのではと感じる

 

バスでお出でになっている方々は、10時半のこの辺りで暇乞い

 

重鎮も演目によっては、手平鐘から幕裏での仕事

少ない地元の神楽衆は、あれもこれもと淡々とこなしていく

 

大出早池峰神楽 式六番 岩戸開き

 

そろそろ終盤

 

残った方々と共に静かに見入る

 

光と平和が蘇った世界がやってきたようです

 

時間は11時

 

下舞い

 

御存知の「ここはどこ~!」

 

やはり、この唱も見逃せない 

 

 この方のこれを観ないと帰れない

 

そして、

 

権現舞にて、おひらき

 

11時半

 

今年は、例年以上に満足した宵宮となる

 

 


2013 大出早池峯神社宵宮前編

2013-07-19 00:25:47 | 郷土芸能

7月17日 今年も行ってきました

 

 大同元年6月18日、来内村の四角藤蔵が早池峯山大権現の宮を建立

 

旧暦のその日のひと月遅れが大出早池峯神社の例祭日であり、昨夜は宵宮

 

予想通りの雨模様ながら、里に比べ小雨

 

神事が始まる前に大出・小出の皆さんの出店にて、豚汁&味噌おにぎりを頬張り、神楽の始まるのを待つ

今年の宵宮は平日、雨模様と云うこともあり、昨年に比べると観客も少なめ

賑やかなものも良いが、この静かな雰囲気もまた良い

 

大出早池峰神楽 式一番 鶏舞

 

享保19年(1734)再興の拝殿は神楽殿とも云われ、この日が拝殿のハレの日でもある

 

鱒沢神楽 鶏舞

 

先日の鞍迫観音(白山神社)宵宮から四日、お馴染みのお二人

 

大出早池峰神楽  式三番 三番叟

この辺りから、観る側も熱が入る

 

大出早池峰神楽 式四番 八幡舞

 

鶏舞もそうだが、各団体の踊りの違いが、少しだけわかってきたような気がする (笑)

 

平倉神楽 悪神退治の舞

 

 

速い動きの演目に次々挑戦しており、私のような神楽をあまり知らない者も見入ってしまう

観客の中の神楽関係者が、気合を入れて盛り上げる

 

平倉神楽 式外二番 天女の舞

 

悪者退治の動に対し、静の舞

先の神楽関係者の方々から太鼓も踊りも上手だと声が上る

 

小倉神楽 鶏舞

 

大出早池峰神楽と同じ附馬牛町の神楽

翌日の例祭には、張山しし踊りにも参加する方々

 

大出早池峰神楽に縁ある神楽の出演が終わり、ここから後半となる頃、

辺りを見渡すと一緒にいたはずの人の姿が見えず

ここはどこ~? 私は誰~? 状態に・・・・

 

つづく

 

 

 

 


綾織まつりで喧嘩太鼓

2013-07-16 01:01:44 | 郷土芸能

日曜日、私の父親の代から二代にわたってお世話になった方の葬儀

お孫さんが10人で、十八番は「孫」 

その息子さん夫婦には、私たち夫婦共にお付き合い頂いている

 ご冥福をお祈り申し上げます

 

その葬儀終了後、着替えをして向かったのは、綾織

 

綾織まつりに招待されたのは、陸前高田市気仙町の喧嘩七夕太鼓

 

御多分に漏れず、気仙町も震災で壊滅的

 

太鼓を積んだ八木澤商店の車が帰る時は、綾織町の方々から大きな拍手

詳細を語らずとも、両町民には通じるものがあるのだろう

 

続くのは、地元の郷土芸能で、山口太神楽

 

山口の愛宕神社や石上神社の例祭にて、踊られることがある

達曽部の宿から明治期に伝承されたもの

 

綾織南部ばやし

駒形神社(胡四王)例祭に参加する団体

 

この日は、とおり、うさぎ、豊年の踊りを披露

 

ささらを持った遠野郷南部田植踊

 

寛永年間、下郷代官だった宇夫方清左衛門の時代に伝承されたと云われている

 

田植踊の重鎮

私の中では、ここの田植踊りの顔的存在

平野原田植踊りの姫猫さんも、このように歳を重ねてほしいと願う

 

そして、綾織しし踊り

 

遠野郷には数多郷土芸能があるが、ここ綾織町は、その中でも多彩が芸能が残っている地域

 

郷土芸能の合間には町民対象のびんご?くじ引き?もあり、間を持たせるのも上手

 

町婦人会による「まぬけ節」

笑顔で!の要請に応えてくれた女性に感謝 笑

 

はじめてお邪魔させて頂いたが、なかなか良い地域の祭りだった

 

そして、その夜、

 

梅雨真っ盛りの中を、鹿児島から来遠してくれた「おおすみはやと」さんを遠野ブロガー7人で迎撃

 

15日には早池峰山に登る予定だったようだが、外は雨

翌日も雨の確率大との勝手な判断で、二次会へ

薩摩おごじょの澄んだ歌声をお聞きし、穢れ多い、おぢさん達は見も心もお浄めして頂いた

 

追伸 この二次会には、顔見知りの先輩方が先客でおり、また、カウンターには懐かしい顔が・・・

高校時代までは「せんだ みつお」の愛称だった彼

今は盛岡勤務の由

一晩で何粒も、おいしい夜となる

 


鞍迫観音宵宮

2013-07-15 14:23:42 | 遠野七観音

何度も足を運んでこその御利益

やっと、遠野市鱒沢の鞍迫観音宵宮に行くことができた

土曜日は、午後から仕事にて大船渡へ行き、遠野に着くや、いざ、鱒沢へ

 

朝から小雨が降り続く中、ずぶ濡れ覚悟で

 

5時半には到着し、境内近くの家の方から、6時半頃から神楽が始まるようだと聴取

 

時間少し前辺りから鱒沢神楽の方々が準備

写真ではわかりづらいが、結構な雨降り

 

神楽の始まり

 

静かな宵宮です

 

八幡舞

 

幕の正面には見る方々が並んでいるので脇から

 

鶏舞

 

鱒沢では多くの女性が神楽に参加している

 

岩戸開き

 

私は、この時点で、全身ずぶ濡れ

 

来年も観られるという保証はないので・・・

 

〆は権現舞

 

中にどうぞとお誘いを受けたが、お花も出していないのに・・・遠慮を (笑)

良いものを観させて頂き、感謝です!

 

翌日の昨日は、例祭だが、葬儀出席につき適わず

 

さて、今週17日は大出早池峯神社の宵宮

翌18日は例大祭

 

 

 

 

 


ホタル

2013-07-11 00:43:41 | 地域

先程、寝る前に一服と思い、濡れ縁に出ると、一匹のホタル

 

バイパスからさほど離れていない我が家だが、こんな光景が目にできるとは・・・

 

日本のいたる処、自然がいっぱいだが、こんな場所でホタルにお目にかかれるとは・・・

 

何とも風流な遠野

 

ちなみに、写真は無し (笑)