「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

予定は決定ではない旅 其の壱

2013-07-01 21:35:12 | 地域

土日は、8年ぶりに所属する某職能団体の研修旅行だった。

企業に属している訳でもない私の場合、どこかへ旅行するという機会はほとんど無く、ありがたい

 

集合時間は朝6時50分

ほとんどの参加者が集合したのに来ていない人 約一名

御一行様のバスは、お迎えに進行方向とは違う方向へ 笑

 

後で思えば、ここから想定外の旅の始まり

 

遅刻のご挨拶を頂き、静かに乾杯!

 

一路、最初の訪問地へと向かう

 

車内研修は、伊勢神宮式年遷宮の工事に関するビデオ

 

年配者の多い旅はトイレ休憩が、やたらと多く、目的地に到着したのは9:40

 

一関市の西側、祭畤(まつるべ)

 

五年前の6月に発生した岩手・宮城内陸地震の被害の大きかった地域

 

宮城県栗原市付近ではM7.2、震度6強となったが、この地域の震度発表はないようだ

 

相当大きな岩盤が、割れてずれている

 

写真の一番奥の白いものが建設中の砂防ダム

その時の地震で折れた橋(黄色)

手前のアーチ型の物が初代の橋

黄色い橋は、全長115mの鉄骨橋だったが、地震で地盤が11mずれたことにより倒壊

ここは地震被害を後世に残すため現状保存している場所でもある

たった五年しか経っていないのに、同じ岩手県にいながら私の中でも風化が進んでいる。

現地で、その時のままの様子を見ることで、当時のことをまた思い出す。

先の2011.3.11の記憶も、そう遠くない日に、ここと同じように記憶の風化が進むのだろう

沿岸部では、震災の被害状況がわかる建物の保存と解体について様々な議論の末、

その多くが解体されると聞く

 

岩手を後にした一行は、県境を越え宮城へ

車中にて話に興じていた人たちからは、ここは何県だ?と

R4からR47へ道は変わり、大崎市にてトイレ休憩

 

さらに鳴子温泉峡を通過し、

 

山形県最上町 封人の家

 

伊達と新庄の藩境を守る庄屋の家で、芭蕉と曾良が宿泊した家でもあるようだ

遠野の茅葺屋根と異なるのは屋根の頂部である棟の木製屋根

遠野の場合、箱棟といって四角い枠の内部に土を被せたものが多い

 

またまたトイレ休憩

(年寄りには困ったもんだ!笑)

 

近くには吊り橋 この先はアニマルセラピーパークという公園

長旅での子供連れには、良い休憩場所のようだ

 

さらに道は進み

 

このルートの定番 白糸の滝にて昼食

(写真で確認するまで、何を食べたか一部しか記憶になかった 笑)

 

日本の滝百選にも選ばれているようで、

最上川の舟下りの御一行様が都合よく通過

 

こうして次なる目的地へと続く

(1時間近くの予定オーバーをここで30分遅れに短縮)