今回は隣り町住田町世田米の天照御祖神社式年大祭からです。
三年に一度開催されるお祭りで、前回は雨模様の為、行くのを断念し、6年ぶりの出撃。
唐丹町を含む気仙地域では、三年祭、四年祭、五年祭と数年おきに大祭を営む例が多いようです。
9時半近く、世田米のメインストリートには紅白の幕が飾られ、参加する団体ごとの事務所が準備されていました。
前回お邪魔した記憶をたどりながら、天照御祖神社の階段下まで行くと、上から神事の太鼓の音。
側にいた方々の話では、もうすぐ神事も終わるということで、体力温存です。笑
通りに面した入口両脇には今年新調した幟。
12時からの行列開始までにスタート地点付近に山車を移動させます。
このように人が乗る山車は東峰組、中沢組、上組、下組の四団体。
いずれも私が遠野まつりで参加している某南部ばやしのそれより立派です。笑
山車の前には手踊りが附き、行列開始前に通りをひと踊り。これは東峰(あずまね)組。
この踊り等の準備は数か月前から始まるとのことで、好きな人には何を置いてもという具合でしょうが、
そうでない人には苦痛な数か月なんでしょうね~!笑
柿内沢鹿踊の宮誉めです。
寛政元年(1789)に伝授された芸能ですが、
住田町教育委員会編「気仙郡住田の歴史と文化」には、この鹿踊について、ふれられていないようです。
遠野では太神楽に入りそうなこれは気仙地方では権現様と呼ばれ、写真は秋葉山大権現様。
幕を見ると山王・山、八幡、熊野、薬師の各神社名が記された団体があるようです。
整列前に門打ちをしていました。
さあ、そろそろ行列の集合場所へ行きましょうか。
子供の手を引くのはお母さん鹿。
12時、式年大祭の行列スタート
先払い役を先頭に、リヤカーに乗った猿田彦、面を被って歩くのが大変になったのかもしれません。笑
稚児行列、親もおめかし
槍持ちに続き、山谷曲録
6年前には馬がいて、神社前で歌を唄っていました。
曲録とは神馬と附属する人も含めたものを云うようで、これもまた大船渡の大祭に似た形式のようです。
段々と馬の手配が難しくなってきているのでしょう。少し寂しい気がします。
下在大名行列
した~に~したに!という掛け声ではありません。
その後、八幡神社、立石神社、八坂神社の御神輿が続き、町の名士、消防団、献幣使の後ろには、
天照御祖神社の御神輿、神主さんという順番となり、それから、やっと芸能団体です。
2時間近くかけて祭列の最後、
今回はここまでです。
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