「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

遠野物語発刊100年祭しし踊り 其の参

2010-06-17 17:24:18 | 郷土芸能

午前の部終盤

太鼓・笛の音に負けずにマイクから聞こえる声

杖をついた方が演目の説明をする

 

東禅寺しし踊りの「女じし狂い」

説明者はこの保存会の重鎮

(この方の床の間には、しし踊りの道具一式が飾られている)

純粋な遠野言葉での説明が、観客を和ませる

 

そして、

 

前半最後のクライマックス

 

ステージを中心に全ての参加団体が集まる

 

しし踊り大演舞

 

遠野のしし踊り団体が一緒に舞う姿を初めて観る

 

笛の音程も踊りのリズムも若干違うのだが、なぜか、一致しているように感じる

 

かつては、踊りもこなした腕に覚えのある大夫達がその中心に集まる

 

何なんだろう・・・・これはっ!

遠野盆地全体に響き渡るような音が鳴り響き、そして、止む

顔見知りと交わす笑顔が、参加した方々の素直な気持ちなのだろう

 

終わった後、感動で顔がゆがむ青年

(一生涯この日のことは忘れないだろう)

 

すばらしかった!

 

大演舞が、演目の最初につく「ぶっきり」だったかどうか、記憶にないほど、興奮した瞬間

 

午後の部はこれから・・・・