「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

遠野物語発刊100年祭しし踊り 其の弐

2010-06-16 21:28:55 | 郷土芸能

板沢しし踊りが登場すると

何が始まるのかと見つめるしし踊り他団体の方々

 

今までみたこともない演目

 

卓の上には酒徳利

 

会場から二人の女性が招かれ、ししと共に酒が振舞まわれる

 

そして、それぞれが、「ぐいっ!」と

 

さらに、100年祭記念バージョンとして、ジンギスカンのおまけつき

 

宴もたけなわとなり、人とししが一緒に踊る

 

これが、浪合(しし酒盛)という演目

板沢しし踊りでは50年ぶりに復活したものだという

 

聞きなれない演目なのだが、「遠野物語」119話にある、しし踊りの歌詞には、確かに浪合がある

訛ったものをそのまま書き記しているためか、意味が理解できない部分もあるが、今回は観客を楽しませるのに充分な内容構成でもあり大盛り上がりとなる

拍手!拍手!

 

ざわめきが納まりつつある中、ゆったりとしたテンポの柏崎しし踊りの登場

 

(常々、気になっているのだが、どなたか半纏を寄附してあげては・・・・)

 

雲上へ先立った同級生が演じていたことを思い出しながら・・・・

演目は、柱がかり

 

続いての登場は長野獅子踊り

 

戸数の少ない地域ながら、人数を揃えての参加

演目は柏崎と同じく、柱がかり

 

遠野まつり夜の部での本部席前で大観衆注目の中、踊っていた「ししやふくべ振り」が若手にかわり、今後楽しみな団体

 

同じ演目でもテンポや笛の調子も異なり、団体の違いでこんなに変わるものかと、改めて実感

 

まだ、つづく