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令和五年(2024年)の晦(つごもり)を迎えました。今年の年末は温かい日和です。大阪湾岸の辺りは冬霞がかかっているほどです。
さて、今年一年、皆さまはどんな年でしたでしょうか?「えっ!あなたはどうでしたか?」って。
私は大きな後悔もなく、どちらかと言うと小さな喜びを重ねることができました。老活ではないですが整理したいことはある程度整理できました。治さねばならないことは家や車や体も含めて修理しました。オファーがあった仕事は誠意をもって取り組みました。まあこれは他人が評価することなので成果は解りませんが、次のオファーに繋がれば良かったと思うことにしています。
人生、喜びもあれば悲しみもある。楽しいこともあればしんどいこともある。それはどの人間でも同じです。そしてそれを平均して良かった、悪かったなどと思うことは全くナンセンス。かつて寺山修司は競馬で儲かってますかと問われてこう答えたそうです。「勝つこともあれば負けることもあるそれが競馬であり人生だ。それを平均して一体どんな意味があるんだ?」まあ若干の強がりはあるとはいえ正鵠を射た発言です。私はこの言が大好きです。(私は寺山修司の競馬予想というかエッセイの大ファンでした)
穏やかな晦を過ごせることを諾いたいと思います。あまり無理をせず、自分の出来る範囲で、それでも常に何か新しいことにも挑戦することを忘れず。
穏やかに晴れて迎ふる年の暮
(写真)宮津にて