獺祭(だっさい)はこのところ入手困難な酒らしい。
獺祭とは、獺の祭(おそのまつり)。
俳句では二月の季題だ。
獺(かわうそ)はこの時季、採った獲物を
すぐには食べないで岸に並べておくという。
これを獺魚を祭るといい、獺祭という。
実際そんな光景は見たこともないし
日本獺が絶滅した今、もう日本の山河では
幻の光景になってしまったのだろう。どこかで
まだ日本獺が生息しているという情報もあるが。
転じて、机の上などが散らかった状態のことを
獺祭とも言うとある。
確かに飲みやすい清冽な酒である。
女性好みの酒だろうか。
■旭酒造株式会社
岩国市周東町獺越2167-4
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 遠心分離
“無加圧状態で、もろみから酒を分離するため、
純米大吟醸もろみの本来持つ香りやふくらみ等の
美点が崩れることなく表現されています。”