陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

冬の朝焼

2020年11月30日 | slow life

日の出がすっかり遅くなった。
私の起床時間は平日は午前五時だ。
まだ暗い。冬至までは日が短い。
神戸の日の出時刻は午前6時48分。
起き出してから、約1時間50分後に
ようやく空が白んでくる。

夕焼けと朝焼け。
どちらが好きかと問えば、たぶん
大方は夕焼と答えるだろう。しかし
私は朝焼けの方が素敵だなと思う。

何故か?
それは朝焼けの方が、圧倒的に
見ている人が少ないからなのである。
大方の人は眠っているだろう。そんな中で
この朝焼けを共有している人が少なからずいる。
そこになんか共感の連帯感を感じて、一層
美しく見えてしまうのだろうと思う。

冬夕焼も美しいが冬朝焼も美しいぞなもし。
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ジャパンカップ

2020年11月29日 | slow life

原稿を脱稿しての一息。
久しぶりに競馬を楽しむことに。
GⅠのジャパンカップだ。
楽しむと言ってもテレビ観戦。
馬券はネット投票で買った。

昔はジャパンカップと言えば
アメリカ、イギリスやフランス
ドイツから様々な馬がやって来た。
そして勝った。日本馬はあまり
強いとは言えなかった。しかしJRAも
外国に門戸を開いていった。
その頃はその政策に賛否両輪あったが
今はもう当たり前となっている。
ところが今は日本馬が強いので
あまり外国から参戦しないようだ。

今年は三冠馬が三頭出走した。
そして結果はその三頭で決まった。
強い馬が勝つ。順当な結果である。

若かりし頃は週末になると朝から
競馬場に入り浸ったこともあったが
今は、こうしてたまに競馬を楽しむ。
それも亦楽しからずや。

※写真は競馬とは関係ありません。
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わたしの酒呑録 五橋純米生酒

2020年11月28日 | eau de vie

五橋というのは錦帯橋のことである。
すなわち五橋は山口は岩国の酒です。
岩国の酒といえば、今や獺祭が有名であるが
この五橋も負けず劣らずいい酒である。
いやむしろ、私はこちらの方がいい酒だと
思っている。

いつもの酒屋へ酒を買いに行って
この五橋純米生酒を薦められた。
広島時代には愛飲にしていた銘柄なので
勿論買った。さすがに千円札3枚も出す酒は
千円札一枚の酒とは明らかに違うのである。
それはワインも同じである。

錦川の伏流軟水で仕込まれた酒。
渓流錦川は懐かしい。毎年6月になると
蛍狩のイベントに出掛けたものである。
またいつか錦川鉄道に乗って乱舞する蛍を
見に行きたいものである。

■五橋 純米生酒
山口県産米全量で醸す純米生酒です。
甘やかさを残すことで口当たりの良さあり。
適度な酸味で後口がキリっと締まる。
軟水仕込み特有のソフトな酒質。(蔵人より)

山口県岩国市中津町1-1-31
酒井酒造株式会社




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うまいもの選 宮崎牛

2020年11月27日 | slow gourmet

肩ロースのすき焼き用宮崎牛が来ました。
トレーサビリティ(個体識別番号)も
ちゃんと明示されている。
ミヤチクさんから届きました。いと嬉し。

早速、すき焼きにしてその日の内に食す。
柔らかくて見た目の脂肪ほど脂っこくない。
まっこと上品な味わいでございました。

ごちそうさま。星二つ…。

■宮崎牛肩ローススライス500g
宮崎県産宮崎牛(4等級もしくは5等級)


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十一月の読書 深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと

2020年11月26日 | slow culture

随分長ったらしいタイトルとその言葉に
惹かれて読んでしまった一冊。

大阪在住のフリーライター スズキナオ氏の
初の単行本とあった。

路線バスで行くというテレビ番組の
深夜高速バス編かなと思って読んだのだが
実はそのタイトルは第一章の最初だけで
内容は食を主体とした様々な試みの一書であった。
この辺はwebライターらしい巧みかもしれない。

それでも気楽に読めて結構面白かった。
例えば神戸新開地の昼スナックの話とか
神戸市東灘区のモダン焼専門店の
「えっちゃん」の大将が一人で七兵衛山の
ベンチとか整備したすごい話とか
三重県鳥羽市の離島にある「ロンク食堂」や
岡山の「四つ手網」の海小屋の話などは
一度行ってみたいと思ってしまった。

作者は色んな暇な試みをしていて
それがくだらないけど面白い。
本当の割り勘を算出する企画は得に。
四五人で居酒屋に行って、清算のとき
夫々の呑んだ分や食べた分を正確に
按分するという企画。これは思わず
ふうんとうなづいてしまった。

作者は主にネットで執筆しているライターだ。
こういう軽いタッチの文章がどんどん
消費されているのもネットならではなのだろうか?
そういう意味ではアナログの単行本になって
つくづく良かったと思うのである。
文章がジャンクフードのように
消費されるのは何だか悲しいものである。

■深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと
スズキナオ 
スタンド・ブックス 2019年11月初版
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人工島からの神戸

2020年11月25日 | slow life

仕事でポートライナーに乘り
市民広場駅で降りたときには
帰路はいつも中埠頭経由に乘る。

神戸空港から三宮へ行く電車に乗るのが
普通なのだが、この電車は混んでいる。
その点、中埠頭廻りの電車は空いているし
もうひとつこの電車を選択する大きな理由は
北埠頭から中公園へ至るときに、海から眺める
神戸市街と山々の景色が私は好きなのだ。
人工島から眺める神戸。昔は船からしか
眺めることができなかった景である。

それにしても、ポートタワーも
神戸貿易センタービルも、随分と
低くなってしまったなあ。
老兵はただ老いゆくのみなのか。
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紅葉且つ散る。けれど…

2020年11月23日 | slow life

11月の三連休はいつも紅葉の見頃と重なる。
go toキャンペーンで京都もすごい人出とか。

今年はやはり自粛して遠出などはせず
近所の桜紅葉を愛でたのみとなった。
やはり高齢者を抱える身ではどうしても
新型コロナウィルスに感染する訳には
いかない。この所の感染者数の増加で
人数の多い句会にも行けなくなりそうだ。
忘年会ももちろん自粛。そして新年会も。

つまりこのままどこにも行かずに年末と
正月を迎えることになると思う。
辛抱が肝心ということなのだろうね。
美しい紅葉はテレビで我慢しよう。
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食いしん忘備録 江戸の焼きそば

2020年11月22日 | slow gourmet

焼きそばと言えば、日本人なら
誰でも好きな庶民の食べ物だろう。
家庭でもよく作るし、縁日やイベントなどでは
定番の食べ物。B級グルメの代表だ。

家で焼きそばをするときは何気なく
スーパーの棚から選ぶのであるが
最近気に入っているのがこの銘柄。
「昔ながらの江戸の味 深むし 焼きそば」
という商品。これが今までのスーパーの棚に
並んでいるものと違って、水っぽくなく
腰もあってとても食感がいいのである。
今では我が家のお気に入りの定番である。

「少し甘めのソース…お祭り屋台のなつかしい味」
正に。いい仕事してます。ただ、この商品
神戸の旧そごう、阪急でしか売ってない。
近くのスーパーでもあればいいのだが。

■比留間製麺有限会社
東京都武蔵村山市残堀1-114-3
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銀杏黄葉且つ取る

2020年11月21日 | nonoka

御堂筋の銀杏黄葉(もみじ)が散り始めた。
この時期の御堂筋、日中は黄葉散る景
夜はブルーイルミネーションの幻想的な
ライトアップの景が楽しめる。

銀杏黄葉はくるくると舞いながら
ほぼ一気に落ちてゆく。まるで
何のためらいもないように。

オフィス街ではこの景を見ると
いよいよ水都にも冬が来るのだと
実感するのである。

散り初めし銀杏黄葉を濡らす雨
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私の酒呑録 来楽

2020年11月20日 | eau de vie

明石は魚住のとある会社を訪問した帰路。
明石の地酒とある幹線沿いの看板が
前々から気になっていた。この日は
時間があったのでその矢印に従って
訪ねてみることに。杉玉を見て酒蔵に入る。

結構元気そうな会社を思わせる造りである。
戸を開けて中に入る。若社長だろうか?
二人で打ち合わせをしていた。

並べてあるお酒をつらつらと眺めて
本醸造らしい小瓶を選んだ。

昔、一目を置く上司と飲みに行ったとき
その上司が言った言葉が今も記憶にある。
「初めての店に来たら、単なる酒を頼め。
その日本酒がその店を図る目安になる。」

酒蔵で言えば単なる酒は本醸造酒だ。
普通酒でもいいと思う。
それが旨ければいい酒蔵なのだ。

さて、この地酒や如何に。一口ふふむ。
いやあ!何とも私好みの酒はないか!
明石の地酒って、なんぼのもん?
と正直、ちょっとは思っていた私。
恐れ入りやの鬼子母神。この酒で
明石の昼網を肴にしたいぞなもし。

仕込みは一人の職人が行っていると言う。
正に手作り。地酒の本領である。
ちなみにこの銘柄"来楽"という漢字
左右対称で縁起が良いとされ、また
表裏も同じ形に見えるということで
表裏がないという意があるのだそうだ。
いやはや何とも奥が深いようでござる。

■茨木酒造
明石市魚住町西岡1377
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