陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

春色爛漫 椿

2015年03月29日 | slow culture

椿は三月の季題。この花も
古来より日本人に詠まれてきた花だ。
散る時も花びらが散るのではなく
花そのものがぽとりと落ちる。
落椿は何とも言えぬ風情である。


落椿なほ情熱を失はず
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春色爛漫 山茱萸

2015年03月28日 | slow culture

ウォーキング中の公園。いつもの場所で
山茱萸(サンシュユ)が咲いていた。
ミモザといい、山茱萸といい、そして
菜の花といい、春の魁けには黄が似合う。
この花も日本人好みの花です。

山茱萸の黄はさきがけの彩なりし
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ワインバルの女子会

2015年03月23日 | slow life

会社の娘(こ)と元会社の娘が集う女子会に
おのこひとり参加させてもらう。
三人で数種類のワイン1時間飲み放題に挑戦。
テンプラニーニョやピノノワールなど
まあまあのワインが楽しめた。やはり
女子会ならではの最後のデザートがこれ。
楽しい女子会デビューとなりました。

ワイン酌む女子会という春の宵
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不思議な絵

2015年03月19日 | slow culture


「これはいったいどういう風景なの?」
皆がよく知っているけれど、なんか奇妙。
不道徳、不謹慎でいてぞくぞくする。
マネの「草上の昼食」。
想像力を掻き立てられる絵はいい絵です。

大塚国際美術館にて
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鳴門の春

2015年03月18日 | slow life

春めく日和とはいえ波尖る鳴門海峡。
帆船型の遊覧船に鷗が舞う。
船がうず潮の間近まで迫る。
渦巻く潮を眺めていると吸い込まれそうだ。

春潮の色を深めてゆく鳴門
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宙を恋ふいぬふぐり

2015年03月17日 | slow culture

いぬふぐりは小さい。
名前に似合わず小さい。
しかしその色は深い。
深い深い宙(そら)の色だ。

どうしてそんな色なのか?
この花を見ていると、ついつい
そう考えてしまう。
そして、はたと思いつく。
そうだ。いぬふぐりは宙に憧れている!
そうなのだ。だから
コバルトブルーのあんな色を灯して
大きな大きな宙になりたいと
大空を恋うているのだ。

その彩は宙を恋ふ色いぬふぐり
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いかなごの糶

2015年03月16日 | slow life

明石漁港の昼網の糶(せり)はいつ観ても面白い。
ここの糶の特徴は魚が生きたまま糶にかけられる
と言うことなのだそうだ。これは珍しいのだとか。
漁港と消費地が近いという特性が明石ならではなのだ。
全国でも進んでいる糶場なのだそうだ。

3月はやはり何といってもいかなごだ。
今頃はもうだいぶいかなごも大きくなっているだろう。
こうして朝獲れたいかなごがどんどん糶にかけられる。
魚の棚では多くの主婦たちがいかなごを買い求める。
それぞれ自家製の味付けでこの旬を楽しむのだ。
明石の春を告げる魚のひとつがいかなごである。

水掬ふごとくいかなご量らるる
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六甲の花ミモザ

2015年03月15日 | slow culture

神戸・六甲界隈のミモザがどんどん
枯れてなくなってしまい何となく寂しい。
今頃は風に揺れる黄色い房が春の訪れを
告げてくれていたのに。この界隈で
楽しみにしていたミモザが3本あった。
一つは民家の庭先に、そして後の2本は
マンションの植え込みに。とりわけ1本はその名も
「ミモザ六甲」というマンションのエントランスに
植えられていた。なかなか洒落たオーナーだなと思っていた。

ミモザの木は、育てるのはかなか難しい木みたいだ。
また新しいミモザをこの界隈で探してみよう。


花ミモザ風に囁き初めし揺れ
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京の春時雨

2015年03月14日 | slow life

春の時雨は明るい。
この日は降りみ降らずみの雨。
京の時雨。ここはとある喫茶店。
ひとり静かに過ごす時間。

絵硝子が懐かしい。
大学近くのこの喫茶店は
私の70年代の青春の俤(おもかげ)を、
今も残してくれている。


絵硝子のマリアを濡らす春時雨
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海光に浮かぶ船

2015年03月12日 | slow life

須磨の海が光る。その沖には
ひねもす海苔船が行きつ戻りつ
網を掬い上げて海苔を採っていた。
海苔網を沈めている処だけ波はない。

海苔網を沈めしところ波静か
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