陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

春の彩り 黄水仙

2014年03月31日 | slow culture

「おい、向こうから人が来るぞ。」
「なんだ、なんだ!」
「俺たちを撮ろうってのかい?」
「わぁ~、どんどん近づいてきた!」
「あっ撮りやがった。俺たちを。」
「そんなに珍しいのかしらねえ~。」
「でも私、撮られるの大好きっ!」

小学校の植え込みの黄水仙たち。
さながら黄水仙一家。なんか
ずっと会話しているように見えます。

おしやべりは日がな一日黄水仙
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春の彩り ミモザ

2014年03月30日 | slow culture

春を彩る花の中でも
ミモザは一番好きな花。
風に揺れるミモザが好きだ。
今年もいつものメゾンに咲きました。

風に狎れ風に言問ふ花ミモザ
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春の彩り 連翹と山茱萸

2014年03月29日 | slow culture

大阪・梅田のハービス大阪
その地下エントランスの植込みは
まるで春の花園、百花繚乱。
数組の女性たちが写真を撮っていた。
低木は何の花か。黄色い花は
連翹(レンギョウ)に山茱萸(サンシュユ)。
山茱萸は好きな花。白は何かな?
桃色はおそらく桃か、いや梅かな?
まるで桃源郷に誘われているような心地。

魁の色とはなりぬ山茱萸黄
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春の彩り 桜草

2014年03月28日 | slow culture

とある海峡の青空市場。
臨時花舗に春の花がたくさん並ぶ。
その中に数鉢の桜草がこちらを見ていた。
桜草は、花の形や色が桜に似ているところから
そう名づけられたという。開花も桜の花どきと
同じである。江戸が愛した花で
江戸時代には園芸で親しまれてきた花とか。
好きな花のひとつなので、思わず
ひと鉢買ってしまったのだった。

桜草に明るき部屋のひと処

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明石の春を詠む 一夜干

2014年03月27日 | slow life

一夜干の魚。酒の肴にしても
ご飯のおかずでも美味い。

さてさてどれにしようかな?
干し魚では、私はのどぐろと
かれいが一番好きかな。

春風や市場に並ぶ干し魚

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明石の春を詠む 明石だこ

2014年03月25日 | slow life

明石のたこは海峡の潮にもまれて
身が締まって美味いのだという。
市場に干されていた蛸。干からびて
まるで火星人のような姿の干しだこ。
驚くほど値段が高いのでびっくり。
明石の蛸は、蛸刺しでもたこ焼きでも旨い。

海峡に育ち干されて蛸旨し
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もも色映画館

2014年03月20日 | cocoro

とある海峡の街の商店通り。
映画館があった。懐かしいタイトル文字が並ぶ。
昔はこういう映画館がどこの町にもあった。
高校生の頃、禁を犯して映画館に入った。
三本立てのロマン○○○を見て、その夜は
興奮のあまり頭がボーっとした思い出。
そんな桃色の青春時代を思い起こした。
今はネットに時代だから、こういう映画館も
いずれは淘汰されてゆくのだろう。
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明石の春を詠む 若布刈

2014年03月18日 | slow life

明石の堤防で天然の若布を取る人。
岸壁から20メートルはあろうかという
長い棹をくるくる回して、棒の先に
若布を上手に巻きつけては引き上げていた。
天然の若布である。引き上げた若布を
手際よくナイフで葉を落としていた。
茎若布にしているのだ。

若布採る巧に竿を操りて
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結婚記念日を祝ぐ

2014年03月16日 | slow life

結婚記念日を忘れてはいけない。
梅田のデパ地下でケーキを買う。
「どれにしようかな?」
あれこれ陳列を見て回ったが、結局
彼女の好きな御影高杉のケーキを買う。
3と1の蝋燭を付けて。

永年、夫婦しているとそれは色々あろう。
それもこれも含めて記念日なのだ。
まずは一緒に居れたことを祝い、そして
これからも一緒に居られることを願う。
そこから先は運命だ。

春一番吹いて絆の深まりぬ
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明石の春を詠む 魚の棚

2014年03月15日 | slow life

明石の魚の棚市場は鮊子(いかなご)一色。
大漁旗がアーケードの天井に犇く。
鮊子のくぎ煮、飯だこに若布、そして桜鯛。
とれとれの海の幸が一杯並ぶ。
歩くだけでも楽しい市場だ。

魚の棚をそぞろ歩けば春の風
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