陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

一月尽 心は水仙郷へ

2013年01月28日 | slow life

淡路島・灘黒岩水仙郷。
今頃はきっとこのように咲き揃い
甘く懐かしい香を潮風に靡かせているだろう。

私の好きな場所である。
色々な名所の花野に行ったがここは一番。
何故かものすごく癒されるのだ。
淡路島でも屈指のスポットだと思う。

今年は行けてない。
インフルエンザに罹患してしまった。
熱は下がったが、籠居の日々である。
だが心は一足飛びに水仙卿を漂っている。

潮騒とマリンブルーと野水仙

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今津燈台吟行

2013年01月21日 | slow culture

久しぶり吟行に参加する。
今津灯台と聞いてどうしても行きたくなった。
私は灯台好きである。定年退職したあかつきには
全国の著名な灯台を訪ねてみたいと思っている。

今津灯台は現役最古の木造灯台。
江戸後期の文化7年(1810)今津の酒造家
長部家五代目長兵衛によって創設され、
昭和59(1984)年には創建当時そのままの姿に
復元されました。今でも現役でその役目を
立派に果たしています。市指定重要文化財です。
(西宮観光協会HPより)

当時は今津港に出入りする樽廻船や漁船の安全を
見守っていたのだろう。今津港から遠く紀伊も
一望できたと言う。今は高速道路が立ちはだかり
僅かに残る砂浜に当時の面影を偲ぶばかりだ。
鞆の浦のような風情がないのが少し寂しい。

吟行では灯台が詠めず。代わりに
濛々とあがる酒造会社の湯気に寒造の句を。
そして民家の庭先に咲いていた臘梅や
辛夷の芽に自身の春待つ心を詠んだ。
寒の入りでも春はすでにもう隣にいる。

しろがねの毛並揃へて辛夷の芽
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2013阪神忌 18年の祈り

2013年01月17日 | slow life

2013年1月17日。
阪神・淡路大震災からまる18年。
今年も早朝に東遊園地へゆく。
記帳を済ませ一輪の白菊を受け取り
鎮魂の泉に浮かべそして祈る。
東日本大震災の復興は思うように進んでいない。
神戸も復興を成し遂げたと言えるのだろうか。
復興住宅がなくなると言う。
高齢の被災者にとっては厳しい現実だ。
都市としては復興の区切りはあっても
個々の生活となるとどうだろうか。
いろいろなことをまた改めて思う。
そして語り継がなくてはならない。

俳句の先生から、もっと阪神忌を詠もうとあった。
阪神忌とは阪神大震災忌である。まだ正式に
季題(季語)としては認められていない。
多くの俳人が詠み、多くの佳句が誕生すれば
やがて季題として認められるかもしれない。
そういう運動をしようということである。
阪神大震災を毎年忘れずに歴史に残してゆく運動を
俳人の立場からそれを使命としようというのだ。
ちなみに震災忌という季題はある。
しかしそれは関東大震災のことだ。

記帳して献花受く朝阪神忌

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街の面白看板 写真館

2013年01月15日 | slow culture

久しぶりに撮りたいサインを見つける。
福井市のとある写真館。
こういうレトロなサインはいいなあ。

「ハイ、撮りますよ。笑ってえ~。」

きっと家族のいろんな思い出が
アルバムとなっているでことでしょう。
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幸せ昼ごはん 北陸の味

2013年01月13日 | slow gourmet

福井県に出張。福井も豪雪地帯である。
湖北からの風景は雪景色に変わる。
雪しまく北陸路は郷愁をそそるが
実際は寒いのが実感。
さて、出張の楽しみといえば飯と酒。

福井駅前のアーケード通りを歩いていたら
緑の提灯をぶらさげた店が目に付いた。
緑の提灯は言わずと知れた地産地消の目印。
どうやらお昼もやっている。
表からは中が全く伺い知れぬが入ってみた。
昔風の昭和の居酒屋風の造り。
長いカウンターとその背にはテーブル席。
決して愛想は良さそうには見えない大将。
厨房には奥さんらしき人が。

定食を頼む。それがこの写真。なんと
ご当地越前蕎麦も付いてるではないか。
それに煮付けの魚。これがぷるぷる。
まこと味が沁みていて旨か。
骨までしゃぶりたいほどと言えば大げさか。
勘定を払うときに大将に尋ねたら
タラだった。そして大将はぼそっとこう給もうた。

「ほんとはご飯より酒に合うかな。」

この一言で私の表情は変わり、それを見た大将。
二人の間に天使のいるような空気が。
うん。この間合い。よか雰囲気。一見
ぶっきらぼうな感じだがこの店は良い。
機会があったら夜に又訪ねてみたい店である。

■味処 庄屋
福井県福井市中央1-12-3
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2013 初戎

2013年01月10日 | slow life

2013年1月10日、京都ゑびす神社へ。
十日戎だ。
大和大路通四条を下れば露店が続く。
拝殿へ続く列に並び、押し出されながら前へ。
今年は年初から、株高に円安が続き
なんとなく明るい兆しがどことなく漂う。
商売繁盛。業績の上向きを戎っさんに願う。

初戎サラリーマンもちらほらと
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2013年初句会

2013年01月05日 | slow life

初句会がありました。
年始早々24名の参加者で大盛会。
兼題は「年酒」と「初刷」。
今日は先生からのお年玉よろしく
沢山の句が選に入りました。
今年も佳い句を授かりますように。

迷ひなきホ句の道決め年酒酌む
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凧揚がる

2013年01月04日 | slow life

散歩をしていたら空の上に凧が見えた。
近づいてゆくと学校の校庭からだった。
こんな市街地の校庭に開けた小さな初空に
気持ちよさそうに二機泳いでいた。
子供たちがお母さんに見守られながら
懸命に糸を操っている。
凧というよりカイトと言った方がいいかな。
私たちの時代はやっこ凧だった。
新聞紙を細く切って足を長くつけたものだ。
時代は変わってもやはり凧は正月の風景だね。

初御空視線吸い込む碧さかな
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2013 今年の初詣

2013年01月03日 | slow life

今年の年末年始は家居で過ごす。
取り立てて出かける用事もないし
取り立てて買いたいものもない。
楽しみでもないが、1時間の散歩が日課。
散歩していたら開けている店が意外に多い。
それだけ不景気なのだろう。
コースの途中、阪急六甲の八幡神社へ初詣。
少し日脚が伸びてきたとはいえ暮れ時はもう暗い。
私が子供の頃はもっと屋台があったように思う。
今は最後の磴の近くに少しあるだけ。
鈴を鳴らして、お賽銭を投げ込み二礼二拍手一礼。
平凡でありきたりなことだけを願う。
これが一番で一番難しいのだと知りつつ…。

初詣少し祈りの長きこと
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恭賀新年2013

2013年01月01日 | tete a tete

明けましておめでとうございます。

昨年はこのマイナーな私のブログを
折に触れ訪れてくださいまして
誠にありがとうございました。
今年も変わらぬご愛顧を
どうぞよろしくお願いいたします。

私は
デジカメよりも銀塩写真が好きです。
電子新聞よりも活字の匂いが好きです。
松任谷由実よりも荒井由実が好きです。
フェイスブックなんて何故するのか
よくわかっていない人間です。
今でも紙の日記をつけています。

そんな時代遅れの私ですが
今年も変わらぬブログを
生きている限り続けて参ります。
年齢のせいか頻繁にとはいきませんが…。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

山口県柳井市白壁の町にて(写真)
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