いつものように週末。
福屋駅前のデパ地下。
酒売り場にて。
珍しいパッケージの雨後の月があった。
2010 FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA TM
というクレジットにゴリラが
サッカーボールを弄んでいる絵。
これは、10/16に世界で同時発売された
2010FIFAワールドカップ
南アフリカ大会公認の日本の酒シリーズ
として発売された純米雨後の月である。
日本酒は全部で13銘柄発売されたとか。
後、焼酎が2銘柄にリキュールが2銘柄で
日本では全部で計17銘柄が発売とある。
雨後の月は、広島は仁方の酒である。
ちなみに命名の雨後の月とは、けだし
雨の後の澄み切った空気の中で見える月
ということから、その清冽な意味合いを
酒造りのコンセプトに込めたものだ
と思っていたが
いろいろネットで調べてみると。
徳富蘆花の「自然と人生」(岩波文庫)に
収められている短編のひとつが
“雨後の月”という小品であるらしい。
その意味はどうやら
作品の主人公の人生にちなんで
人生は雨ばかりではないという
教訓を込めた言葉として使われているらしい。
一度この作品を秋の夜長に読んでおこう。
さて、この“雨後の月”…。私は
広島の酒の中でも、もっとも都会的で
洗練されたテイストの銘柄だと思う。
蔵元が言うように、ほんに
上品で清らかな味わいである。
エレガントといった言葉も似合う。
きっと、世の女性なら
誰しもお気に召す銘柄だろうと感ずる。
連れ合いも、それは、それは
大そうなお気に入りようでございました。
このお酒。さすがグローバル仕立て。
まるでスクリュー栓のワインを開けるよう。
日本酒は世界に通じる酒だ。
japanブランド応援の意味も込めて
これは推奨。星よっつ…。
■FIFA公認 純米 雨後の月
750ml 1500円
相原酒造 広島県呉市仁方本町
※大吟醸と同様に手造りに徹して醸される
「雨後の月」は、上槽後すぐに冷蔵貯蔵し
ゆっくりと熟成させることで生まれる
上品で清らかな味わいが特徴です。
透明感のあるすっきりとしたのみ口と香り…
(ラベルより)