陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

神戸市役所二十四階フロアより

2020年05月31日 | slow life

緊急事態宣言が明けてより神戸市役所へ。
仕事を済ませてから二十四階の展望フロアへ。
ときどきここに上がるのが好きである。

まだ自粛の折なので誰も居なかった。
とても静か。まるでたつたひとりで
神戸の景色を独占している感じであった。
ここから街並や山そして港の景を眺めていると
神戸って本当に細長い街だなあと思う。そして
それ故、出水や地震となれば、ひとたまりも
なかったなとつくづく思う。神戸は美しい。

神戸という街は住んでいる人の満足度の高い街だ。
しかし大阪や京都のようにインバウンドで稼ぐ
そんな街ではない。ここが街の経済としては
とても辛いところ。でも住んでいることに
愛着と誇りを持てる街が一番いいと思う。
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薄暑の街へ

2020年05月30日 | slow life

五月晴の一と日。五月晴とは
本来は梅雨の晴れ間とのことであるが
昨今は五月の気持ち良い晴天という意味で
使われている。時代と共に言葉の意味も
変遷するのは仕方ないことだと思う。

朝晩はそうでもないが気温もぐんぐん上昇
薄暑となったこの日、久しぶりに神戸大丸へ。
こうして百貨店に行くのは幾日振りだろう。
ぼちぼちと日常が戻りつつあるのは嬉しい。

こう暑いとジェラートが食べたくなります。
とうことでジェラートの写真を。
アンジョリーノのジェラートです。
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万葉の森 白丁花

2020年05月29日 | nonoka

いなみ野「万葉の森」へ。まず
今が盛りの白丁花(ハクチョウゲ)に
出迎えられた。パンフレットによると
約8500平方メートルの敷地の中に
縮景式の造園手法で、かつての印南野と
印南の海を日本庭園の趣に仕立てたとある。

園内にはあらゆる万葉の植物が植えらている。
万葉集には百数十種以上に及ぶ植物名が
詠み込まれているという。ちなみに万葉集には
あしび、うの花、たちばなは言うに及ばず
百二十首にも及ぶ梅の歌が詠まれているが
だた一首を除いてすべて白梅なのだとか。

それぞれの植物には名札と万葉歌が記されている。
秋になれば七草なんかも咲き揃って、きっと
万葉人になった気分で散策だろう。
機会があったらまた訪れてみたいと思う。

おくれゐて われはや恋ひむ 稲美野の
秋萩見つつ 去なむ子ゆゑに  安倍大夫

絶等寸(たゆらき)の 山の峰(を)の上(へ)の
桜花 咲かむ春へは 君し偲はむ  播磨娘子

をみなへし 咲きたる野辺を 行き巡り
君を思ひ出 たもとほり来ぬ 大伴地主

万葉の人々の暮しは、
花と人と生活とが一体となっているのだと。

引用:万葉の花 中嶋信太郎 パンフレットより
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街の面白看板 アトリエ

2020年05月28日 | slow culture

街の面白看板シリーズ。今回は街といっても
どこか長閑な景が広がるところで見つけた看板。
割と大きな一軒家に掲げられていました。

きっとこの家のどなたかが画家なのでしょう。
こんな長閑な、謂わば農村で絵を描いておられる。
すぐ傍には大きな池、そして麦畑が広がる景。
ゴッホのような絵をお描きになる画家なのかな?
なんて想像が膨らみます。

こういう田舎の一軒家のアトリエで、私も
先生に習ってみたいなあと思ったのでした。


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兵庫一の溜池 加古大池

2020年05月27日 | slow life

見に行った麦畑の近くに大きな池があった。

看板には“加古大池”と大きく書いてある。
案内文を読めば播磨に多くある溜池の中でも
兵庫県で一番大きな溜池なのだとか。
造られたのは1661年。江戸初期の頃。
甲子園球場12個分の広さがあるのだそうだ。

バス釣りでもしているのだろうか、釣人も
あちこちで竿を垂れていた。またこの池は
野鳥の宝庫でもあるという。カヌーや
ウィンドサーフィンなどセイリングも楽しめる。
外周をジョギングやウォーキングする人も。

この辺りは緊急事態宣言の対象外なのだろうか。
コロナ禍などどこ吹く風。
お年寄りたちがゲートボールをしたり
皆さん、思い思いに楽しんでおられた。

溜池の大きな景に解く薄暑
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季題 麦

2020年05月26日 | slow haiku

麦は五月、初夏の季題である。
ホトトギス新歳時記にはこう記されている。
「秋に蒔いた麦は、春のあいだ青々と育ち
初夏には穂を出しやがて黄褐色に成熟して
刈り取られる。」と。
傍題としては“麦の穂”、“穂麦”。

いなみ野の麦は重そうにこうべを垂れていた。
穂の秀(ほ)を触ると少しちくっとした。
どうして麦の穂はこんな形をしているのだろう?

明日明後日にも刈り取られるであろう麦。
いとしくてずっと穂先を撫でていたい気分。
はて?万葉の時代にも麦畑はあったのかな?

麦の穂のつんつんとして可愛らし
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季題 茅花流し

2020年05月25日 | slow haiku

茅花(つばな)とは
茅萱(ちがや)の花のことを言う。
春三月の候に載っている季題である。
茅萱は土手、原野、路傍など
どこでも群がっては生えている草。

そして茅花流しとは夏五月の季題。
茅萱の穂が白い絮(わた)をつける頃に吹く
南風のことを茅花流しと言うのである。
この時期の湿気を含んだ南風に吹かれて
茅萱の穂はなびき、白い絮が旅するように
飛んでいく。

好きな季題のひとつだが、その字数も
あってか、なかなか作り辛い季題でもある。
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いなみ野の麦の秋

2020年05月24日 | slow life

非常事態宣言も解除となったこの日
加古川駅から加古川線に乗換えて厄神駅へ。
兵庫県の稲美町へ麦秋を見に行く。

麦の秋と言う。歳時記では五月の季題だ。
麦は初夏に稔りを迎える。つまり
麦にとってはこの時期が実りの秋。
だから麦の秋という。
一面黄金色に輝く景は美しい。
この景を見ていると心が癒されてゆく。
こういう稔りの景はどこか懐かしさを覚える。
このような稔りの景に癒されるのは
人類の遺伝子がそう記憶しているからだと思う。
稔りの景は快である。きっと遺伝子には
そう刷り込まれてるのだ。
森に入ると癒されるのも、太古人類が猿で
森に住んでいたからだと言われている。

稲美町には豊かな景が広がっている。
播磨風土記の地である。印南野から
いなみ野というのか、稲美だからいなみ野
というのか私はよく解らないが、昔より
稔り豊かな地であったのだ。

この地の麦は概ね麦茶になると言う。
もう刈り入れどきである。麦の穂が
重そうにこうべを垂れていた。

案内してくれたこの地に住む及さん
ありがとう。とても癒されました。

風土記野は今も豊かに麦の秋
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今日は閏四月一日

2020年05月23日 | slow culture

今日、五月二十三日は旧暦では閏四月一日。
昨日は旧暦では四月三十日であったが
何とまた今日から四月が始まるのである。
そして六月二十日が閏四月二十九日で
これで閏四月は終り、六月二十一日から
旧暦では五月となってゆく。だから
五月雨というのは六月の候なのである。

つまりこういう調製をしないと、旧暦では
季節が徐々にずれて行ってしまうのである。
要は太陽暦と太陰歴の誤差の調整が閏なのだ。
う~ん、なかなか難しい。何か悩んでしまう。

家で掛けているカレンダーは、旧暦と
月の満ち欠けと、二十四節気などの歳時記が
付いているタイプのものを使っている。
大方の俳人はそんなカレンダーであると思う。

ちなみに今日は新月である。
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住吉川ウォーキング

2020年05月22日 | slow life

住吉川はジョギング、ウォーキングそして
お犬ちゃんの散歩で連日賑わっている。
都賀川や芦屋川に比べると川畔の径も
幅があり整備されているので走り易いのだろう。

ある地点で人が集まっていた。近づくと
そこには軽鳧の親子が。ただ子どもは
二匹だけであった。きっと他の子たちは
烏などにやられたのであろう。
沢山生まれても成鳥になるのものは少ない。
私たちは可愛いなとただ眺めるだけであるが
そこには自然界の厳しい生存競争があるのだ。

非常事態宣言が出て以来のテレワーク。
そのことが思わぬ副次効果をもたらした。
ほぼ毎日7000歩から一万歩、歩いているだ。
宣言も関西は5月21日、やっと解除されたが
普通の日常に戻ると、歩く距離も少なくなって
しまう。この習慣を続けるにはどうしようか?
スポーツクラブは恐くてまだ当面行きたくないし
困ったなと思っている。
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