無事、伊勢神宮参拝を終えた二月礼者はおはらい町へ。全国には色んな鳥居前町があるが、この伊勢のおはらい町はまるで太秦映画村に来たよう。まるで江戸時代にタイムスリップした気分を味わえます。まさにテーマパーク。やはり景観というのは大事ですね。ただ通りを歩くだけでも楽しゅうございます。特に看板を見て歩くのも一興と言えましょう。

「萬金丹」とありました。万病に効くと言う伊勢の霊薬でございます。「越中富山の反魂丹、鼻くそ丸めて萬金丹」という俗語があります。確かに聞いた記憶があります。主に胃腸の不調を改善する薬です。飲んだ記憶はないのですが正露丸みたいに苦いのでしょうか?

伊勢の名物といえば「伊勢うどん」太くて柔らかい麺が特徴です。すみません。私はどちらかというと讃岐うどん派なのであります。
そしてさらに歩を進めて行くと「めし」と大きく書かれた看板が目に留まりました。シンプルで力強いこの二文字。脳というか胃袋に突き刺さるようなインパクト。いいですね。正に看板の王道をゆくです。

伊勢うどんと並んで伊勢の名物料理と言えば手こね寿司。伊勢志摩の郷土料理です。

鰹漁が盛んだったこの地域の漁師が持って行ったご飯と、とれたての魚をその場でさばいて醤油に漬けて手で豪快に混ぜて食べたのが始まりらしいです。

このすし久さんで一度手こね寿司を頂いたことがあります。鰹は好きな魚のひとつなのでとても美味しく頂きました。お店も雰囲気があって良かったです。

銀行のATMがありした。三十三銀行とありました。百十四銀行は知っていましたが三十三銀行は知りませんでした。調べると四日市に本店がある地方銀行です。おみくじ付とありました。どう言う風におみくじが付いているのかな?入金したらおみくじが出てくるのかな?出金しても付いてくるのかな?

お肉はこちらではやはり松阪牛ですね。松阪牛もルーツは但馬牛です。つまり神戸牛と同じですね。松阪牛と言えば、松坂の和田金さんのすき焼きを一度は食べに行きたいと思っているのですが、まだ実現できていません。見果てぬ夢のひとつです。

そして最後の看板は言わずと知れたあの伊勢の名物「赤福餅」の赤福本店。いつも列ができています。今は赤福餅はどこででも買えるので、伊勢に来たら買って帰らねばいう妙味はないのですが、本店ならやはり少し違うのでしょうか?
余あまり買い物はしなかったけれど、歩くだけでも楽しいおはらい町でした。