陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

五月の空 平和大通り夕景

2007年05月31日 | slow life

今日も一日、仕事が終わる。
会社を出て平和大通りを通って帰る。
大田川にかかる平和大橋に差し掛かった頃
夕焼け空が中国新聞社の向こうに現れていた。
思わず立ち止まって写真を撮る。

「さてと。晩飯、何にしようかな。」

急ぐこともない家路。
誰が待っているわけでもない家路。

それでも…
誰にも平等に、今日も日は暮れる。
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高松行脚 雨の瀬戸大橋線

2007年05月30日 | slow journey

香川・高松へ。
広島駅午前7時46分発ひかり444号
岡山駅8時28分着。同41分発の
マリンライナー11号に乗り込む。
ここから高松までは小一時間弱だ。

自由席は通勤客で結構混んでいるが
指定席はがらがらだ。
空いている列車はストレスが少なく
快適でリラックスした時間を過ごせる。

岡山を過ぎて少し行くと早島駅(写真)。
この駅の風景が素朴で私は好きである。

やがて列車は児島駅を過ぎ瀬戸大橋へ。
橋桁の向こう穏やかに拡がる瀬戸の内海
行き交う船舶、雨に煙る島々…。

高松に行くときは何故か雨になる。
走り梅雨だろうか。だが高松に着いたら
もっと激しく雷雨となっていた。しかし
すぐに干上がるこの地では恵みの雨だ。

高松駅を出ると先陣の部下が
すでにレンタカーで待っていた。

「さあ、仕事だ。」
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夕暮れ時の誘うサイン その3

2007年05月28日 | slow life

神戸・阪急六甲駅。

私の愛する街のひとつ。
高校時代は通学の拠点だった。
学生時代にはここから京都へ行った。
若かりし十代、その青春の思い出が
いっぱい埋め込まれた街である。

ダンヒルという名の店があった。
学生街の喫茶店らしい店だった。
その喫茶店があった駅横の細い通りは
南北に伸びる広いバス道に比べて
昔の面影を残した店が点在している。

その通りに見つけたカフェバー
“フィッツジェラルドカフェ”

夜な夜な学生たちがビール片手に
フィッツジェラルドの話で夜を明かす。
村上春樹の小説の舞台になりそうだ。
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夕暮れ時の誘うサイン その2

2007年05月27日 | slow culture

夜の世界のサインたち。
いつも興味深くて観るのが好きだ。
このような猫ちゃんの看板は結構多い。
美女と子猫ちゃんは定石のサインである。

しかし、このサインというもの…
そのデザインのクオリティで、結構
店の格や入店が判断されてしまうから
あだやおろそかにはできないよなあ。

この黒猫のサイン、私的には合格ライン。
色使い、イラストのレベル
そしてレイアウトとロゴタイプも
なかなかのセンスを感じさせてれる。

きまぐれBARとあるこのお店…
入ってみたい気にさせられたが
会計は気まぐれではあって欲しくないなあ。
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夕暮れ時の誘うサイン その1

2007年05月26日 | slow gourmet

少し汗ばむ初夏の夕暮れ
今日も一日仕事が終わる。

「喉渇いたなあ。」とつぶやく。
営業マンは独り言が多い

「ん?三丁目の夕日食堂?」

つい誘われてふらふらと。
脇の電柱の裸電球に魅入られた。

「出張ですか?」
「うん。」
「広島からですか?私も先週行ってました。」

この店若い子たちに人気があるようだ。
昔もんの話しを聞くのは苦手な若もんも
昭和レトロな雰囲気は好きなんだろう。

リアルな昭和を知っている私は
修繕だらけの古い店に古い主人がいる
頑固で安くてうまい店が好きなのだが…。
今の若もんはこういうフェイクな世界の方が
説教臭くなくて合っているのかもしれない。

 ■三丁目の夕日食堂 
  松山市三番町3-8-1
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心の駅逓

2007年05月25日 | cocoro

“君にも我にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美、希望、よろこび、勇気、
力の霊感を受ける限り君は若い。”

サムエル・ウルマン「青春」の詩
その一節の特に好きなところである。

「駅逓」(えきてい)とは辞書によれば
宿駅から宿駅へ荷物などを送ること。
宿継(しゆくつぎ)とある。

私の心の駅逓は、この駅のように
たとえ単線であったとしても
旧態な造りの駅舎であっても
交流を通した味わい深いものに
なっているだろうか?
人の往来も途絶えた駅舎のように
錆び付いてはいないだろうか?

 ■宇部線 琴芝駅にて
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トワレな空間

2007年05月24日 | cocoro

人は一日に何回かお世話になるところ。
なのにあんまりこだわらないところ。
トイレはほんに不思議な空間である。

唯一こだわるのは清潔かどうか
掃除が行き届いているかどうか。
インテリアにはあまりこだわらない。

トイレで用を足している時
我輩は結構心を空っぽにしている。
その流れ出る小水の色をじっくり見たり
先ほどのことをじっと考えていたり
結構ぽかんとして用を足している。

どこのトイレかもう忘れたが
思わず写真に収めたくなるトイレだった。
はて?どこのトイレだったろう。
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支社のパキラ

2007年05月23日 | slow life

支社オフィス。私の席は窓際。
その窓から平和大通りの新緑が
みずみずしいほどに眩しい。
生命の息吹を感じる季節だ。
木々の生気がこちらに伝わってくる。

オフィスの真ん中あたりにはパキラの木。
このパキラ、先端がすくすく伸びて
もうすでに天井につかえてしまっている。
支社の数字は下がりっぱなしなのに
このパキラだけはぐんぐん伸びるとは。

「……。」
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二番町からのコール

2007年05月22日 | slow life

二番町のママから電話が入った。
先週松山に行った折
さては寄らなかったのがばれたかな?
一瞬どきりとしたが普通の
ご無沙汰コールであった。「ほっ」

この手の電話、嬉しい時もある。
素人ママ故会員制にしているこのお店。
調度品もママの趣味が反映されているが
品の良い仕立てで私好みの店である。

ハスキーアルトでゆっくりめに話す女性…
この手のタイプに何故か男は寛ぎを覚える。
そのふわっとした細い線が微妙に
男心をくすぐるのかもしれない。
たいがいこの手の女性は色白である。

「○○新聞社さんがいらして、それなら
一度お会いしたいと言っておられました。
また松山に来た時はいらして下さいね。」

穏やかなその物腰に、何故か
次の松山への予定を頭で探っていた私。

「いかん、いかん。いかんざき。」

この電話を取り次いだ時
いつもと比べて確かにそっけなかった
ベテラン女子社員の方を気にしつつ…。

 ■HOME BAR牡丹にて
  松山市二番町
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初夏の住吉川散策

2007年05月20日 | slow life

目に青葉の季節なのに
このところ何故か気温が低い。
外気温16℃。「うむむ。」
例年なら半袖で出かけるのに
服の選定が難しいこの頃である。

住吉川沿いの遊歩道を北へ上る。
川の形状によってせせらぎ音は
それぞれ違ったリズムを刻み
水辺の若草を撫でる初夏の風の音。
行きかうジョガーの少し乱れた息遣い。
これらの音は自然にやさしい。
アルファ波が滾々(こんこん)と
全身に伝播してくるような皮膚感覚…。

何故か
快哉を叫びたくなる衝動を覚えるほど
自然は人に優しかった。
住吉川散策…は
都会で楽しむ身近なネイチャー体験。

ほんに安上がりでした。
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