陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

三月尽

2017年03月31日 | slow life

いよいよ三月も最後の日となった。
明日からはいよいよ四月である。
四月は私の誕生月。また歳をひとつ
重ねてしまうのだ。悲し。
誕生日が嬉しいと思ったことはない。
何故なら私の誕生日は入学式やらで
いつも隅に追いやられてきたからだ。

愚痴はさておいて、世間はおおかた
新しい年度になる。心機一転また
頑張って生きていきましょう。

畑打つてまた新しく始めけり

(写真)耕す親子たち・斑鳩
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送別のワイン会

2017年03月30日 | slow gourmet

三月は送別会が多かった。
やっと飲み会も一段落となった。
若い時は連荘でも、何ともなかったが
さすがに寄る年波には勝てず。
ちょっと深酒になるともういけない。
体調が快復するのに案外と
時間がかかるようになってしまった。

この日は東京へ転任する方の送別会。
神戸らしい店を貸切にして行われました。
こじんまりしたいい店。私はカウンターに座り
ビールにはじまり、スパークリングから赤ワイン。
料理もオープンキッチンで作ったものを
いただきました。写真は魚のカマのコンフィ。
ワインにとても合いました。私、ワインは
ボトル半分行かない位が適量のようです。

■ビストロコトコト
神戸市中央区中山手通2-12-10
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春の季題 亀鳴く

2017年03月29日 | slow culture

奈良は斑鳩の中宮寺。
半跏思惟像を安置する本堂を取り巻く池に
亀がたくさんおりました。さて歳時記の
四月の季題に亀鳴くがあります。しかし
亀は鳴かないという。

この季題、馬鹿げたことのようだが
春の季題としては歴史があると書いてあった。
「夫木(ふぼく)集」の藤原為家の“川越の
をちの田中の夕闇に何ぞときけば亀の鳴くなる”
この歌が典拠とされているのだとか。
何んとも、いやはや。さて困った季題ですね。

亀鳴くや半跏思惟像観てをれば

こういう風に詠めば無難かな?
写生に勝るものはなし。ですね。
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幸せ昼ごはん カツレツ

2017年03月28日 | slow gourmet

元町中華街、南京町に行く。相変わらず多くの人出。
犇めく紅一色の店店。しかし客引きも熱心だなあ。
廣記商行で辣覇と餃子の皮を買って、遅めの昼を。

久しぶりに民生に行こうかと思ったが、ちょっと
趣向を変えて洋食屋さんへ。ランチタイムの時間は
とっくに過ぎていたので店には客はなし。ラッキー。
このお店は洋食屋でありステーキ屋である。
中華街にあって穴場的雰囲気だが有名な店。

三種カツレツ定食をいただきました。三種とは
サーロイン、タン、そしてヘレだったかな?
美味しゅうございました。

■サンセール
神戸市中央区元町通1-3-7
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木蓮の祈り

2017年03月27日 | nonoka

とある民家の木蓮がお気に入りである。
街角では街路樹の木蓮と辛夷が結構開花しているが
ここの木蓮はまだ蕾である。しかし振りが大きい。
開くと結構大ぶりな花なのでお気に入りなのだ。
ちょっと失敬して写メを撮らせてもらった。
まるで空に祈りを捧げているようです。思わず
スターダストの木蓮の涙のメロディが流れました。

日和待つ白木蓮の祈りかな
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完成間近 御影公会堂

2017年03月26日 | slow life

改修中であった御影公会堂。
工事の覆いが取れて全体が見せている。
改装完成オープン間近である。

当時の面影を崩すことなくリニューアルされた公会堂。
一目みていいなと感じた。こういうのは直観が大事。
しっとりとして洗練された気品を感じる。
緑青のような緑と外壁のコントラストが美しい。
昭和の面影も全然崩れていない。宵に灯が入れば
なんとも言えない雰囲気を醸し出しているではないか。
まさにレガシーとなる建物になったと思う。
あのオムライスで有名な食堂もまた営業とか。
再会が楽しみである。

■御影公会堂

昭和8年完成。旧武庫郡御影町の公会堂として建設される。
建設費の大半が白鶴酒造の七代目嘉納治兵衛氏の寄付。
設計者は武庫郡六甲村出身の清水栄二氏。
外壁のスクラッチ・タイルや窓周りの分厚い縁取り
船体をイメージさせるデザインなどが特徴。
戦災により内部は火災を受けたが躯体は残る。
焼け野原の中、公会堂だけが焼け残った様子は、作
家野坂昭如さんの「火垂るの墓」で描かれている。
阪神淡路大震災にも耐え、避難所として利用された。
(神戸市資料より抜粋)

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魁の黄 山茱萸の花

2017年03月25日 | nonoka

今日は伯母野山句会へ行ってきた。
てくてくと六甲登山口、カトリック六甲教会近くまで。
坂ばかりの40分弱のウォーキング。結構運動になるコース。
着いた頃にはうっすら汗を掻いているほどだ。

この日はいつものウォーキングコース石屋川公園を北上。
山手幹線と交差する所には、山茱萸の木と紅梅、白梅が
植えられている。そして北側には雪柳もほつほつと
開花し始めている。山茱萸の花が先日やっと開花した。
春を告げる魁の花だ。そういえば石屋川の水音も
どこか春らしいリズムを刻んていた。

さて次はいよいよ桜だ。桜の便りはちらほら聞えてくるが
春寒だから開花はもう少し先に伸びるのかな?できれば
入学式の頃や桜花賞の頃くらいに満開になって欲しい。

来たるべき日和告ぐ山茱萸の花
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斑鳩・竹の秋

2017年03月24日 | nonoka

法起寺から法輪寺へと歩いていたら
竹林があった。竹は葉が少し黄ばんでいる。
そう竹の秋である。歳時記では四月の季題だ。

普通の草木と違って、竹の古葉は春に黄ばむ。
これを“竹の秋“という。だから“竹の春”
と言えば秋の季題となる。それにしても
日本人とは何んと繊細な民族なのだろうか?
このように表現するのは日本人ならでは。敬服!
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斑鳩のいぬふぐり

2017年03月23日 | nonoka

斑鳩の道野辺で見つけた犬ふぐり。

犬ふぐりはしゃがんで見ないと
よく見ることができない。
まして写真を撮ろうと思ったら
なおのこと花に寄らないといけない。
(私のガラケーではここまでが限界。)
そして至近距離で相対していると
犬ふぐりの青色って、何とも言えない
青なんだなあ。青、蒼、碧…コバルトブルー
プルシアンブルー…エトセトラ…。

どう表現したらいいのだろう?この色を。
俳人たちはそこに苦労するのだけれど
詠みたくて仕方ない花の一つなのである。
そして散々苦心して詠んだら、大方
類想、類句に陥ってしまう。俳人には
何ともやっかいな花なのである。
可憐で可愛いけれど、決して
手を出してはいけない〇のごとく…。
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街の面白看板 ひる酒

2017年03月22日 | slow culture

元町JR高架下モトコータウンを歩く。
三宮からつづく高架商店街も、元町駅から
西になると俄然、店の様子が一変する。
まさにマニアックである。戦後の面影が
まだ残っていると言っても過言ではない。

私のお気に入りの店も何軒かある。
先日は、zumba用のアーミー柄の
コンバースを買ってしまった。

ふと飲食店が目に留まった。おお!いいね。
“ひる酒”と堂々と書いてあるではないか。
嬉しいねえ。こういうの。好きだな。
人間なんて所詮は弱いもの。
弱い漢(をとこ)たちは、日暮れを待てない。
早く酔いたいのだ。だからきつい酒を呑む。

“夕暮れの町で僕は見る。自分の場所から
はみ出てしまった多くのひとびとを…”
思わず黒田三郎の一節を呟いた。
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