陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

同窓会ゴルフ 大山に打つ

2017年11月30日 | slow journey

同窓会ゼミ旅行の翌日はゴルフへ。
皆生温泉から30分ほどの距離にある
グリーンパーク大山ゴルフ倶楽部へ。
昨日の雨は上がって、寒くもなく
よいゴルフ日和となったけれど
この日の大山。頂きはずっと雲に
隠れたままで、冠雪の大山が拝めず。
少し残念ではありましたが、それでも
気の置けない仲間とのラウンドは
とても楽しくいい思い出となりました。
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同窓会ゼミの旅

2017年11月29日 | slow journey

大学時代のゼミ仲間が集まっての
還暦記念の同窓会旅行。車に乗り合って
一路、米子は皆生温泉へ。
車中では年齢を忘れて、あの70年代の
学生時代に一気にタイムスリップ。

集まった仲間は七名。その中の一人が
経営している温浴施設のあるホテルへ集合した。
三人はそれぞれ停年を迎えたが引き続き
同じ会社で働いている。一人は停年前に退職し
今はとある町のハローワークで相談員として
働いてる。女子二人はそれぞれ開業医に嫁ぎ
夫を支えながら楽しく生活している。

皆生のしょっぱい温泉にゆっくり浸かると
なかなか湯冷めしない。ほっかほかのまま
美味しい蟹を食べに近くの寿司屋へ。
楽しい会食に時を忘れてしまったのである。



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山茶花と西行歌碑

2017年11月28日 | nonoka

伊丹にある昆陽池は、天平三年(731)に
行基の指導によってため池として造成された
とある。その昆陽池に池畔には西行の歌碑が。

“冴る夜は よその空にぞ 鴛鴦も鳴く
 凍りにけりな 昆陽の池水”西行法師

冴えるような寒さの夜、昆陽の池水も
きっと凍ったのであろう。いつもは
そこで鳴く鴛鴦がよその方で鳴いている。

その歌碑に山茶花が一輪、紅を置いていた。

山茶花の紅一輪を添へて歌碑
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黄落の風景 その二

2017年11月27日 | nonoka

靭公園は都会の中にあって、まるで
オアシスのような素敵な公園である。

この時期、石蕗が群れ咲き紅葉も美し。
そして秋から初冬にかけて、いろんな
種類の薔薇が咲き乱れている。冬薔薇だ。

公園の西端には噴水がある。この噴水を
詠んだ句で昨年某新聞社の年間賞をいただいた。
噴水は夏の季題だが、子供たちは冬でも水辺が
好きなようである。小さい子たちが集っていた。
その向こうにはなにわ筋の銀杏黄葉。
このコントラストにしばし見惚れてしまった。

黄落や風の綾なすなにわ筋
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黄落の風景 その一

2017年11月26日 | nonoka

黄落が美しい季節となった。
この黄落の景は大阪はなにわ筋。
御堂筋の黄落も美しいが、なにわ筋は
御堂筋ほに比べて人も車も少ないので
風情としては私はこちらの方が好きだ。
ビルを借景にした銀杏黄葉。
はらはらというより銀杏はすとんと散る。

風の意にしたがふ銀杏落葉かな
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白い山茶花

2017年11月25日 | nonoka

山茶花があちこちで咲き初めている。
伊丹の昆陽池で咲いていた白い山茶花。
山茶花の白はいいですね。

山茶花の白に始まる径かな
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初冬の吟行 昆陽池へ

2017年11月24日 | slow life

十一月の吟行は伊丹・昆陽池へ。
ここはまさに野鳥の宝庫。鴨に鳰(にお)
川鵜に軽鳧(かるがも)家鴨(あひる)に
白鳥(これは隔離中だった)そして鴉まで。

池畔のあるスポットでは沢山の写真愛好家たちが
500ミリの望遠レンズで鴨の姿を連写していた。
空を舞う鴨たちはとても迅い。ひるがえるとき
きらっと翼が光に反射する。まさに光の鴨だ。
その一瞬をカメラマンたちは、何とか望遠レンズで
捉えようとしていた。シャッターチャンスの勝負。
鴨の飛行は見ていて飽きない一大パノラマだ。

池畔では犬を連れたおじさんたちが、水鳥たちに
しきりに声をかけながら撒餌をしていた。

「こらこら、そんなに取ったらあかんでぇ。」

水鳥たちは餌付けでもうすっかり人に慣れている。
湖心ではまだ旅の疲れを解かぬ鴨たちが
陣を張っていた。先生に聞けば、来たばかりの
鴨たちはまだ警戒心が強くて岸に近づかないとか。

小春日だった天気もやがて翳り始めた。
翳るとやはり風は冷たい。初冬の風だ。
冷え切ってしまわない内に昆陽池を後にした。
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落葉の公園にて

2017年11月23日 | nonoka

一生懸命、落葉を掃いておられました。
この時期、落葉掃きは徒労のようなものです。
掃いた先から次々と降ってきます。

落葉は掃かれ集められ、ポリ袋に入れられて
ゴミとして積まれます。都会の一景です。
少し悲しい。ホトトギスの汀子先生は
庭の落葉を掃かず置くと一句に詠みました。
そういう趣きもいいではないか?と思うけれど
都会の落葉は誰かが掃かないと吹き溜る。
仕方ない。でもやるせない。
都会だからこそ落葉にも心を寄せて欲しい。

ビル風に弄ばれてゐる落葉

大阪・靭公園にて

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小磯記念美術館の粋

2017年11月22日 | slow culture

11月の某日。小磯記念美術館へ。
開催されていた“フランス近代絵画と
珠玉のラリック展”を鑑賞してきた。

これはユニマットという会社の創業者が
所蔵している、所謂ユニマットコレクション
の一部である。ミレー、コロー、ドービニー
クールベから印象派のドガ、ルノワール、
ユトリロから藤田嗣治まで。そして
アールデコ、ラリックの硝子器の数々。

途中、小磯画伯の再現されたアトリエで
解説員の説明も聞く。小春日のとても
神戸らしい粋で素敵な展覧会であった。

藤田嗣治のあの白はやはり異彩を放っていた。
そして大好きなユトリロの作品が一点だけ。
“バニューの教会”が見れたのは嬉しい。
ラリックの立像“笛奏者”これは美しい。

至福のひとときであった。

嗣治の白の鮮烈冬来たる
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たんぽぽの帰り花

2017年11月21日 | nonoka

駅を降りて歩いていると、公園の
石垣の裂け目に蒲公英が咲いていた。
帰り花である。

帰り花とは、桜、梨、山吹、躑躅、蒲公英
などが、初冬の小春日和の頃に時ならぬ
花を開くのをいうと歳時記にある。
俳句では十一月の季題となっている。

単に帰り花といえば桜をさす。
忘れ咲、忘れ花ともいう。
あまり好きな言葉ではないが
狂ひ咲、狂ひ花ともいうとある。

日に温む地にたんぽぽの帰り花
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