陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

さよなら2016年

2016年12月31日 | cocoro

今年もあと少しで暮れようとしています。
皆さまにとって今年はどういう年でしたか。

私はというとまず大きな節目の年でした。
会社生活は停年を以て重職を離れ
地元の神戸で働くようになりました。
その反面俳句の世界では、以前より
かなり忙しくなってきた年となりました。
来年からは俳句の講座を一つ担当します。
もっと忙しくなってくるでしょう。

家庭での出来事も色々起伏がありました。
まず介護の問題にも直面しました。
これは現在進行形で続いています。
こういう問題に直面すると、長生きを
するということは言祝ぐべきことなのか
何だか考えてしまいます。悲しいけれど。
嬉しいことは子の就職が決まったこと。
私の時代は就職イコール正社員でした。
正社員になるのは当たり前だったのですが
今は正社員になるのも中々大変な時代です。
だから親としてこれはほっといたしました。

さて来年はどんな年になるのか?
今年は同年代の仲間が手術をしたり。
健康のリスクも大きくなってくるでしょう。
まず健康で活動できること。それが
やはり一番の願いですね。

こんなマイナーなブログで恐縮でしたが
今年一年ご愛顧を賜りありがとうございました。
皆さまにとって、来年もきっとよい年で
ありますよう心より願っております。
どうぞお健やかにお過ごしください。

去年今年貫く棒の如きもの  虚子

店主敬白
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幸せ昼ごはん ビフカツランチ

2016年12月30日 | slow gourmet

来年から異動になる社員がひとり。
お酒も飲めないので送別ランチを
暮れも押し迫ってから開催。

会社の近くにある洋食屋さんへ。
洋食屋といっても、なかなかお洒落な
レストランである。オープンキッチンで
シェフたちが忙しそうに働いていた。
タワーマンションの一階にあるせいか
ご婦人方から若いカップル、そして
ビジネスランチなど多彩な客たちが
ゆったりと思い思いにランチを楽しんでいた。

数種類のランチから選べるのだが
今回は美味しそうなビフカツを注文。
これにスープかサラダ、食後の飲み物も。
それでいて使い勝手の良い価格でした。

いつも通勤ではこの前を通っていたのだが
灯台下暗しといった感じでしたね。

■洋食屋 神戸デュシャン
神戸市中央区八幡通4-1-27
D’グラフォート神戸三宮タワー1F
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大衆演劇のスターたち

2016年12月29日 | slow culture

明石の本町商店街を歩いていたら
おや、かっこよくてハンサムな
役者のポスターが目に飛び込んできた。
大衆演劇のスターたちであろう。
しかし、この場所は確か以前は
映画館であった気がしたのだが。
それもあの懐かしの日活ロマン〇〇〇
だったような。宗旨替えしたのかな。
それまでの人目を気にしつつこっそり入る
映画館から、おばちゃまが入る演芸場へ。
これも時代の流れというものだなあ。
それにしても昨今の大衆演劇のスター達は
男前ばかりである。どさまわりの哀愁漂う
大衆演劇感は今は昔だ。うらやましい。
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駅の風景 山陽・浜の宮駅

2016年12月28日 | slow culture

山陽電車・浜の宮駅。
特に特徴のある駅でもなかったけれど
線路がまっすぐ続いていたのが印象的。
この駅で降りてとある会社に行くために
国道まで歩いたのであったが、道には
歩道もなく、トラックがすぐ脇を走るので
とても恐かった。夜歩けばかなり命の
危険を感じる道であった。何とか駅に戻って
普通電車を待っていたら、下りの特急が
通過していった。
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蜑の家並

2016年12月27日 | cocoro

淡路・岩屋の観音寺から振り返ると
蜑(あま)町の家並越しに海が展けていた。
対岸は須磨明石だ。
蜑の路地には猫たちがいて、のんびりと
日向ぼこをしていた。こういう路地を
歩いていると、昔、よく行った父の故郷の
漁村の一景を思い出す。だからこういう景は
私の原風景のひとつなのである。

冬日射す路地に追憶ありしかな
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冬凪の海

2016年12月26日 | slow culture

冬凪(ふゆなぎ)という季題がある。
寒凪ともいう。わりと好きな季題である。
辞書によると、吹きすさぶ冬の季節風が
一時的におさまり海が穏やかになること。
とある。そういう意味では、どちらかと言うと
日本海側の海の季題かもしれないが。時に
波もない穏やかな海は見とれてしまう。
どこか懐かしい風景のようでもある。
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蛸壺を積み上げて

2016年12月25日 | slow life

浜に積み上げられた蛸壺に
冬日が優しく射していた。
明石海峡の蛸は上ものである。
海峡の速い潮に揉まれて育っているから
身が引き締まっているのだ。
さてこの蛸壺、最近はプラスティックだ。
持ってみたら軽い。プラだから耐用年数も
短いのかもしれない。ちょっと風情に
欠けるが、浜辺に無造作に積まれた蛸壺。
なぜか哀愁をそそられる。芭蕉の句のせいか。

蛸壺やはかなき夢を夏の月 芭蕉
笈の小文 明石泊にて

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河豚釣のはえ縄

2016年12月24日 | slow life

海岸べりを吟行していたら、
縄を綺麗に巻き取っている漁師さんに出逢う。
聞けば、これは河豚漁のはえ縄だと言う。
この辺の河豚は上ものだそうだ。
話していたらスマホで撮った写真を自慢げに
見せてくれた。立派なトラフグだった。
勿論天然もの。数万円の値がついたという。
きっと大阪の高級料亭に行くのだな。
淡路と言えば養殖の三年河豚が有名だが
やはり天然ものには勝てない。
こんな河豚美味しいだろうな。

河豚釣のはえ縄を干す漁師かな
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対岸は須磨明石

2016年12月23日 | slow life

絵島から対岸の本土が見えます。
本土と言えばちょっと大げさだが
島から見れば本土なのだ。
須磨明石を対岸にして、句を考えつつ
吟行している女性陣が写ってます。

俳句は脚と頭を使うスポーツなのです。
最後は句会で作を競うのだから。
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絵島の奇岩

2016年12月22日 | slow life

岩屋港に着いてまずは絵島へ。
淡路島はイザナギ・イザナミの二神が
国づくりの最初につくった島とされている。
よって淡路島のことを国生みの島とも言う。
その島の原点がこの絵島という説があるそうだ。

ならばしっかり見ておかなくては。
この絵島。なんとも不思議な模様の岩場だ。
まるで太古の波の流れを化石にしたよう。
地質学的には約3千5百万年前の地層らしい。
岩肌の侵食模様が特徴的とあった。なるほど。

島の岩の頂上には石塔があるが、これは
平清盛の兵庫築造の祭に人柱となった侍童
松王丸の菩提を弔うために建てられたとか。

西行の詠んだ歌もあった。
“千鳥なく絵島の浦にすむ月を
波にうつして見るこよいかな”
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