陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

ゲームチェンジャーたれ

2021年10月31日 | tete a tete

プロ野球が紙面を賑わわせている。
野球は国民的スポーツである。
我が家は阪神タイガースファンだ。
タイガースのテレビ中継のある日は
大概そのチャンネルに合わされている。
小生も中学生までは野球をやっていたので
野球は好きだしタイガースファンである。

今年のペナントレースはセパとも前年の
最下位チームが優勝した。ヤクルトスワローズと
オリックスバッファローズだ。両チームとも
偶然か必然か?二年連続最下位であった。
加えて新しい監督であることも共通している。

さて、日本ハムではあの斎藤佑樹選手が現役を引退
栗山監督も退任する。そして何と、あの新庄氏が
後任監督に就任することが正式に発表された。

さて、興味は新庄氏は果たしてプロ野球界の
ゲームチェンジャーになるだろうか?ということ。
ここがおそらく世間の耳目を集めている所だろう。
選手時代には数々のパフォーマンスでチャレンジを
してきた氏である。だからみんな期待している。
斯く言う私もだ。

監督の仕事は多様で結構しんどい仕事だろう。
フロントやGMとの計画の策定や意思疎通に始まり
監督の目指す野球を具現化してくれるスタッフの組閣
そして選手の補強と配置。かつ士気向上をどう図るか。
それにファンやマスコミとの対応もある。
考えただけでも無茶しんどそうである。
数千万から億の報酬だから当たり前と言えば
当たり前なのであるが。まあどの世界でも
収入と仕事量は正比例するのが昨今の実相である。

プロ野球も社会と同様、従来の延長戦上にはもう
サクセスストーリーは存在しないのかもしれない。
レッドオーシャンからブルーオーシャンへ。
新庄新監督には新しいゲームチェンジャーになれるか?
いや、なって欲しいと切に願っている。

私も自身の人生のゲームチェンジャーになれるか?
これも残された人生の範囲でしかないが
今、切に思っていることである。
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石蕗明り

2021年10月30日 | nonoka

靭公園では石蕗(つわ)の花が咲き初めていました。
ちょっと小暗い木陰に灯りを点すように咲いてます。

園の中央に設えられた薔薇園の薔薇とは
対照的な咲きようですね。
この花も俳人には人気があります。
きっと日本人の感性に適うのでしょう。

どうも日本人は派手な花よりも
ひっそりした咲きようの花の方が
どちらかと言うと好みのようです。
日本人の美意識ですかね。

やはらかな日差重ねて石蕗は黄に
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なにわ筋の銀杏薄黄葉

2021年10月28日 | nonoka

大阪の銀杏がそろそろ色づいてきました。
御堂筋の銀杏並木が有名ですが、此処
なにわ筋にも銀杏の並木があります。

ビルを借景に青空へ色づきはじめていました。
見頃はやはり11月の初~中旬でしょうか?
黄落は11月の末頃でしょうかね。
来月が楽しみです。12月になると
御堂筋の銀杏並木にはイルミネーションが灯ります。
これも歳晩の風景としてすっかり定着しています。

それにしても大阪のビル街にはクレーンが数本。
まだまだ新しいビルが建つでしょう。
そんなに景気が悪くなることはないのかな?
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わたしの酒呑録 三岳

2021年10月27日 | eau de vie

親の家の整理をしていたら一升瓶と四合瓶の三岳と
2003年の阪神タイガース優勝記念の美ら寅という
焼酎(泡盛かな)が出てきました。

早速、三岳をロックで呑む。
最近は三岳も量販店でよく見かけるようになった。
あれ?そんなに出回るものなのかと思ったが一度
買ってみたら以前の味と全然違うように感じたので
以来出廻っている三岳は買わなくなった。
(ちなみに赤霧島もどこでも買える銘柄となっている)
だがこれは地元屋久島で買った三岳であるので
舌が覚えている三岳そのままであった。
癖がないまろやかな味の三岳でありました。

■三岳酒造
鹿児島県熊毛郡屋久島町安房2625-19
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草の花

2021年10月26日 | nonoka

薔薇園の下地に小さな黄の花。
草の花です。“草の花”は秋の季題。

ホトトギス新歳時記にはこう記されています。
“昔から木の花は春で、草花は秋とされている。
名のある草も名もない草も千草の花といわれるほど
色も形もさまざまである。”

華麗な薔薇ばかりに目がいくけれど
「ねえ見て。わたしも咲いているわ。」
と小さな花たちが語りかけてくるようでした。

ふと視線落とせば草の花のいろ
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季題 赤のまま

2021年10月25日 | nonoka

ウォーキングしていたら川の畔に房のような紅い花。
“赤のまま”でした。“赤のまんま”とか“赤まんま”とも。
犬蓼(いぬたで)の花である。歳時記では子供たちが
ままごとで遊びにこの花を赤飯に見立てて楽しむ
とあったが、今の世の中、そんなこと思いつく
子供たちは絶対にいないだろうな。
それにままごとなんかを楽しむ子供なんて
今頃見たことも聞いたこともとんとない。
私は付き合わされて嫌々参加した経験者です。
今となっては何とも懐かしい。
子どもが子どもらしい時代でございました。

郭跡今は野となり赤のまま
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秋の薔薇園吟行顛末記

2021年10月24日 | slow haiku

月に一回の俳句初心者教室。
この教室は毎回、大阪の靭公園内を吟行して
俳句を作ってもらうという形式の教室である。

この日の靭公園は秋の薔薇が咲き揃っていた。
秋晴の下、薔薇を始め秋の句材を探して歩く。
始めは皆「急に俳句なんて出来ないわ。」なんて
泣きごとを言うのであるが、案ずるより産むが易し。
やはりできるのである。

始めて吟行というものを体験する人は、結構
インパクトがあるらしい。つまりこんなに五感を
全開にして歩いたり見たりしたことはなかったと。
そして自然に触れる楽しさを実感するのである。
これも気づき、発見だ。実際に見て作った句は
やはりとても活き活きとしていてライブ感がある。
薔薇園を逍遥しながら皆真剣に歩き、見つめ
そして脳をフル回転して考えていた。

誰かが珈琲買って行こうと提案。
近くのコンビニで珈琲を買って会場へ。
少し冷えていたのと、やや疲れた体には
こういう時の珈琲はほっこり身に沁みる。
又推敲の冴えももたらしてくれるかもしれない。

毎回吟行すると言う形式の句会は
参加メンバーがとても仲良くなっていくようだ。
今日は着物で来ていただいた方も。
辛子色の綸子の着物に臙脂色の道行。そして
足許は佐賀錦の草履。とても素敵な出立で
それだけで座がとても凛とした。
早速それを詠み込んだ句も登場して
着物の知識もちょっとは得て、みんな
即興の文芸を存分に楽しんだのであった。

一陣の金風綸子の裾ゆらし 隆如
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幸せ昼ごはん 魚菜二段弁当

2021年10月22日 | slow gourmet

食品スーパーの陳列を見て歩くのはとても楽しい。
今は時間があるのでほぼ毎日行っている。

スーパーには四季の色んな旬が並んでいる。
それを見乍ら何買おうかなと思案するのが
とても楽しいのだ。

ふと試みとして、一度俳句の吟行地をスーパーにする
と言う手もあるなと思っているほどだ。
旬の季題が沢山並んでいるのである。
スーパーで吟行したらどんな句が出て来るのか
これは面白そうで楽しそうである。
一度提案してみようと思っている。
勿論ある程度買い物をしないと失礼だから
あまり長い時間は滞留できないのが難点であるが。

スーパーはお腹が空いているときに行くのはご用心。
ついついと余計に買い過ぎてしまう。
またスーパーは時間帯によって客相が違うので
それも興味深い。

午前中は高齢者が多いように思う。ゆったりと見て
そしてそれを宅配で頼む高齢者が多いそうだ。
興味深いのは午後六時から七時にかけての時間帯。
利用しているスーパーは駅前立地なのでこの時間は
通勤帰りの人がとても多い。20代から50代位までの
働く女性、そして案外、年配の(勿論私より歳は若いが)
サラリーマン風の男性も多いのには驚いた。
単身赴任中なのか共働きの方なのか?さて
この時間になると20~50%の値引きシールが貼られる。
貼られた先から次々と売れてゆく。働き盛りは
やはり家のローンや子の教育支出があったりして
やはり購買行動も倹約的なのであろう。なんて
職業柄の昔取った杵柄で知らずと観察してしまう。

午前中の割と余裕のある高齢者から通勤帰りの客まで
それぞれのライフサイクルが垣間見える。
学生時代、コピーライティングのためによく
スーパーに通って課題を提出した経験があるので
今でもスーパーに行って観察することが好きなのである。
勿論食のためが一番の理由であるけれど。

このマーケティング視点や発想は、思うに今の私の
俳句作りでも土台になっているような気がする。
時々キャッチフレーズ的な俳句を作ってしまうのも
その名残であるが、これはちょっと冷や汗ものだ笑。

さて、この日は秋味の二段弁当に思わず手が伸びました。
とてもおいしゅうございました。
あ、勿論しっかりとシールが貼ってあるものを。
ごちそうさまでした。
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柿の秋

2021年10月21日 | nonoka

此の所の秋冷で一気に秋が色づいてきた。

スーパーの棚には梨と柿が所狭しと並んでいる。
果物の棚は見ているだけでも楽しい。
さて柿も梨も私の好物である。そんな果物も
昔と違って随分と記憶していた味が変化している。
種なしというのが好まれるようだが、私はやはり
種がちゃんとある果物の方が好きである。

柿も色んな種類があるけれど、知っているのは
富有柿、次郎柿、御所柿くらいかなあ。
やはり和歌山産が多いようである。
梨と言えば昔は二十世紀と長十郎。
私は長十郎が好みであったが、最近
この品種は全く見かけなくなってしまった。
柿は若い頃はそんなに好きと云う訳ではなかったが
年を取ってから好みとなってきたように思う。

秋の秋。
青空にたわわに稔る柿の景は日本の原風景の一つ。
どこか郷愁を誘うものである。

(写真)須磨浦公園にて
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雲がちの後の月

2021年10月19日 | slow life

2021年10月18日。昨夜は“後の月”
旧暦の9月13日、十三夜である。
今年は雲がちの後の月でございました。
皆さん、ご覧になりましたか?

私は十五夜よりこの十三夜のお月見が好きです。
何より少しひんやりと大気が澄んでいるし
それに少し欠けているそんな所がいいのです。
ちなみに後の月を愛でるのはわが国だけとか。
栗名月、豆名月とも言われています。

後の月少し欠けてる君が好き
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