陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

石狩 はまなすの丘公園

2013年09月28日 | slow journey

秋の北海道へ行く。もう北海道は
秋たけなわの涼しさだろうと思っていたが
台風の影響で思わぬ残暑であった。
シャトレーゼという洋菓子の会社が経営する
札幌郊外のホテルに泊ったのだが
屋外のプールで子供たちが泳いでいたほど。
肌寒い位の気候で準備していたのに
これには参った。この日だけ好天に恵まれ
石狩灯台とはまなすの丘公園を散策した。

「はまなすの丘公園」は
日本海と石狩川の交わりに形成された
1,500メートルにおよぶ砂嘴に広がる。
この季節この一帯は一面芒原であった。
木道をどこまでも歩いても芒原。その先には
日本海が怒涛を浜辺に打ち寄せていた。
北海道の石狩の大地らしい風景だ。

芒野の風に溺れてゐる俳徒
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秋の歳時記 枝豆

2013年09月23日 | slow culture

枝豆は手軽な酒の肴。
ついつい食べ過ぎてしまう。
とりあえずビール。とりあえず枝豆。
もうちょっと大事にして欲しいなんて
枝豆の嘆きが聞こえてきそうです。
もうそろそろ丹波の黒豆が届く頃です。
楽しみ。

枝豆に途切れとぎれの会話かな
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わたしの酒呑録 フランケンワイン

2013年09月22日 | eau de vie

久しぶりのドイツワイン。
仕事の関係で買ったフランケンワイン。

バブルの頃、ワインスクールで習ったが
ほとんど忘れてしまっている。
さてもう一度、ドイツワインを復習してみよう。

ドイツワインの階層は
ピラミッドの一番下が普通酒の分類。
これはTafelwein(テーブルワイン)と
Landwein(地酒)に分かれる。
その上にQ.b.A(クー・ベー・アー)という
指定栽培地域上級ワインの分類が。
最上部にはQ.m.p(クー・エム・ペー)という
肩書付き高級ワインが座している。
そのQ.m.pにもさらに分類があって
これは収穫時の葡萄の成熟度によって分かれる。

下より、カビネット(高級酒)
シュペートレーゼ(遅摘み)
アウスレーゼ(房選り)
ベーレンアウスレーゼ(粒選り)
アイスヴァイン(氷結粒選果)
そして最上級が
トロッケンベーレンアウスレーゼ(乾粒選果)。

トロッケンベーレンアウスレーゼは
果熟し、干葡萄状になった果粒を一粒ずつより
集めて造られるワインで、最高級の味と香に
包まれたドイツワインの最高傑作といわれます。

ふむふむ。思い出してきた。
講釈が長くなったが、ところで
我が家のワインはさてどれなのかな?

飲みやすいワインでした。

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My SCREEN 風立ちぬ

2013年09月21日 | slow culture

初日にジブリの風立ちぬを観る。
夜の上映だったから子供も居ず
静かに鑑賞することができた。
映画は中間少し集中力を欠いたが
私の好きな時代設定だったこともあり
その美しく丁寧な映像を十分堪能。
零戦の設計者の人物のことはよく知らない。
堀辰雄は好きな作家だ。

たまさか、日経美の美で堀辰雄が紹介されていた。
「風立ちぬ」は1938年(昭和13年)刊行。
主人公私と婚約者節子の物語だ。
小説は青春と死が内省的な文章で綴られる。
堀辰雄の実際の体験が元という。
婚約者の矢野綾子は、1935年(昭和10年)7月に
旧富士見高原療養所に入所、同年12月に亡くなった。
堀辰雄が執筆を始めたのはその翌年とある。

“風立ちぬ いざ生きめやも”

フランスの詩人ヴァレリーの詩。この一説を
堀辰雄はこう翻訳した。日経の記事では
この意味は、「生きなければならない」ではなく
この「生きめやも」は万葉集の時代の語法で
反語表現なのだと言う。現代に訳せば
「生きようか、いや生きようとしてはならない」
と解すべきとある。(日経9月1日付朝刊より)
太平洋戦争で出征する多くの若い兵士が
この本を携えて戦地へ向かったと云ふ。

ここからは私の考察でもあるのだが
「風立ちぬ」は、生は死であり
死は生であるという、死を見つめた作者の
ある種の諦念の美学ではないかと思う。

愛するものを亡くすということは
決して美しい物語ではない。
しかし死を見つめることによって、自らの
生きとし生ける者の生の意味を問うことができる。
肉親の死、震災での突然の死を見つめた私には
そう思えてならないのだ。
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秋の歳時記 十五夜

2013年09月19日 | slow culture

9月19日は中秋の名月。
この日どれほど多くの人たちが
この日の夜空を見上げていたことだろう。
それほどきれいな月だった。
こんな満月の十五夜は、次は8年後の
2021年まで見られないのだとか。
東京オリンピックよりも先だなあ。

十五夜の空美しき日本かな
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秋の歳時記 撫子

2013年09月18日 | slow culture

撫子。秋の七草。日本の花の中でも
最も人気があり、可憐さでは屈指の花か。
なでしこジャパン言えば力強いイメージだが。
河原撫子の名の通り水辺に似合う花かも。

風立ちぬ野の撫子のひと揺れに
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秋の歳時記 赤蜻蛉

2013年09月16日 | slow culture

今年初めての赤とんぼ。
生まれたてのような赤だ。
お尻をちょこんと上げて止まっている。
レンズを近づけると逃げる。レンズを引くと
また戻ってきて茎の穂先に止まる。

近づけばまた逃げてゆく赤とんぼ
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わたしの酒呑録 梅錦つうの酒

2013年09月12日 | eau de vie

愛媛の梅錦は私の好きな銘柄のひとつ。
愛媛県の大阪事務所で見つけたので
思わず買ってしまった。
梅錦を全国で有名にしたのがこの酒とか。

以下はネットから抜粋の評価です。

“フルーティな吟醸香と極め細やかな喉越し
キレのよい旨さの辛口タイプ。
通好みのお酒です。”

“やわらかで絹のようになめらか。
旨みとコクのバランスが絶妙なやや辛口。”

清冽で呑みやすい酒です。

梅錦つうの酒 吟醸酒 720ml 1,084円

■梅錦山川株式会社
愛媛県四国中央市金田町金川14




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秋の歳時記 女郎花

2013年09月09日 | slow culture

秋の七草のひとつ女郎花(おみなえし)。
1メートル位の高さに咲き群れていた。
風に揺れる黄色の花穂。秋だ。

咲きそろふ風に高さに女郎花
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秋の歳時記 新涼

2013年09月08日 | slow culture

神戸郊外のしあわせの村へ行く。
ここは一大レクリエーションゾーン。
温泉や宿泊施設もあり神戸市民の憩いの場だ。
そのしあわせの村を吟行した。
日射はまだ強かったが風は確かに秋。
俳人たちはさすがに敏感。
しっかり詠めた吟行だった。

新涼の風を感じてゐるベンチ
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