新幹線に乗って広島へ。
ジャクソン・ブラウンのコンサートへ。
JBは私の青春の音楽そのものである。
学生時代、神戸北野は山本通りにあった
サーファー御用達の店で、私は週末になると
ウェイターのバイトをしていた。夜な夜な
この店には神戸の遊び好きなサーファーたちが
ぞくぞくと集ってきた。バーボンをあおり
皆ではしゃいでは、明け方になると、ゴルフや
ワーゲンでサーフィンに出掛けていたと思う。
(今となっては考えられない行為だが…)
当時、その店では弾き語りのライブもやっていた。
そして店内でかかる音楽はいつもイーグルスであり
ジャクソン・ブラウンであり、またニッティ
グリッティ・ダートバントやフリートウッドマック
そしてリンダロンシュタット。カラパナであり
セシリオ&カポノであった。中でもジャクソン
ブラウンのプリテンダーや、ロードアウトから
ステイは皆が一番乗ったナンバーであった。
JBは、イーグルスと共に、70年代の我らが
ウェストコースト・サウンドの中心であった。
JBは全然声の衰えが無かった。
往年のJBそのままであった。
一曲ごとにギターをとっかえひっかえしつつ
時にはピアノを演奏しつつ、懐かしの
ナンバーを黙々と真面目に歌ってくれた。
体形も声も変らない。きっと彼は節制した
生活をしているのが容易に想像できた。
その彼の真摯な唄いぶりに、久しぶりに
70年代にタイムスリップした楽しいコンサート
となった。サンクス!JB!!