独りで洲本に来た。
俳句大会までは十分時間がある。
こういう独り旅の楽しみは食べ歩きだ。
実は、わたくし
何を隠そう“孤独のグルメ”のファンである。
主役の松重豊になった気分でいざ。
お目当ては、洲本の食堂。所謂めし屋。
洲本バスターミナルから、大浜海岸への
道沿いにその店はあった。
どうやら私が口開けの客となったようだ。
独りだし混んでも邪魔にならないように
大テーブルの席へ。ここならゆっくりできる。
壁に書けてあるメニューをじっと眺める
海鮮丼が目に飛び込む。お値段は?1500円か。
今日は懇親会もあるし次回にしよう。
しらす丼950円か。よし、これだ。
おお、あと一品が色々並べてあるぞ。
さすが庶民の店だ。近くまで行って見る。
どれも旨そうだが揚げもんにするか。
アジとゲソのフライを一つずつ皿に取ったら
おばちゃんがコロッケが淡路牛入りで
美味しいよとすすめる。淡路牛か?
なら一つ。「温める?」「お願いします。」
それと野菜は聞いたらゴーヤの和え物が。
ではこれも。ついでポテトサラダ。
好きな分量だけとる形式。
しらす丼にはあさり味噌汁が付いていた。
このあさり大きい。
わさびを醤油で溶かしてかける。
おおっ!このしらす丼、いいぞ!
生のしらすがこんなに旨いとは。
そしてコロッケ。おばちゃんは嘘を
つかなかった。
ごちそうさま。さて今度は
吟行にでも来たら海鮮丼を頼むとしよう。
■白梅食堂
兵庫県洲本市海岸通2-6-5