陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

氷の世界コンサート

2014年09月30日 | slow culture

井上陽水のコンサートへ。
題して「氷の世界ツアー 2014」
40年前のアルバムタイトルだ。
白い装丁のジャケットだった。
井上陽水の名を不動のものとした
画期的なアルバムだ。

神戸国際会館のホールも久しぶりだった。
40年の歳月はやはり長い。
ファンも同じく歳を取る。
聴衆の年齢も50~60代が中心。無理はない。

チケットの座席は中2階だった。
これが4席だけが仕切られたバルコニー席で
幸運だった。独立した席で、眼下の
1階のざわめきから離れている。
これならゆっくりと
陽水の世界に浸ることができる。

井上陽水はがっちりとした体格だった。
物腰は相変わらずたおやかだ。
なんとも言えぬ抜けたような、それでいて
急所を効かせた会話は、間合いも絶妙で
なかなか飽きさせなかった。
声量も声質も昔のままだが、ときどき
高音部で声が飛ぶことがあった。
やはり寄る年波だろうか。

ロック調の曲はまったく歌詞が聞き取れない。
何を言ってるかわからないというのは結構ストレスだ。
やはりスローバラードの方が歌詞も
ゆっくり味わえるし何より聞き取れる。
その方が我々には良かった。
歌詞を十分味わえないとやはり退屈なのだ。

アンコールも含めて全25曲。
陽水の世界に、あの頃の時代に、たっぷりと
タイムスリップした秋の夜長であった。

本日の楽曲

LOVE
感謝知らずの女
娘がねじれる時
あかずの踏切り
はじまり
還れない二人
チエちゃん
氷の世界
白い一日
自己嫌悪
心もよう
待ちぼうけ
桜三月散歩道
Fun
小春おばさん
おやすみ
リバーサイドホテル
ジェニー My love
愛されてばかりいると
とまどうペリカン
海へ来なさい
(アンコール)
アジアの純真
夢の中へ
少年時代
いっそセレナーデ

以上

◇鑑賞記録

2014年9月26日(金)19:00~
神戸国際会館こくさいホール
中2階R列にて

井上陽水
氷の世界ツアー2014
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秋の彩り 曼珠沙華

2014年09月29日 | slow culture

ことしもあちこちで咲いている曼珠沙華。
この花はやはり田んぼの畦道が一番似合う。
黄金色の稲田にくれなゐの群れ。
このコントラストこそ日本の秋の原風景。
葉をつけず、すっと出た茎に咲く曼珠沙華。
よく見ると不思議な華である。
花というより華と書きたい花である。

落人の里はこれより曼珠沙華
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秋日和でゴルフ日和

2014年09月28日 | slow life

誘われて久しぶりのゴルフへ。
少し汗ばむが爽やかで気持ちいい。

しかし、思うようにならないのがゴルフ。
フェアウェイの真ん中ばかり歩いて
というわけにはいかない。
しかしそれもよい運動である。

鳥の声も聴きながらたっぷり歩く。
帽子に止まった赤とんぼ。
秋うららである。
楽しいラウンドの一日でした。

爽やかに久闊を叙すゴルフかな
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橋上の十六夜

2014年09月27日 | slow culture

その日、大阪・淀屋橋に居合わせた多くの人が
橋の上からしばし東の空を眺めていた。
川の続く先、京橋のOBPのビル群の上に
大きな月が架かっていた。十六夜(いざよい)の月だ。
今年はスーパームーンとかで特に大きい。

道行く人は、しばしその月を眺め、そして
おなじみのスマホでパシャリ。私は
ガラケーでパシャリ。ガラケーだと
こんな小さな構図でしか撮れないけれど。
それでも俳人らしく、俳句で撮りました。

こぞり来ていざよふ月の淀屋橋
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中秋の名月 2014

2014年09月25日 | slow culture

今年の中秋の名月は九月八日でした。
十五夜とか芋名月とも言いますね
芋が採れる時期だから芋名月とか。
今年は雲に結構隠れる名月でした。

十五夜の隠す雲までいとほしき
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幸せ昼ごはん ト一の定食

2014年09月24日 | slow gourmet

京都のお昼ごはんと言えば
高そうなイメージがあるけれど
知れば結構お値打ちなランチがある。

京都は四条富小路上る、四富会館近くのト一。
久しぶりに訪れる。ここは大きそうな店構えで
一見には入りにくそうである。どうしようか
思案している人もたまに見かける。

この日の日替り定食は秋刀魚。
付け合せの品も結構なボリューム。
なかなかお値打ちな定食である。
お腹いっぱいになってしまった。
これで御代は確か525円だったか。
とにかく500円代で食べられます。
ト一です。十一ではありません。
念のため。

■ト一
京都市中京区富小路通錦小路下ル西大文字町599
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電停の灯

2014年09月01日 | cocoro

今日から九月。そこはかとなく漂う秋の気配。

たとえば、路面電車の電停に灯がつく頃
どことなく寂寥感と哀愁を感じるのは私だけか。

路面電車が走る街はどこか懐かしい。
昔は神戸にも、今の山手幹線に市電が走っていた。
子供の頃、港まつりになると花電車が走った。
人気の花電車を一目見ようと、軌道の沿道には
多くの子供たちが、今か今かと待っていた。

国際都市神戸らしく、ミス神戸をはじめ
各国の美女たちが、国の名を冠した襷をつけて
電飾の花電車の舞台から笑顔で手を振ってくれた。
外人の美女たちが子供心にとても眩しかった。

電停に灯す夕べ風は秋  ※灯す…ひともす
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