夏の彩り 蘇鉄の花

南では早くも蘇鉄が花をつけていた。
蘇鉄の花は夏の季語である。
葉の頂きに穂が出て淡い黄色の花をつける。
雌雄がある。これは雄花それとも雌花かな？

花蘇鉄いよよ開きて日の強し

夏の彩り ブーゲンビレア

ブーゲンビレア…。この花も
南の島の海と空の色が似合う花。
加計呂麻島のレストランの植え込みに
懸崖となって咲き満ちていた。

ブーゲンビレアといえば
新婚旅行で行ったフィジーを想う。
コテージのようなホテル。午後
私たちが部屋に戻ると、必ず
ベッドメイクの済んだ枕の上に
このブーゲンビレアが置かれていた。
カードのメッセージと共に。

夏の彩り ハイビスカス

奄美大島の道路沿いには
ハイビスカスが咲き満ちていた。
和名は仏桑花（ぶっそうげ）
ハイビスカスの原種というのを見たが
原種は案外地味な赤であった。
やはり南の島には、燃えるような
あの赤色のハイビスカスがよく似合う。

初夏の花たち 山吹

山吹の花が咲き揃っていた。
山茱萸、ミモザ、菜の花、そして
蒲公英、連翹、山吹と
春から初夏にかけては、案外
黄色の花が多いように思う。

山吹の彩を零して黙の寺

わたしの酒呑録 にごり酒

にごり酒はめったに呑む機会がないが
たまに呑むと美味しい。
中でも私のお気に入りは
広島は可部にある酒造会社のにごり酒。
そんなに甘くもなくすっきりしている。
お気に入りの逸品である。

■菱正宗　にごり酒

“封を切ったその瞬間に拡がる芳醇な香り
そしてひとくち含むと口の中にじんわりと拡がる
ほのかな甘味とスッキリとした旨味。

にごり酒が醸し出す別世界とは
誰もが心の奥底にしまっているロマンへと
思いを馳せるひとときかもしれません。
杜氏が味わったこの感動をあなたにも。”
（宣伝文より抜粋）

久保田酒造
広島市安佐北区可部2丁目34番24号

洋上の大夕焼

太平洋上に沈む太陽。
落暉（らっき）である。
甲板から水平線に消えるまで
ずっと眺めていた。
こんな夕日が見られるのも
大海原を航く船旅のまた醍醐味だ。

厭世といふ気にさせて大夕焼

初夏の花たち 時計草

奄美は加計呂麻島で見た時計草。
パッションフラワーです。この花は
何時を示しているのかな？
この時計草の実が
パッションフルーツだそうです。

初夏の時を刻みて時計草

初夏の花たち 懸り藤

明石公園の隠沼（こもりぬ）へ
誘うように藤の花が懸っていた。
若葉に紫の花のコントラスト。

隠沼のなだるゝごとき懸り藤

クルーズ船の旅

このGWを利用してクルーズ船に乗る。
空路那覇から奄美大島そして屋久島と巡り
神戸に寄港する4日間の船旅だ。

お天気にも恵まれた4日間だった。
船旅ってとても楽だなあ。
揺れなかったからかもしれないが…。
船内では食事にワインそして
ショーやダンスを楽しむ。
船そのものが動くホテルというのを
実感した旅でもありました。

（写真）洋上より屋久島を望む

八年目のマイライフ・アンソロジー

“陽だまりの旅路イスキア”も
今月でまる8年を迎えました。

私のブログを訪れてくれる皆さま
いつもありがとうございます。

ここまでの掲載本数1160本。
今、私の人生は何合目辺りでしょうか？
ただ、毎年の四季の移り変わりの中で
森羅万象と存問しながら生きて行ければ
と思っております。

人生、楽しいことも嬉しいことも
辛いことも悲しいことも
怒れることも…たとい風強くとも…

“マイライフ・アンソロジー”は
9年目へ向けてまた舵を切ります。
変わらずシンプルに、人生の物語を
綴ってまいります。

“今だけ、ここだけ、あなただけ”

このブログを貫く主題はこれからも変わりなく
このブログの本流であり続けます。

ご愛読いただいているあなた様へ
感謝を込めて。店主敬白

風強くとも煌きて卯浪越ゆ


（写真）明石公園にて