陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

はじめての句会 目高

2010年06月19日 | slow culture

四回目の句会。季題は“目高”
めだかである。目高なんて
小学校の時に飼育係りをした思い出と
校庭の池に泳いでいた目高、そして
水槽や鉢で飼われていた緋目高。
そんなシーンでしか記憶がない。
都会で育った自分には、童謡にある
小川の目高のシーンが浮かばない。
そもそも小川ってどんな川なのか。
子ども心にもイメージできなかったなあ。

先生によると、この目高と言う夏の季題
やはり子どもとの相性がいいらしい。
なるほどそうかもしれない。また
金魚との差別化をどう表現するか。
確かに金魚に替えても通じる句も。
ただ目高の生態を詠みこむだけでなく
いかに季節感と季題の心というものを
この五七五の中に表現するか。
知れば、俳句の原則は
「いま・ここ・われ」なのだそうです。
なるほど。私のブログのコンセプト
“今だけ・ここだけ・あなただけ”に近いぞ。

今回も5句投句できました。幸い互選では
5句すべて誰かに取っていただきました。
先生からは2句入選をいただきました。
やはり選ばれるのは嬉しいし励みになります。
しかしいつもながら緊張します。
何しろこの教室。五十路半ばの私が最年少。
60代から80代の人生経験の豊富なお歴々に
選ばれるのは並大抵ではありません。

では、以下に記録も兼ねて記します。
お粗末ながら。

・緋目高のじっと動かぬ午後の水(先生選)
・逃げ足の速き目高も鉢の中(先生選)
・緋目高の窓辺に在りてモーツァルト
・縁日に出かけ目高を連れ帰り
・帰り着きそっと覗くや目高の子

写真は目高ではありません(^_^;)
あしからず。
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単身者の健康管理心得

2010年06月17日 | tete a tete

この春先、健保からの依頼で会社に
健康相談員の女性の方がやって来た。
博多から来た中年のおばちゃんだった。
私の妻よりはふけて見えるが、たぶん
妻よりは年齢は若いだろうと思われた。
そして、ちょっと肌が荒れていた。
この仕事も案外きついのか?

健康診断結果を受けてのメタボ面談だ。
食生活や日頃の健康管理について
いろいろとヒアリングと指導を受ける。
私はBMIは現在、22~23あたりなのだが
腹囲がメタボ基準に引っ掛かったのだ。
赤裸々に言うとその時は87センチだった。
ちなみに身長は178cm。身長計に乗ると
年々、伸びているのが笑ってしまう。
体重は77~8㌔をうろうろしていた。
だから他人から見ると、見た目には
スマートで全然メタボには見えない。
所謂、内臓脂肪型肥満なのだ。肝臓も
酒のせいでほどよいフォアグラ状態だ。

半年後にまた電話面談となる。それまでに
体重を5キロ落とすメニューをいただいた。
出来るだけ歩くこと。一日7000歩が目安。
エレベータも使わずに階段を使いましょう。
お酢を取りましょう、油は控えて等々。
ちなみに私の血液検査数値は、単身では
驚異的にいいと言われた。大方の
単身赴任者は、外食のせいか食事が偏るのか
ほとんど高コレステロールや高脂血らしい。
私の場合、有酸素運動もしているし
食事も自分ではよく作ってると言ったら
なるほどそれでと得心していた。

「偉いでしょう?」

心の中で言う。人間は幾つになっても
褒められると嬉しいものだ。

さて、あの面談から3ヶ月が過ぎる。
昼休みには食後、ビルの屋上から地下まで
階段を昇り降りして前の公園を散策。
朝はパンをやめて、ご飯と納豆にモズク。
たまにワカメの味噌汁を作った。納豆には
らっきょう酢をかけた。これ結構いける。
運動は定期的にしているから問題なし。
朝のストレッチと腹筋運動もやった。
そんなこんなが効を奏したか。
確かに…確かに!!我が体重が
2キロほど恒常的に落ちているのだ。
2キロなんてのはまあ日々変動範囲なのだが
恒常的に75キロ台になっているのだ。
へぇ~という感じ。ならば、あと
残り3ヶ月で3キロ落とせば、相談員の
おばちゃんとの面談での約束は果たせるぞ。

「ガンバラ…ナクッチャ!」

お酒を辞めれば多分簡単なんだけど。
そうは問屋が卸してはくれぬ。
わが国の伝統文化でもある日本酒の復興に
ささやかながら尽力している身としては
なおさら止めるわけにはいかぬ。
それでも忍んで週に2日は休肝日だ。

はてさて、3ヵ月後や、如何に…。
我が体重は、日本の株式市況同様
下げ止まるか。景気が回復し
どんどん天井を目指すか?いやしかし
もうそれは日本ではできないだろうね。
上がり続けたければ、アジアを目指せ!
なんて、体重の話とは関係ないか。
とにかくあと3ヶ月で仕上げねばならぬ。

写真はふぐにさざえ…ああ、また喰いてぇ。
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梅雨入りしました。

2010年06月13日 | slow life

2010年6月13日、日曜日
今年の梅雨入り日です。
今、外は結構降ってます。
湾岸の高速道路が霞んで見えません。
今年の入梅は近畿地方では平年より7日
昨年より10日遅れだそうです。

また、この日は地震も発生。
午後12時33分頃、震度5弱。
震源は福島県沖。深さは約40キロ。
規模はM6.2推定だそうです。

湿った空気が室内に入ってきますが
気温は低いです。
蒸し暑さはなく半袖では寒いくらい。

以上今年の梅雨入り記録です。
紫陽花や蝸牛たちは、今日は
ひっそりと祝宴でしょう。
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初夏三景Ⅲ 青空将棋 

2010年06月12日 | slow life

平和記念公園の木陰…。

愛好家たちが思い思いに集まっては
それぞれ将棋や囲碁を楽しんでいる。
真剣な眼差しのふたり、そして
その盤を囲み見つめる人だかり。
多くは高齢者だ。中には日中から
麦酒やカップ酒片手の人もいる。

初夏。梅雨入り前のこの時期は
しのぎやすい気候である。
公園の木陰は人目も気にならず
風が抜けるし、愛好家たちには
絶好の将棋所、碁会所なのだ。

子どもの頃、銭湯帰りの人や
一杯帰りの大人たちが、近所の
なじみの店の軒先の長椅子に
またいで腰を下ろし、熱心に
将棋に打ち込んでいる姿を
よく見たものだ。あれも確かに
旧き良きにっぽんの
下町の初夏の風物詩だった。
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初夏三景Ⅱ 課外学習

2010年06月11日 | slow life

ゴールデンウィークが明けて
5月中旬から6月にかけて
ここ、広島の平和記念公園は
修学旅行や課外学習授業、また
遠足等で沢山の生徒たちで賑わう。
黄色い帽子、赤い帽子に白い帽子。
子どもたちの被る帽子が可愛い。
鮮やかに若々しく晴天に映えている。
これが実に眩くて美しい。

子どもたちは、それぞれの場所で
ボランティアガイドの語りに
まんじりともせず、真剣な眼差しで
耳を傾けていた。また興味津々に
色んなモニュメントを覗いていた。
そして、原爆資料館の見学では
原爆の恐ろしさ、むごさ、悲惨さを
目の当たりにし、その展示の強烈さに
人生で初めての強いショックを
受ける子もきっといるだろう。
大人になって見た私でさえそうだった。

このところ健康のために
時間をかけて歩くようにしている。
この公園は通る道順にある。連日
脇目にこの光景を見ていると、正に
持続的な教育の大切さを痛感する。

平和記念公園に賑わう子らの姿は
まぎれもなく初夏の風物詩だ。
しかし、同時にそれは
人類の絶え間ない反省と悔恨が成せる
永遠の平和の風物詩であるということを
忘れてはならない。その光景の底辺には
大きなミッションが存在しているのだ。

新緑に赤黄白の子ら散りぬ  私拙有
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初夏三景Ⅰ 本川公園の立葵

2010年06月10日 | slow life

本川公園のタチアオイ(立葵)
が咲き揃った。

赤にピンク、白にまだらと
公園の隅の植え込みで
すくっと夏らしく
林立するように咲いていた。
広島では立ち葵をよく見かける。
ハイビスカスに似た花姿。
昔は農家の庭先で植えられ
親しまれた花とある。

浴衣の着始めの縁日のお祭り
とうかさんも終わり、いよいよ
梅雨入りから夏模様となるのだが
今年は涼しい日が続いている。
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はじめての水彩画 静物

2010年06月06日 | slow culture

土曜の午後の水彩画。
この日はどうしたことか
絵の具を固めたパレットは
忘れてくるわ、デッサン用の
鉛筆と消しゴムも忘れるわ。
何とか借り物で間に合わせたが
やはり準備を怠るといけんね。
いざ描き始めると、その心の
余裕のなさが絵筆に現れた。
どうも思うように描けない。
うまく色が出せないのだ。

この日は静物を描く日。
藁で編んだワインのボトルと
ポットにバスケット、パンにカップ
バレンタインの水差しのモチーフを選ぶ。

全体に未完成の域。時間がなくて
最後は適当に描いてしまった。
だから輪郭も弱い。次回は
ちゃんと準備を怠らずに
早めに行くという心構えを忘れずに。

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はじめての句会 草取

2010年06月05日 | slow culture

三回目の句会
季題は草取である。
草取りなんて最近してない。
庭のある家に住んでいる人は
この時期の風物詩なのだろう。

先生曰く。草取という季題は
やはり草を取るという単なる
労働作業の表現に留まるのではなく
草を取りながら自分の心を見つめている
その心の動きがどう表現できるかだと。

今回も五句を投句。
それぞれ違うモチーフを選ぶ。
以下の四句が互選に入りました。

一、あれこれと 浮かぶ想ひや 草むしり
二、草取りて 生きとし生ける ものを知る
三、草引きつ 妻はなにげに 問ふて来し
四、黙々と 草取る人や 田舎道

一の句は先生の特選に。
二の句は先生の選に入りました。

アドバイスも受けました。
三の句の“なにげに”は
現代使いの言葉だと。
何気なくが正式用法です。
つい安易に使ってしまいました。
四の句の田舎道は配慮が必要だと。
道の畦とかの表現が好ましいと。
そうですね。やはり失礼ですね。
私も若干引っ掛かっていたのですが。

本日の先生選の一番句は

草取に 一陣の風 黙を解く 泰子

黙は“もだ”と詠むのだそうだ。
う~ん。素晴らしい。
情景が浮かんでくる句ですね。
黙々と修行僧のように草を取っていたら
ふと一陣の涼しい風が吹いた。その風に
はっとして根詰めていた気が緩んだ。
そういうことでしょうか?
なんとも素晴らしい句でした。

(写真)巌流島にて
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懐かしい苺の匂ひ

2010年06月02日 | slow life

岡山は鏡野町、道の駅夢広場で
苺 さちのかを買いました。

ここではいつも野菜を買います。
トマトもシイタケも白菜も
関西のスーパーで売ってる野菜より
はるかに新鮮で美味しい。
ウコッケイの卵なんかもある。

地元で取れたみずみずしい苺。
昔懐かしい苺の香りがふわっとした。
この匂いは、確かに少年時代に
嗅いだあの苺の匂いなのだ。
赤い色も何ともいえない艶。

甘酸っぱい味。
なんとも言えんなあ。
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