陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

尼崎のゆりかもめ

2016年11月27日 | slow life

尼崎の中小企業センターへ所用で行った。
阪神尼崎駅から国道2号線へ出ようと
庄下川沿いを歩いていたら、びっしりと
ゆりかもめが停まっていた。百羽はいただろうか?
沢山いるなあ。近づくと少し列を寄せて逃げる。
日向ぼっこしているのだろうか。

ゆりかもめは都鳥とも云う。12月の季題だ。
翼が白く、嘴と脚が赤い。冬の鳥で北方から
渡って来るとある。都鳥といえば伊勢物語の
在原の業平の和歌が有名である。

“名にし負はばいざ言問はん都鳥
わが思ふ人は在りや無しやと”

京の都に残した恋人をしのんだ歌である。
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クリスマスツリー上がる

2016年11月26日 | slow life

伯母野山での句会。この日は新人が3名参加。
いつもはこじんまりした句会だけれど
15名の参加となった。これで椅子も満席だ。
兼題は時雨、一茶忌、そして酢茎。
なかなか難しい季題だったけれど、夫々
皆さん上手に作られていて楽しい句会となった。
帰り際、六甲登山口にあるカトリック教会には
クリスマスツリーがライトアップされていた。
もうすぐ師走だ。ここから月日は一気に加速する。
急がなくてもいいけれど、急がなくては…。

伯母野山より時雨雲遠ざかる
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焼藷の季節

2016年11月25日 | slow life

寒くなってきた。東京は11月で雪が降った。
ひと昔前は毎年、仕事納めをしてから
会社近くにバスを貸し切って皆で
年末にスキーに出掛けていたことがある。
大概行先は赤倉温泉だった。その時期は
いつも雪があるかなあなんて気にしながら。

この頃は兵庫県のスキー場なら、ほぼ毎年ス
キー不可であった。ところが最近はどうだろう。
12月ならほぼスキー可の積雪量なのだ。
昔より冬は確かに寒くなってきているのだ。
けれど地球は温暖化である。

焼藷を貰った。ほくほくでとても温まった。
焼いてくれた人の温かさも伝わってきた。

焼藷の温さは人の温さかな
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うまいもの選 ラ・フランス

2016年11月24日 | slow gourmet

知人から洋梨、ラ・フランスを頂いた。
茨城県の洋梨で知人から送ってきたそうだ。
普段はあまり食べないから、どんな味だったか
忘れていた。食べてみるとそうそう、こんな味
そしてこんな食感と思い出す。
まあ、梨と桃をPPAPしたような味だよね。
ごちそうさまです。
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My screen この世界の片隅に

2016年11月23日 | slow culture

こうの史代さんは好きな漫画作家だ。
原爆投下の広島と桜咲く東京の街を描いた
「夕凪の街 桜の国」を読んで(映画も観た)
以来のファンである。

本作「この世界の片隅に」サブコピー
“昭和20年、広島・呉。わたしはここで生きている”
この作品はクラウドファンディングによって
3374名から3億9千万円の資金も集めて制作された。

広島への懐かしさもあってこの映画を観た。
江波や草津、そして呉の景色や広島弁が
とても懐かしく心地良かった。しかしそんな
私自身の郷愁もあるが、この映画のなんと
美しくそして切ないことだろう。

直接的には原爆を描いてはいないのだが
美しい瀬戸内の景と慎ましやかな家族の
風景を淡々と描くことによってかえって
戦争の悲惨があぶり出されてゆくのだ。
戦争の恐ろしさや不条理が伝わってくるのだ。

そんなことを感じながら、観終わって
私はふと広島時代に住んでいた土橋の
あのお好み焼き屋のおばちゃんは、今
どうしているだろうかと思ったのであった。

■鑑賞記
シネリーブル神戸 「この世界の片隅に」
昭和20年、広島・呉。わたしはここで生きている
原作:こうの史代、監督:片渕 須直
音楽:コトリンゴ 主演:のん
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稔りの秋

2016年11月22日 | nonoka

たわわに稔った実。
これは何でしょうか?
だいだい?はっさく?
しかしこの家の方はこの実を
収穫しないのだろうか?
ちょっと気になりました。
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皇帝ダリアの空

2016年11月21日 | nonoka

山陽電車に乗って車窓を何気なく
眺めていると、淡い紫の花をつけた
背の高い草木が目についた。
何の花だろうかなんて思いつつ。

大塩の日笠山にも同じ花が…。
花の名を尋ねたら皇帝ダリアと云う。
へえ、これダリアなの。
でもダリアは夏の季題であるから
これを冬の季題とするには無理がある。
との師の仰せであった。
皇帝ダリア…どうもしっくりこない。
ダリアの華やかさに皇帝の名がつけば
もっと豪華絢爛を想像するから、この花が
皇帝ダリアという命名はミスマッチな
気がしてならないのだ。隣には黄色い
向日葵のような花をつけた同じような背の
草木があった。この花の名を聞くと、何と
これは皇帝向日葵と云うと教えてくれた。
それを聞いた途端、私は興ざめしてしまった。
皇帝ダリアとはその程度の由来だったのかと。

まあ、それでもこの花とてもダリアの
面影はないけれど、背が高いこともあり
目立つ花ではあるのは間違いない。
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野路菊の里 吟行

2016年11月20日 | slow life

月例の九年母会の吟行。
十一月は山陽電車大塩駅から日笠山へ。
大塩の由来は、古くから塩の産地として
塩田が栄えていたからだと言う。

大塩は植物学者の牧野富太郎博士によって
大正十四年、野路菊の日本一の群落地
として認められた地である。
県花である野路菊は今が旬であった。

しかし、日笠山で見た野路菊は人の手が
加えられており、きれいに咲き満ちては
いたのだが、自然の群落は今年はすっかり
消えてしまっていたのである。これも
自然の摂理というものなのか。所々杣径に
楚々と咲く野路菊に出逢うだけであった。

日笠山から夫婦岩まで行き、馬坂峠まで
出るつもりであったが、足場が良くないので
引き返した。今度この地を来ることがあったなら
馬坂峠までは行ってみたいと思う。

ふり向けば海見えて野路菊の丘
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黄落の俳句教室

2016年11月19日 | slow life

時雨のようなそぼ降る雨の中
地下鉄に乗って名谷駅へ。
この辺りはやはり山あいだから
寒暖差がやはりあるのだろう。
紅葉の色がひときわに美しい。

この日は講師として「楽しい俳句」を任された。
集った人々は12名。初めての方もいれば
少し俳句をかじった方も交っているようだ。
皆熟年の方々であったが、お独りだけ
若い女性がいた。俳句をやっていると
若い方は、金の卵に見えてしまう。

この位の人数がちょうどいい。
30分ほど手ほどきをしてから
俳句を作ってもらうことにした。みんな
口々に「え~っ!」という反応だったが
どこか嬉しそうであった。センターの中庭を
少し吟行して、30分で作ってもらう。
一句出句の一句選で句会をした。

案ずるがより生むが易しとのこのこと。
皆さん楽しそうに写生をして、出来た句も
なかなかではないか。元よりこういう講座に
来る人は俳句に関心があるからやはりできるのだ。
こうやって一人でも多くの人が俳句の楽しさに
気づいてくれると、私はとても嬉しい。そして
この中から優れた俳人が出て来たら、私はもっと
もっと嬉しい。そう思う最近の私は、どうやら
自分が俳人として活躍するより、こうして
才能を発掘し育てる方が、実は好きなタイプ
なのではないかと思うようになっている。

黄落や御堂に雨に降りやまず
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週末のビール

2016年11月18日 | slow life

最近はあまりビールを飲まなくなった。
糖質ダイエットをしているからだ。
お酒はワインか焼酎そして糖質オフの
日本酒にしているのだ。

でも今日は週末。美味しいビールを
呑んでから赤ワインとフランスパンを。
それにポテトサラダ。炭水化物と糖質
解放の日なのである。週末だから
たまにはいいかも。
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