陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

吉例 節分年の豆

2011年01月30日 | slow life

新春懇親会に出席した。
お土産にもらった豆。
そう、節分の豆である。
包装の表書きには

“口上 吉例 節分
年の荳 参らせそろ 如月朔日”
とある。

中には“福神金像”と書かれたお守り袋。
恵比寿さまと大黒さまだろうか。
これは財布に入れておこう。

さて、京の老舗の豆屋の社長さん曰く
豆まきは下からまくのだそうだ。
上からまくのは豆投げなのだそう。
鬼に向かって、「鬼は外」と
追い払うように上から投げるのが
豆まきの風習と思われているが
下から鬼に向かってまくのが
本来の意味の豆まきなのだそう。
下からまくのは
施しをするという所作らしい。
嗚呼、やはり日本人は美しいな。
施しをして「鬼さん、鬼さん
どうぞお引取り下さい…。」なんて。
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わたしの酒呑録 香住鶴

2011年01月29日 | eau de vie

香住鶴である。
この酒、わたし好みの飲み口。
写真は土佐鶴と並んでいる。
そう。どちらも好きな酒なのである。
香住鶴も土佐鶴も私の大好きな
海の幸が豊富な漁港の地だ。
味わいは清冽で透き通るような酒。

■香住鶴 山廃特別純米
15~16度 日本酒度 +3度
兵庫県美方郡香美町香住区小原600-2





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伝言板はさびしかろ

2011年01月22日 | cocoro

昔、駅には伝言板がありました。
待ち人への言の葉。

小生も書き残したこともありました。
来ぬ人を待つ手持ち無沙汰に
それらを読んだこともありました。
白墨で書かれたその文字には
それぞれの想いが伝わるようでした。

時は流れて…。今は携帯メール。
人を待つということが、なんか
軽いものになった気がします。
時間が軽薄なものになったような。

アナログ的でしょうけれど
心にはいつも伝言板を持ちたいと思います。

来るといふ人見えずして春を待つ
               高濱年尾
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はじめての水彩画 蟹とメバル

2011年01月19日 | slow culture

今年初めての水彩画教室。
今回は魚と蟹、それにいろいろ。
私はせこ蟹とメバル、さざえ、そして
唐辛子に檸檬の前にイーゼルを構えました。

メバルの色合いを強く描きすぎたのですが
先生の指導で水で少し色を消したら
なんかメバルの模様が旨く描けました。
せこ蟹は少し存在感が薄いかな?
手前にあるので、もっとしっかりと
色を強く出して描くとよかったかな。

俳句は真剣勝負で創作しているのですが
絵を描くことは、私にとって精神の開放。
だから楽しく描いています。
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震災16年を迎えて

2011年01月17日 | cocoro

雪が積もった。
すでに夕べには
前の公園が真っ白になっていた。
そして夜が明けた。
あの日から16年…。

当時12歳だった子も28歳となる。
当時たん笥の並ぶ小さな部屋で
ひとりで寝ていたわが子。
倒れてきたたん笥群がちょうど対面の
クローゼットに倒れ掛かり、偶然
その隙間の空間に挟まれたおかげで
無傷で難を逃れた。そして
まだ小さい下の子は、私と寝ていたのだが
飛んできたテレビで頬を切っただけで済んだ。
今でも微かだが、その頬に
当時の傷跡を探すことができる。

けれど
ご近所には亡くなった同級生がいた。
亡くなった子のお母さんには
12歳のままのわが子が、ずっと
心の中に生き続けている。
今では普通に生きている私は
ともすればそのことを忘れがちになる。
だからこの日というものが
震災忌として、厳然にしかも永遠に
存在しなければならないのだと思う。


あの子にも雪を見せたや十七日(とうなのか)

合掌。
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はじめての俳句 氷柱

2011年01月16日 | slow culture

冬らしく冷え込む。
毎年ゆくスキー場、予約した年末は
滑れるほどの雪はなかったが
今はもう十分すぎるほどの積雪らしい。

今回の兼題は、「氷柱」…つらら。最近は
あまり街中では見かけなくなったけれど
氷点下になった日、よく眼を凝らしていれば
いろんな所に氷柱を見つけることができる。

雫より生まれてやがて雫に帰る氷柱。
寒い冬の徒花(あだ花)のよう…。

その中に音も閉じ込め滝氷柱(巻頭)
つららして北陸からの列車着く(特選)
つらゝにも風の残せし模様かな(〃)

今回は吾ながら上出来でした。

ちくさ高原スキー場にて(写真)
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わたしの湯治録 天橋立

2011年01月09日 | slow journey

今年もどれだけ温泉に行けるかな。
百湯を目指す意気込みで
新たにシリーズ化しました。

湯治とは精神的療養という意味です。
有態に言うとリラックス。

写真は宮津のマリントピア天橋立
リゾートマンションに湧く温泉。
ここは部屋の風呂も温泉でした。
ガラス張りの部屋温泉からは
宮津湾が一望できます。
写真のような展望浴場もあり。
朝一番に温泉に浸かれるのは
いつもながらいい気分。しかも
部屋での温泉なら、これはまた
格別によろしゅうございます。

■マリントピア天橋立10号館 会員制
 京都府宮津市日置4230
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石鯛の煮付け

2011年01月08日 | slow gourmet

魚の煮付け。最近は
あまり食べることがなくなった。
小さい頃は、これが出てくると
「うえっ~。」となったものだ
子どもには美味しくない。
小骨もいっぱい。
上手に骨を除く箸の使い方も
うまくないから余計である。

大人になって、特に中年期以降は
魚の煮付けは滋味溢れる食材になった。
この石鯛の煮付け。姿かたちもいい。
七つの縞がくっきり浮かぶ。
丹後で取れる石鯛はことのほか旨い。
忘れられない海の幸である。
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恭賀新年

2011年01月02日 | slow life

新年、明けましておめでとうございます。
どうぞ本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう
よろしくお願い申し上げます。

今年の元旦はゴルフから明けました。
日の出時刻からのラウンド。
気温は氷点下3度。グリーンは
コンクリートのように凍ってカチカチ。
お風呂に入って体を温めてから
ほうほうのていで帰宅。
遅まきながらのおせちをいただきました。

今年の目標は、生きていく中で
縁在りしものにもっと関わること。
人は関わることでしか自分の存在を証明できないんだ
という位の強い気持ちをもって。

それと、やはり健康…。
この世に存在する確かさは肉体に勝るものはない。
という位の強い気持ちをもって。

書きながら、やはり消そうかと
弱気になる相変わらずの自分がいるけど
今年も頑張って生きて行きたいですね。

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