陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

魚が旨い店 樽

2016年04月26日 | slow gourmet

独身の彼は独りで食べ歩くのが好きだと言う。
大勢で飲んだり食べたりするのはしんどいと言う。
この点が私ととてもよく似ているので意見が合う。
そんな彼と久しぶりに飲みに行く。

事前に彼が店を選んでおいてくれた。もちろん
日本酒の品揃えがいい店が暗黙の了解事項だ。
大阪は本町から肥後橋にかけての、四ツ橋通りの
二つ西の縦筋には結構行ってみたいような店が多い。
寿司屋、和食屋、ビストロ、中華、無国籍料理など
そそるような店が犇めいている地区なのだ。
四ツ橋を越えるところが穴場なのである。

その彼が選んでくれた店は、ほぼ肥後橋寄りにあった。
どちらかと云うとこじんまりしだ。日本酒好きの彼が
選んだだけあってなるほど銘柄が揃っていた。
それも私好みの酒が多いのも嬉しいではないか。
お通しの3品に何と黒ビールがついてきた。
黒ビールを食前酒に出す店も何とも珍しい。

品書きから造りの盛り合わせに筍の天ぷらを。
この刺盛りいい素材を使っているのが一目で判る。
盛り付けも上品でよい。この日はひらまさに鮪
そして螢烏賊と松かさの鯛であった。

この日合せた酒は、初めて呑む風の森(奈良)
に始まり香住鶴、久保田、越の寒梅、呉春…
後はもう酔っぱらって忘れてしまった。

■樽 江戸堀店
大阪市西区江戸堀1-22-1
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幸せ昼ごはん 赤魚煮付

2016年04月25日 | slow gourmet

週替りの魚定食が旨い店へ。
この日は赤魚の煮付。
ここの大将はとても腕がいい料理人だと思う。
この煮付も出汁加減といい煮加減といい
絶品である。小鉢も優しい味付。
味噌汁は仙台味噌とある。ご飯もほかほか。
煮付が旨い店はそうそう見当たらない。
煮付なんて食べる人も少ないから、あまり
品書きに添えてある店自体も希少である。

■楽酒活菜 武者
大阪市中央区瓦町4-4-14 日宝ニュー本町ビル 1F
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季題 暮の春

2016年04月24日 | slow culture

暮の春(くれのはる)は好きな季題のひとつ。
暮春のことである。いわゆる晩春だ。
晩春の季題に、その他、行春(ゆくはる)
そして春惜むがある。日本人は行く季節を
惜しむ心情がひときわ強いのかもしれない。

ちなみに「春の暮」は春の日の夕暮をさす。

教会に佇む静寂暮の春
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うまいもの選 ゆば豆腐

2016年04月23日 | slow gourmet

天気がよい日。時々、週末の夕方
ウォーキングに出かけることがある。
この日は桜蕊(しべ)降る石屋川公園から
山手幹線を東へ向かう。御影界隈の
パン屋さんやケーキ屋さん、そして
カルレ屋さんなどを覗きながら住吉川へ。
住吉川に着いたら、川沿いの遊歩道へ下り
マイナスイオンを浴びつつまた歩く。
カルガモがいればしばし眺めていたり
散歩のワンちゃんに愛想をしたり
蝶の行方を追ったり、水底を走る魚影を追ったり。

帰路は住吉駅北側の山口とうふ店へ。
ここのゆば豆腐が好物である。
今夜はこれを肴に一献と決めたのだ。

店内は必ず何人かのお客が並んでいる。
久しく行かなかったが、以前に比べて
お店の対応がとても感じいいではないか。
以前のイメージは、正直、味は一流
接客三流という感じだった。
まあいい店というものは大概、頑固な店主がいて
愛想なんて期待するものではない。そんな店が
昔は多かったものである。だから私は別に
気にはならないのだが、人によっては
「なんだこの店は!」という人もいただろう。

まあ、美味しものを買うのに気持ち良く
買えるのに越したことはない。だから
これはこれで良かったと思う。さて
講釈はこの位にして、では絶品のゆば豆腐を
じっくりといただくことといたしましょう。

ゆば豆腐崩し一献春惜む

■山口とうふ
神戸市東灘区住吉本町2丁目14-19
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わたしの酒呑録 赤霧島呑み比べ

2016年04月22日 | eau de vie

誕生日のお祝いに知人から
赤霧島の一升瓶を貰いました。(写真右)
左の四合瓶は酒の量販店で買ったものです。
ちょっとラベルデザインが違います。

この両者、主ラベルの文字列が違う。
一升瓶の方は「霧島」と大きくあり
上のラベルに「赤」と表示されています。
それに反して四合瓶の方はと言えば
ラベルに「赤霧島」とあります。
一升瓶と四合瓶とでは違うのだ。これは
おそらく瓶の面積の問題なのだろう。

同時にこの二つを呑み比べてみました。
おやっ?どうも味が違います。あきらかに
一升瓶の方が味わいもまろやかで旨い。
四合瓶の方はまずくはないが舌に尖りがくる。
これは何故なのか?

時々、スーパーや酒の量販店で
このような入手がやや困難な銘柄の酒が
ぼんと入荷して並んでいることがある。
三岳もかつて見たことがある。それで
ちゃんとした店での販売だから思わず買うのだが
呑んでみるとどうも本来の味と違うことが多い。
舌が記憶している味と齟齬がある場合が多い。
これはおそらく量販店向けに生産したもの?
真相は知るよしもないが、いずれにしろ
有名銘柄が突如普通の店に、まとまった量で
現れる時がちょくちょくあるのだ。
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2016 今年の通り抜け 八重Ⅱ

2016年04月21日 | cocoro

艶やかな淡紅色の八重桜。
これで今年の通り抜けの見納めです。

それにしても外国人の方が増えました。
さずがに自撮り棒は禁止になったため
ほとんど見かけませんでしたが
それでも桜の下で、仲間たちと
ポーズをとって写真に納まる様は
日本人の価値観とは違う感じがします。

美しさを愛でつつもどこか散る儚さを思う…
そんな日本人の心は失わずにいたい。
そう思った今年の通り抜けでした。
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2016 今年の通り抜け 八重Ⅰ

2016年04月20日 | nonoka

造幣局の桜は遅咲きの桜が多い。
だから八重の桜も種類が多い。
この八重は名を確認できず。
ふくよかな咲きようです。
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2016 今年の通り抜け 鬱金

2016年04月19日 | nonoka

黄色い桜は結構人目をひく。
この木は鬱金だったか、それとも
黄桜だったか定かではない。

鬱金桜は江戸時代には
知恩院に植えられていたとある。
淡い黄緑の色味が、ショウガ科の
うこんの根の色に似ているから
その名が付けられたらしい。
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2016 今年の通り抜け 市原虎の尾

2016年04月18日 | nonoka

この品種は市原虎の尾とあった。
京都洛北市原にあった桜で
その咲く様は虎の尾のようだから
そう名づけられたらしい。
花は淡紅白である。

虎の尾と云へど優しき桜かな
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2016 今年の通り抜け 牡丹

2016年04月17日 | nonoka

今年も造幣局の通り抜けに
行って参りました。

今年の花は「牡丹」という品種です。
大島桜系の里桜とあります。まさに
ふっくら牡丹のような桜でした。

ぼうたんと云ふ名を貰ふ桜かな
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