わたしの酒呑録 天狗舞

天狗舞は加賀の酒。
加賀の酒は芳醇濃厚な味わいだ。
色も琥珀がかっている。
旨みがあってこれぞ日本酒という酒でした。

■天狗舞　天本醸造
山廃仕込みをブレンドした
旨味とコクがあり
飲み飽きしないお酒です。

車多酒造
石川県白山市坊丸町60番地1

2013年の桜 造幣局

大阪は天満橋。造幣局の桜の通り抜け
今年は4月16日から22日まで開催される。
ちょっと大丈夫かなと思う。
と言うのは、すでにここも満開に近いのだ。
この通り抜けをいち早く観たいということで
裏技で通り抜けを楽しむ。種を明かすと
この造幣局内にある造幣博物館へ入館するものは
途中までこの通り抜けを歩くことができるのだ。
ここを歩かない事には博物館まで行けない。
という訳で、一足先に造幣局の桜を楽しむ。
八重の桜も黄桜の鬱金（うこん）桜も満開であった。

花を守る造幣局にある歴史

2013年の桜 石屋川公園

神戸・石屋川公園の桜は
御影周辺での一番の花見スポット。
震災後貯水槽を設け整備された灘区側公園の
桜の幹ももうずいぶんと太くなった。
18年の歳月を感じさせる。あれから
毎年花をつけ我々を癒してくれる。
今年は花見のタイミングがとても
難しかったようだ。例年に比べて
花茣蓙もまばらなような気がした。

震災の追憶にある桜かな

2013年の桜 靭公園

本町の会社から少し歩くと
靭（うつぼ）公園がある。
浪速の都心にある桜の名所だ。
早くも、碧いビニールシートが
一面に敷かれていた。
若きサラリーマンが所在投げに
敷かれたシートの留守番をしていた。
スマホを弄ったり本を読む者。
所在なげだなあ。でもこれも仕事だ。
でも昼日中から、若者にこんな仕事を
させる会社は、幸せな会社なのだよ。

新入の仕事は花の場所確保

2013年の桜 長岡天満宮

京都は長岡天満宮へ。
日本一のタケノコ料理の店へ行く。
食べに行くのではない。仕事に行く。
アポイントの時間まで余裕があったので
長岡天満宮の桜を愛でていた。
天満宮と言えば梅だが桜もある。今年は
ソメイヨシノと紅しだれの競演が見事。

糸桜空の碧さをしたがへて

元安川畔のレストラン

広島の平和公園。懐かしい風景。
単身赴任時代にはいつもこの公園を
間近に見ていた。麗らかな春のひと日。
元安川畔のオープンカフェcaffe ponte 。
多くの観光客が思い思いに憩っている。
この長閑こそ尊い平和そのものなのだ。

長閑なる平和公園てふ平和　

※長閑…のどか

春の広島 原爆ドーム

広島・原爆ドーム、平和記念公園を散策。
ここ広島も多くの外国人で溢れていた。

解っていたことだが、広島市民球場が
すでに取り壊されていたのは少し哀しかった。
会社帰り、時々市民球場で野球を見てから
歩いて単身のマンションに戻ったものだ。
こんな身近な球場はなかった。
新しい球場もボールパーク風でなかなか良いが
やはりあの広島市民球場は、私の単身赴任時代の
センチメンタルバリューなのである。

しかし、原爆ドーム、小さいなあと思う。
その歴史上の価値に比して実物は小さい。
しかし紛れもなく人類の偉大な平和遺産である。
恥ずかしい話だが、広島に赴任して初めて
平和というものがいかにかけがえない
尊いものであるかに気づいた私。
その象徴がこの原爆ドームなのだ。

麗らかに原爆ドーム平和乞ふ