陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

My screen ホールドオーバーズ

2024年08月02日 | slow culture

猛暑を避けてふたたび映画館へ。上映中の映画の中で見てみたそうな映画を選ぶ。ということでチョイスしたのが「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」私の好きな1970年代をモチーフにした映画である。

1970年のボストン近郊、名門バートン校が舞台。クリスマスと新年を過ごすために生徒たちは休暇で帰省する。しかし何らかの事情で帰省できない生徒もいる。その一人の生徒と学校での留守役を仰せつかった、融通の利かない嫌われ者の教師と、ベトナム戦争で一人息子を失ったばかりの黒人の女性料理長。その三人が休暇中の学校で織り成す心の物語である。

宣伝コピーは「この日々をきっと忘れない。孤独な魂が寄り添い合い、思いがけない絆が生まれる」だ。

ストーリーもそうだが、70年代の東海岸の名門校の映像がどこかノスタルジックで美しい。天井まで本が積み上がったレトロな図書館、雪景色の校舎や街並みだ。WASP文化の古き良きアメリカである。

◇ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ 原題 The Holdovers They're all alone in this togethers   監督:アレクサンダー・ペイン キャスト:ポール・ジアマッティ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・セッサ 第96回アカデミー賞 助演女優賞、第81回ゴールデングローブ賞 主演男優賞、助演女優賞 受賞作、133分、シネリーブル神戸

コメント