陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

わたしの酒呑録 ジンファンデル

2009年07月29日 | eau de vie

ジンファンデルと言えば
セパージュのことより
僕はおとなの男女の微妙な綾を
繊細に切り取った、篠田節子氏の
都会的な短編小説「夜のジンファンデル」
を彷彿とさせるのだが…。

今回はロバート・モンダヴィの
ウッドブリッジ・ジンファンデルである。

丁子や黒胡椒のニュアンスが感じられる
豊かで薫り高いアロマと味わいを
秘めていますとラベルに書いてある。
カリフォルニアワインである。
で、僕はこれを、どうして
こんな混雑した売り場で買わなあかんのや!
といつもストレスフルに思いつつ
阪神百貨店1階のコーナーで、しかも
特売セールで買ったのである。
プロパー価格で買わず特売で買うたのに
雰囲気がどうのこうのと
偉そうに言えた義理ではないのである。

う~ん。このジンファンデル。
あの小説のような微妙な余韻というより
ちょっとストレートなテイストかな。

■ロバート・モンダヴィ
ウッドブリッジ ジンファンデル2007

カリフォルニアで長い歴史のある
アメリカ特有のジンファンデル種。
中でも栽培に 最適なローダイ地区の
古樹から収穫されるぶどうを主に使用。
カシスや黒コショウのニュアンスが感じられる
豊かで薫り高いアロマと味わいを秘める。
ベルベットのように柔らかな
口当たりをもったエレガントなワイン。
赤】ミディアムボディ 750ml
※メルシャンHPより抜粋
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深山幽谷 天然岩風呂 作並の湯

2009年07月26日 | slow journey

その天然の岩風呂は、さながら
長谷寺の階段を彷彿とさせる
木造造りの階段を、地階からさらに
九十数段下がったところにあった。
簡易な脱衣場で浴衣を脱いで湯に向かう。
広瀬川の渓流が目線のすぐ下を流れていた。
岩魚が涼しそうに渓流に逆らって止まっていた。
まさにひんやり深山幽谷の風情である。

“温泉の廊下伝ひに
絶壁を下る事数百段にて漸く達すべし。
浴槽の底板一枚下は即ち淙々たる渓流なり。
蓋し山間の奇泉なりけらし。
夏山を廊下つたひの温泉かな”
■はて知らずの記 正岡子規 明治26年8月

“作並の河原の湯こそうれしけれ
 太古の岩に囲まれて湧く” 土井晩翠

文人たちも愛した歴史ある岩風呂だ。

“広瀬川渓谷と太古の岩に囲まれた
かけ流しの露天風呂と野趣味”

広瀬川源流脇にある老舗の温泉旅館だ。
寛政八年(1796年)の創業とある。
宿には五本の自家源泉があり
すべて自然湧出とあった。うち
湯温の異なる四本が、天然岩風呂の
四つの浴槽に注がれているらしい。
泉質はナトリウム、カルシウム、硫酸塩
塩化物泉、低張性弱アルカリ性高温泉。
無色透明で塩とは違ったから味があり
保湿効果に優れると言う。なるほど
いつまでもぽかぽかと体が熱かった。

ここ、混浴である。

四つの岩風呂がある。
写真にある通りそんなに広くはない。
決まりでタオルなど巻きつけての入浴は不可。
まさに男女裸で入る自然の温泉なのである。
幸いというか、少し期待はずれというか
朝夕三回の入浴時には女性とは巡り合わず。
しかし、たとえ異性に遭遇したとしても
この太古の自然の懐に抱かれれば
どこか神々しくて、男女の差なんて
本当に小さなこだわりでしかないと
思えてしまうのである。
ただし心配御無用である。
この天然岩風呂は、女性専用の時間帯も
ちゃんと設けられているし、また
“香華の湯”という女性専用露天風呂もあり。

仙台中心部からわずか30キロ
空港から電車をうまく乗り継げば1時間少し。
そんな郊外にこんな温泉があるなんて。
日経プラス1 何でもランキング
“一人旅のおすすめの宿”で第7位。
さすがプラス1の見立てである。

この旅館だが
スタッフが若いのには少し驚いた。
こういう温泉旅館は、ご他聞に洩れず
ロートル化しているのが現状である。
けれどここは、玄関周りのお迎えから
仲居にいたるまで若いスタッフが目に付いた。

「いくつに見えますか?」

部屋に案内してくれた娘は聞けば18歳と言う。
お世話の娘も、岩手から来たと言う。

「着物の着付けにお茶の立て方とか
いろんな事学べるから花嫁修業にもなるね。」
と連れ合いが言ったらうなずいていた。

これは素晴らしいなあ。日本の温泉旅館は
日本が誇るべき最高のもてなし文化だと思う。
それを若い人たちがこうして伝承していく。
何より若い人に雇用機会を創出している。
そのことも私は素晴らしいと思うのだ。
偉そうな物言いだが、この宿の経営者の
気概というか心意気を感じるのである。
また料理も良い。
部屋で熱燗で楽しむ料理は最高だ。
特に朝のバイキングは驚いた。概ね
コストと労力を抑えるのがバイキングの相場だが
ここのバイキングは1品1品にこだわりがある。
品数も多い。お米は地産地消のひとめぼれだし
手作りのパンは愛情を感じるほど美味だった。
それに牛乳はコクがある。香ばしい珈琲も
一流ホテル並みのクオリティだ。ふと見たら
コーナーで天ぷらも揚げているではないか。

300年の伝統を守りつつも、こうして
時代に適応しながら、なお雇用という
社会的責任を果たしている老舗旅館がある。
何だか日本も捨てたもんじゃないな。
そう思うと、私もまた頑張ろうという
気力を与えてもらったような気がした。
いい温泉旅館は心の元気もくれるなあ。

■作並温泉 鷹泉閣岩松旅館
 仙台市青葉区作並字元木16番地
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大正の居酒屋

2009年07月17日 | slow gourmet

五時半過ぎに入ったがもう満席である。
入り口、扉近くの突出席が
二席分かろうじて空いていた。
ビールの冷蔵ケースに板を張って
作った臨時席のようなところだ。
しかし、えらい人気店やなあ。

ここは、大阪は大正区三軒家東。
JR大正駅から大正橋目指して歩いて
橋の手前を右に折れた路地にあった。

出汁巻260円にきずし320円。
出し巻はふんわりとろり。
やや水分というか出汁が多目なので柔らか。
ここの名物メニューのようだ。
きずしは脂の乗った鯖だった。
くわ焼きを頼んだが、手違いか
忙しいから忘れたか、残念だが
注文は通っていなかった。
コンサートの時間もあるし諦める。
ビールも酒も安かった。最初に
出てきた突出はサービスだと言う。

大阪やなあ。大正やなあ。
を感じさせてくれる店である。
また、機会があれば
くわ焼きにチャレンジしたい。
しかし、また大正区に
行く機会があるかなあ?

■クラスノ
大阪市大正区三軒家東1-3-11
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大正橋の夕暮れ S&G

2009年07月14日 | slow culture

この日の夕どき
大正橋を渡る多くの人の列が
京セラドームへと続いた。

S&Gのオープニングソングは
old friendsで始まった。
穏やかなアコースティックの音色に
聴衆は水を打ったように静まり返った。
ポール・サイモンのギターは
懐かしい音色を奏で
アート・ガーファンクルの透き通った声は
昔のイメージのままであった。

僕とS&Gとの出会いは
やはり映画「卒業」である。
そして中学生になって
二枚組アルバムを買った。
うる覚えだが、確か、当時
3000円位で買ったのではないか。
当時の中学生にとっては
それは大きな買物だった。

ビクターのステレオで聴いた。
針を落とす。流れてきた
そのメロディはとても美しかった。
以来、S&Gのファンである。
BS放送でコンサート放映があった時も
録画して保存しているほどだ。

コンサートの終盤になって、やっと
THE SOUND OF SILENCE が流れた。
やはりこの歌は特別の存在だ。
待ちわびた聴衆のざわめきが立ったが
それはやがて沈黙に変わった。
みんな一音一句逃すまいと
真剣に聞き入っているのだった。

この歌詞は今でも難解だと思う。
大学入試の英文解釈に出たなら
当時ならどう意訳しただろうか?
けれど最近、やっと
その歌詞の表現する精神世界が
解るような年代になった。

Hello darkness , my old friend.
I've come to talk with you again.

この冒頭で全てが言い尽くされている。
誰にでも心の中に闇を持っている。
その暗闇は、いい友だちなのか
悪い友だちなのかわからないが
とにかく古い友だちなのだ。
友だちは実はもうひとりの自分?

難解だが
今も決して陳腐化しない歌詞。
だから聴衆は、誰もみな
静まり返ってしまうのだろう。
私はこの歌の訳詞を読むと
どうしても樺美智子に始まり
高野悦子や奥浩平、そして
村上春樹へと、何故か
辿り着いていってしまうのだ。
ちなみに、偶然で余談で、かつ
とてもおこがましいのだが
樺も村上も我が同窓である。

トークもあったし
ガーファンクルの大阪弁も
愛嬌だったが
なにより歌が中心の
真面目なコンサートだった。

エンディングの
boxerのリズムが
今も脳裏に響いている。
ライラライ、ライラ、ララ、
ライラライ。ライラライ…

夏の夕暮れに
大正橋に流れたS&Gであった。

(記録)SIMON&GARFUNKEL
2009年7月13日 19:00~21:00
京セラドーム大阪 S席
3ゲート1塁側下段9通路30列にて
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おにぎり ソウルフード

2009年07月12日 | cocoro

「母さんが握ってくれたおにぎりは
どうしてこんなに美味しいんだろう。」

小さい頃、働いていた母は
朝におにぎりを握ってくれ
ちゃぶ台に
蝿よけのネットをかぶせて
よく置いておいてくれた。

学校から帰った鍵っ子の僕は
それをおやつ代りにほうばってから
近所の子たちと野球をしに
近くの児童公園へ出かけた。
そんな記憶の昭和三、四十年代。

今の子に、おにぎりと聞けば
連想はコンビニではないか?
けれど、日本人にとっておにぎりは
やっぱり第一級のソウルフードだ。
手間をかけた食べ物の味は
その作り手の温もりと共に舌にある。
いや舌ではなく脳にあるのだ。
食は記憶である。
そしてそれこそがソウルフード。
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わたしの酒呑録 霧島三兄弟

2009年07月11日 | eau de vie

週末、新幹線で神戸に帰る日。
この日はたいがい
広島駅前の福屋で買い物をする。
デパ地下だ。鮮魚コーナーへ。
そして魚の刺身を買う。
やはり関西よりはいい魚が多いし
なにより関西ではなかなか
手に入らない種類の魚も多いからだ。
広島産のこいわしの造りがあった。
おっと今日は石鯛があるぞ。
ラッキー!好物の魚だ。それと
鮮度よくきらきら白いみずいかを買う。
満足しながら駅に向かおうと
お酒売り場の前を通ると…おやっ。
芋焼酎霧島のセット3150円とあった。
見るとあの赤霧島が入ったセットだ。
陳列にはあと2セットしか残っていない。
赤霧島だけでもプレミアムがついて
そこらの酒屋では3000円以上は取る代物だ。
さすが百貨店はそこまであこぎではない。
しかしやはりセット売り販売だ。
それでもこの三本で3150円は安い。
思わず、迷わず、買ってしまった。

“赤霧島”に“黒霧島”
そして白いラベルの“霧島”
赤白黒と霧島三兄弟の揃い踏みだぁ~。
今夜はこいわしに石鯛、そしてみずいか
それに霧島のお湯割りといくかぁ~?
何だか嬉しくなってしまったわたし。
刺身と焼酎が入った福屋の紙袋を
大事そうに新幹線の吊り棚に置いた。

単身赴任のおじさんの週末の
ささやかで小さな小さなハッピー物語である。

■霧島 25度 900ml 希望小売価格970円

創業以来つくり続けてきた本格芋焼酎。
その味わいはあまみ、うまみ、まるみの
バランスのとれた飲み応え。

■黒霧島 25度 900ml 同970円

「黒麹」仕込み。黒麹の醸すうまさは
トロリとしたあまみキリッとした後切れに。

■赤霧島 25度 900ml 同1,234円

年2回、春と秋に数量限定で発売。
平成14年に品種登録された紫芋
「ムラサキマサリ」が原料。
ムラサキマサリに豊富に含まれる
ポリフェノールと焼酎麹が生成する
クエン酸に反応して、もろみが
真っ赤になることから「赤霧島」と命名。
後を引くような甘みと気品高い香りが
特徴の全く新しいタイプの芋焼酎。

※霧島酒造 HPより抜粋
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わたしの酒呑録 ボルゲスガタオ ロゼ

2009年07月09日 | eau de vie

ポルトガルワインである。
BORGES GATAO ROSE
飲みやすいカジュアルなワイン。
マテウスとかも好きだ。
ポルトガルワインは
飲みやすいワインが多い。

昔、ポルトガルに行った。
リスボンからリゾート地のカスカイスへ。
海岸のお店でサルディーニャと白ワイン。
いわしもオリーブオイルと岩塩で食せば
違った料理になるのだった。
ポルトガル人は日本人と気質がよく似ている。
だから何となく落ち着く国だった。
またいつか訪れてみたい国である。
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くいしん忘備録 それぞれの餃子

2009年07月05日 | slow gourmet

ねぇ、君。ときどき無性に
餃子が食いたいってことはない?

(それぞれの餃子のあれこれ、備忘録。)

筆頭は、我が家の餃子。
これは極めてオーソドックス。
白菜にキャベツにニラ、そして
豚のミンチ肉、たまに合挽きも使うよ。
我が家独自の隠し味ももちろん少々。
これは内緒。でも我が家では
ニンニクは使わないのだよ。
別に嫌いではないのだが。
ニラの味を楽しむことにしている。
餃子の皮は、何と言っても
元町・中華街の廣記商行の皮。
人ごみをぬってわざわざ買いに行く。
だから元町へ出かける日は
餃子を包む日なんだよね、当家では。

店で食べる餃子ももちろん!

年代で追うと、やはりなんといっても
京都・三条で食べた京都王将の餃子。
この味と安さが学生の僕には嬉しかった。
学生時代に慣れ親しんだ餃子。
今でも無性に食べたくなる時があるんだが
広島では繁華街に見当たらないので残念。
そう言えば今、王将はブームらしいね。
株も上がってるみたいだ。

懐かしの味第二弾は、神戸は二ノ宮
にんにくたっぷりの泰南の餃子。
当時は古くて汚い店だった記憶が。
これも忘れられない味だね。
パブでバイトしていた帰り
たまに連れて行ってもらった。
味噌だれで食うんだが、にんにくが強烈。
ここで餃子食った日にゃあ、朝起きると
部屋中ににんにくの臭いが充満して
一日取れなかったほどだ。
親にあきれられたよ。遅くまで
どこで何を食べたんだとね。

地元・六甲は、かっぱ天国の餃子。
ここも味噌だれを選べたと思う。
当時は今の六甲道フォレスタあたりに
店を構えていた。神戸大学の学生さんや
いろんな人で賑わった大衆中華屋さん。
この店その後いろいろ変遷したようだが
今はどこにあるんだろう。君、知ってる?

そして、世の男はほとんど
みんな食べたことある眠眠の餃子。
神戸・三ノ宮でも、京都・三条でも
大阪は伏見町でも、やはり
眠眠の餃子は眠眠の餃子なんだよね。
「コーテルイーガー」
店員のあの声と響き、消えないなあ。
よく口真似したものだ。何と言っても
べっちゃっとくっついている餃子。
一個なのか一塊なのかわからない
そんな餃子。でも香ばしかったなあ。
なぜか癖になる餃子だね。
最近はとんとご無沙汰してる。
今度、一度一緒に行かないか?

それから、飲み屋街のひとくち餃子。
大阪は北新地に、天平に点天に天祥
よく行ったなあ。深夜で
たいがい酔ってたから、いつも
何個食べたかあまりわからんよ。
こういう店は何個って注文するんだよ。
最初はわからんかった。みんな
酔った後や、開店の前にやって来るから
かさばらんようにひとくち餃子なんだね。
嗚呼、懐かしい夜のライフスタイル。
今、あんなことやると、体重が
恐ろしいから決してやれないなあ。
君も後数年すれば僕の言ってる事わかるよ。
そうそう、京都では祇園だね。
花見小路の泉門天。
花街の餃子屋さんはちょっとはんなり。
なんちゃって…。
君はまだ祇園で遊ぶのは早いよ。

最近では
広島・紙屋町は中国飯店の餃子。
ここは焼きそばをよく食べに行くのだが
B級グルメ中華の真髄!とでもいうか
とにかく餃子もでかいのだ!
一人前頼むと、これだけで
おなかいっぱいになってしまう。
でかいことはいいことだ!を
愚直に表現してくれる良店です。
昔、ここのテレビCMを扱ってたから
贔屓の引き倒しですが、あしからず。

でも、餃子はひとりで食うのもよし。
インティメイトな間で食うのもよし。
なかなか色気のある食べ物なんだよ。
餃子ってやつは。
君も餃子食う間柄になったら一人前だ。
なに?餃子は二人前食うって?
そんな落ちなら、まだまだ半人前だよ。
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つれづれCM考 犬と博多と携帯と

2009年07月04日 | slow works

ソフトバンクが元気である。
特に白戸家(ホワイト家)がいい。
CM総合研究所が発表した
2008年度CM好感度白書で
月別1位を6回獲得したと言う。

つくづく、広告宣伝というものは
続けることが大事なんだなあ。
最初は犬のお父さんと外人の
お兄さんのシチュエーションに
違和感を感じたものだが
今はこの家族を見るのが楽しい。
わたくし的に言えば、最近
松田聖子の博多弁がたまらんです。
あんな店なら毎日でも行きたい。
かなり高い店だろうけど…。でも
中州だとああいう店あるんだよなあ。
絶対あのシーンは、クリエイターが
リアルに体験した会話を再現してる。
に違いない。(おっと、脱線!)

このCMシリーズ、二年間で
58本制作されていると言う。
これほどの人気の秘密は
いろいろ分析されているが
時代は変わっても、これは
やはりサザエさんなのだと思う。

お父さんが犬なのは
人物起用によって特定のイメージが
固定されるのを避けたのであろう。
だめなお兄さんも
外人なら客観的に受容できる。
配役のサプライズと受容の計算が
隠されているような気がする。

風俗としてのCMという観点からみると
モバイル時代だ、ユビキタス社会だと
なんやかんや言っても、やはり
日本人の原点は家族にあるのだ。
そして、そういうシチュエーションを
ことさらに携帯電話会社が使うのは
(実際の使われ方はどうでも、CMは
公序良俗でハッピーでなければいけない)
携帯電話がもたらす現実の世情から鑑みても
なんやらシニカルというか
パラドックス的というか
そういうやぶにらみで観ればまた面白い。

マーケティング的に金と力があって
持続可能なシリーズが可能で
一流のクリエイターとキャスティング。
勝利の方程式はできている。
う~ん。もったいないほどうらやましか!
それと、やはりわたしは
今度また博多に…行きたい。
これが結論でした。あしからず。

■大洲まぼろし商店街一丁目
ポコペン横丁のポスター(写真)
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あじさいの季節

2009年07月03日 | slow life

ずっと降り続いた雨も
やがて上がった。
梅雨時のあじさいが
しっとりと咲いていた。

あじさいは
わが国の固有種である。
西洋あじさいは
日本のあじさいが
江戸時代に西洋にわたり
あちら好みに作りかえられて
というか改良されて、
派手で豪華な姿になって
大正時代に逆輸入されたと言う。

そうか。
西洋あじさいは洋行帰りなのか。
どうりで
洋行帰りの西洋あじさいは
大ぶりでどこかバタ臭い。

でもしっとりした
雨が好きなところは
やはり日本的だなあ。
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