陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

晩秋の追憶 石蕗明り

2013年11月26日 | slow culture

日陰の植え込みそっと
灯を点すように咲く石蕗の花。
石蕗明り。この花を見ると
どことなく、淋しいような
懐しいような。
まるで誰かの俤を探すよう…。

石蕗明り心をそつと開きたる
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晩秋の追憶 銀杏黄葉

2013年11月25日 | slow culture

こちらは銀杏の木。大銀杏である。
銀杏のように黄色に色づく紅葉は
黄葉と書いてもみじと読ませます。
銀杏の大木の黄葉が光にまみれながら
青空へ駆け上っておりました。

蒼天へ銀杏黄葉の駆け上がる
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晩秋の追憶 菊花展

2013年11月24日 | slow culture

神戸元町。元町駅から県庁へ。
坂を上ると相楽園が見えてきた。
門からそっと覗くと見事な菊。
懸崖の菊も実に見事なものです。

菊日和とはこのやうに美しきもの

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晩秋の追憶 紅葉絵巻

2013年11月23日 | slow culture

京都で遊ぶ。晩秋の紅葉を見に。
しかし年々、紅葉の色づきが遅くなっている
師走になっても紅葉が楽しめる。しかし
立冬を過ぎたからこれはもう冬紅葉だ。
そして紅葉といえばやはり京都かな。

車窓より三都の紅葉繋ぎ来し
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秋の点描 式部の実

2013年11月14日 | slow life

紫式部の実である。俳句では
実むらさきとか式部の実とも言う。
何とも言えぬ光沢が目を引く。

好古園で見つけました。
紫式部は山野に自生もし、また
庭にも植えられる落葉樹です。

式部の実皆を集めてをりにけり
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秋の点描 柿

2013年11月13日 | slow life

句座に飾られていた柿。
赤穂の方が庭に生っていたものを
わざわざ持ってきてくれたといふ。
帰り際持って帰りとくれたもの。
適当に熟してからいだたくとほのかな甘み。

スーパーで買う柿とは確かに違う。
自然はいつもながらほのかな味だ。
人工的な甘さに慣れてくると
こういう自然のままの甘さが
とても頼りなく感じることがある。

時々、無性に食べたくなる味がある。
○○の餃子、○○○の牛丼、○○○のハンバーガー
濃いくて味がしっかりついている。
それに慣らされてしまっているのか?
それらに比べて、この柿はあまりに仄かだ。

柿捥いでひとつ青空広がりぬ
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秋の点描 野萩

2013年11月12日 | slow life

もうすっかり終わってしまったが
秋といえば萩。萩といえば風。
風に揺れる萩のさまは定番です。

萩の風とはこのやうに軽きもの
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秋の点描 城の秋

2013年11月05日 | slow life

姫路城に行った。
姫路城を訪れるのはおそらく小学生以来だと思う。
あいにく平成の大修理で美しい天守閣の姿は
覆いに隠されたままであったが。

千姫の小径から好古園へと散策する。
やはり城下町は文化の香りがする。
歴史の重みと深さを感じる一日旅だった。

これよりの紅葉を思ふ城址かな

写真は姫路城ではありません。(普請中のため)
今治城です。あしからず。


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幸せ昼ごはん 洋食屋のカツレツ

2013年11月01日 | slow gourmet

久しぶりにSさんからメール。彼女はDTという
ダイバージョナルセラピーの第一人者である。
全国の介護施設をコンサルと指導で飛び回っており
大阪に居ることは少ない。しかし今日は
大阪の事務所に居るというので、よもやまもあり
久しぶりにランチをしましょうとなった。

南森町で待ち合わせ。さてどこに行きましょう。
ところで、ひとりでは入りにくいのだが
ビフカツが美味しい店があります。というので
その店へ向かうことにした。ただ
以前行ったのはかなり前のことらしい。
当時も年配の方のお店だったので、果たして
まだ営業しているだろうかとSさん心配する。
大通りから縦筋に入り、その店に近づくと
勝手な杞憂をよそにその店は確かにありました。
しかもかなり繁盛しているようだ。
正午前だったのでまだ席に余裕があった。
店内のカウンターには、なるほど男性客ばかり。
これではさすがに女ひとりでは入り難い。

古くからの洋食屋さんのようである。
老夫婦の店だが、まだまだ現役という風情。
ご主人が厨房で重いフライパンを握っていた。
もう一人は息子さんだろうか。そして
奥さんはフロア係。どことなくゆったりした所作。

ビフカツを食べるのは本当に久しぶりだった。
ご飯は大盛だった。男の客が多いから
ライスは大盛で供しているのだろう。
さすがにSさん、ご飯を少し減らしてもらう。
ビフカツは洋食屋さんらしい懐かしい味だった。
これが750円で食べられるは嬉しい驚き。
店を出る頃にはもう行列ができていた。
こういう店はずっと残って欲しいねとSさんは言う。
そして私もそう思う。
久しぶりのSさんとの邂逅ランチであった。
よい店によい味と親しい人…。
こういうのを幸せ昼ごはんというのだろう。

■ビストロ染矢
大阪市北区松ケ枝町5-6-101
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