goo blog サービス終了のお知らせ 

陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

お知らせ

2025年04月27日 | slow life

しばらくブログ更新をしていませんでした。

このたび、gooさんよりブログの終了が発表されました。それに引き続きgooメールも廃止が決定したとのお知らせが届きました。

今後この「陽だまりの旅路イスキア」をどう展開するかは現在未定です。新しいブログにお引越しをしようかとも考えていますが、そういう事情でこのgooブログの更新をいったん停止し、区切とさせて頂きます。

閲覧して下さっていた皆さまには、このgooブログをご愛顧頂き誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。

又新たにお知らせできるようなことになりましたらお知らせさせて頂きます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

感謝! 店主敬白

コメント

2025桜の通り抜け

2025年04月08日 | slow life

大阪造幣局の桜の通り抜けに行って参りました。昨年から事前申込制になっています。受付でQRコードを翳し、手荷物検査をして入場。事前申込制のため芋の子を洗うという混雑ではありません。ただ、インターネットでの事前申し込みは便利ですが高齢者には不便でしょうね。

さて、この日は見た目はまだ全体には三~四分咲きといった風情でした。いつも楽しみにしている鬱金(うこん)桜もまだ全然。ちょっと寂しい通り抜けとなりました。今年の花は「蘭蘭」とのこと。パンダみたいな名前です笑

“北海道松前町で、「白蘭」と「雨宿」との交配から選出育成された桜です。北海道松前の子供達が上野動物園のパンダ「蘭蘭」の死を悼んだことと、花が密集して咲き、その付き方がふくよかでパンダの毛並みに似ていることからこの名が付けられました。” なるほど。そういうことだったのですね。

やはりインバウンドの方が多かったです。日本人との比率は半々かそれ以下かというほど。皆さん楽しそうにマナーを守って写真を撮っておられました。以前は顔立ちが日本人に似ている方であっても、そこはかとなく雰囲気が違うのでインバウンドの方と解ったのですが、最近はあまり解りません。それだけリピーターが多く日本に馴染んでおられるということなのでしょうか?例えばこの若い女性たちはがインバウンドの方かなと思っていたら日本語を話していて、あ、日本の方だったと思ったことも笑

さて今週末にはすべての品種が満開になるのでしょうか?と言っても通り抜けは今週の金曜日迄なので、うまくタイミングが合えばいいのですが。吉野も下千本が満開を迎えたとのことです。奥千本は15日頃に満開を迎えるとありました。年年歳歳遠くなってしまった吉野です。

帰路は大川沿いの遊歩道を露店を眺めながら歩きました。

コメント

新年度スタートにあたって

2025年04月01日 | tete a tete

花曇で始まった四月一日。世間では新年度を迎えます。多くの企業や官公庁などの団体では入社式が開催されたことでしょう。記憶の中の光景ですが、大阪・御堂筋のオフィス街では真新しいスーツを着た新入社員が、ぞろぞろと並んで歩く光景がよく見られました。それを見ると新年度だなあと思ったものです。今もそんな光景が見られるのでしょうか。

四月一日になると毎年楽しみにしている新聞広告がありました。某洋酒会社の新社会人へのメッセージ広告です。山口瞳さんや開高健さんのメッセージがとても素敵で心に響くものがありました。その後伊集院静さんが引き継がれ、今年は三谷幸喜さんが「人生の扉」と題してメッセージを贈っています。これが飾らない文章でただ自分の体験を綴っただけなのですが、とても素敵で惹きこまれました。三谷幸喜はやはり凄い!

閑話休題。

さてかつての私も新入社員らしく紺のスーツを来て出社した時代がありました。約1か月間毎日研修を受けていました。座学だけでなく新聞社やテレビ局を見学したり、印刷会社や製版所を見学したり。朝早く起きるのが馴れていなくて結構しんどかったけれど、見るものすべてが初めてだったので結構楽しかったのを覚えています。

先輩社員たちは紺のスーツの方もいましたが、中にはピエールカルダンの金釦のダブルのブレザーにレオナールのネクタイという派手なお方も居られました。又長髪の方もちらほら。そういう人はテレビ局担当の方に多かったかな。新聞社担当の人は地味な紺のスーツ姿でした。又クリエイティブ関係の人はジーパンやコッパン姿が多かったですね。案外自由なんだなと思ったのを覚えています。当時のあの頃はダブルの紺ブレにパンツ姿が流行っていたように思います。後年、私もそれに染まってゆくようになりましたが、さすがにレオナール風の派手タイはようしませんでした笑

さて、今の時代、就職は永久にその会社に帰属という意識はすっかりなくなったようです。色んな経験を積んでキャリアパスを形成する過程で転職はもう当たり前になってきてます。初任給も30数万円時代になりました。ただこれはごく僅かの企業のようです。平均は20~25万円未満が最も多いようです。それにその高額な初任給も基本給と手当というからくりもあるようです。それはそうだと思いました。でないと賃金カーブが歪になるでしょうから。賃金体系はそう簡単に変えられるものではないでしょう。

マイナビが実施したある調査によると、学生たちが求める初任給の最低ラインのボリューム・ゾーンは20~25万円だそうです。そんな高い初任給を皆が望んでいる訳ではなくて、どちらかというと安定した会社で、ワークライフバランスの取れた働き方を望んでいるとありました。onとoffを両立させながら社会的に意義のある仕事をしたい。がむしゃらに出世なんて目指さないということでしょう。解る気がします。

四月一日。多くの若者が新社会人としてスタートを切ります。少子化、高齢化という現実がありますが、石の上にも三年…それくらいは辛抱して働いてみて欲しいと思います。

コメント

元町商店街を漫ろ歩す

2025年03月31日 | slow value

とある用があって神戸ハーバーランドに行った帰路、元町商店街を漫ろ歩きました。

元町商店街と言えば、戦前などかつてはハイカラ神戸の代名詞のような所でした。この商店街は神戸駅側から歩くのと、元町駅側から歩くのとでは趣きが全く違います。神戸駅側から歩くととても落ち着いた感じがして、旧き良き神戸の面影が残っていて私には好きなコースのひとつです。

かなり以前はこの入口に三越がありました。そう言えば大阪・北浜にも三越があったなあ。商売繁盛の地には三越があったのですね。少し歩くと“陶舗サノヤ”さんがあります。70年以上の歴史がある和食器の老舗。ここで箸を二膳買いました。私はここで売っている細い箸を愛用しているのです。数年ぶりの買い替え。ここでは手頃な値段でしっくり自分の指に合う箸が買えるのです。

そこを過ぎると“平村写真館”という写真スタジオがあります。元町商店街にとても良くマッチしているレトロ感のある写真館。小生もかつてここでポートレートを撮ってもらったことがあります。表にはハレの日に撮った写真のディスプレイが。こういう家族の歴史を眺めているとなんかこちらも倖せな気分になってきます。

この近くには“走水神社”があります。走水と書いて“はしうど”と読む。難読漢字ですね。こちらは書道の神さまとしても有名で、我が伴侶は子どもの頃、毎年書初めに訪れていたそうです。

更に漫ろ歩すとステーキレストランがありました。“神戸ステーキメリカン”(写真)と暖簾がかかっています。このお店は入ったことがないなあ。しばし外観を眺めていると、表の品書きを見ては何人かの男が入店していきました。アメリカンでもなくメリケンでもなく“メリカン”というのがなんとなくレトロっぽいし面白いなと思いました。手頃な値段でステーキが食べらるよです。今度はぜひ寄ってみよう。

商店街をさらに漫ろ歩すと、商店街から北に伸びる道路に純喫茶の看板が見えました。

“純喫茶”…なんと懐かしい響きでしょう。学生時代の頃は純喫茶は至る所にあったと思います。そう言えばかつて神戸三宮の駅前には“エリーゼ”というかなり大箱な純喫茶がありました。こういう大箱な喫茶店はデートでも大人数でも便利な存在でありましたね。ちなみに純喫茶とはアルコール類を置いてないという意味の純なのだそうです。昭和初期女給の接待があるカフェと区別するために用いられたとありました。なるほど。そういう対立軸だったのか。

さてこの純喫茶ベアさんはやはりご高齢の方が営業されているのでしょうか?それとも二代目なのかな。ファストフートなみの喫茶店ばかり増えて、そこではひたすらスマホを見ている人ばかりの昨今。順番待ちしているので長居もできない。

そんな中でこういうゆっくり話ができる喫茶店は必要だと思うのですが。でも大資本がチェーン化でスケールメリットを追求してコストダウンを図り、すべてかっさらうという量のマーケティングでは、個人のお店などとても太刀打ちできません。純喫茶なる存在もどんどんなくなっていくのは時代の流れとは言えとても残念なことです。じゃあみんなそんな純喫茶を利用すればいいのに。という意見ももっともですが、マーケティングされた上の戦略には庶民もやはり勝てません。哀しく寂しくそして厳しい現実がそこにはあります。

そんな理屈にも思いを巡らしている内に、やがてJRAの元町ウィンズがある辺りまで来てしまいました。この辺りからは元町商店街も都心の様相に変わってきます。人混みの流れに身を任せます。どうやらタイムマシンの旅もそろそろ時間切れのようです。

かげろへる港都に偲ぶ昭和かな

コメント

椿咲く頃に思ったこと

2025年03月30日 | nonoka

椿があちこちで満開になってます。

俳句では結構人気があって詠まれる花ですが、どうも今、世間は桜の話題で持ち切り。あまり注目されることはないようです。

どのテレビでも桜の話題一色。視聴者の思いを代弁するというのがメディアの役割でもあります。とは言え地上波のどのチャンネルを廻しても、ワイドショーなんかでレポーターが嬉々として中継している様(これも大概上野恩賜公園)は、やはりオールドメディア感を感じないでもありません。

マスコミ(=オールドメディア)が第四の権力と言われた時代は、もう過去のものとなりつつあるのかなとふと思うときがあります。とは言え小生もジャーナリズム論やマクルーハンのメディア論などを学び、オールドメディアの世界を生業としてきた人間のひとり。偉そうには言えまい。

小生はSNSも一切やらないので、そういう意味では私のアイデンティティの立ち位置は、今も立派にオールドメディア側。つまりそう。取り残されてゆく側なのです。でもしかし。取り残されていく側だからこそ、風雅の道は見えると思っている人間でもあります。

私の好きな詩の一節をここに…

九龍のホテルのバーで ツアー仲間の日本人とスコッチを飲みながら 経済大国日本の黄昏 中国の夜明けなどを夜更けまで論じあった。もう暮れてしまったアメリカの パスポートを持つぼくの主張はただ「黄昏の方がきれいだ」というもの(アーサー・ビナード「香港 一九九五年より」)

椿は山で、藪で、寺社の境内、そして民家の庭先で閑かに咲いています。

コメント

すみれの花咲く頃

2025年03月29日 | nonoka

民家の路地を抜けつつ、阪神御影駅へ向かって歩いていたら菫(スミレ)を見つけました。

苔も生えているような少しじめっとした民家の側溝の石の割れ目です。「へえ、こんな所にも菫って咲くのか」

菫のイメージと言えば、大方はやはりあの宝塚のあの歌ですね。

♪すみれの花咲く頃 はじめて君を知りぬ 君を想い日ごと夜ごと 悩みしあの日の頃 すみれの花咲く頃 今も心ふるう 忘れな君 われらの恋 すみれの花咲く頃…♬(すみれの花咲く頃)

甘酸っぱいような歌詞ですが、この歌があまりにも人口に膾炙したため、菫のイメージがこの歌によって定着したような感があります。

しかし、路傍で見つけた石の間から咲く菫は何とも逞しい。可憐ではあるが逞しい。まるで大和撫子そのものではないか。そこが人気の故かもしれない。

薬効もあって利尿作用や血圧降下の作用もあるとか。又食べられる野草の一つとして知られています。我々の生活になくてはならない花だったのですね。

菫はホトトギス新歳時記では春三月の候に載る季題となっています。街を歩けば案外見つかるかも。ぜひ探してみて下さい。

コメント

沈丁の香に誘われて

2025年03月27日 | nonoka

ふと風に乗って来る香。少し歩くと民家の軒先に沈丁花が。思わず近寄って花に鼻を摺り寄せました笑

中国が原産の花です。丁字とも沈丁とも言います。庭木としてよく植えられています。夏の山梔子(クチナシ)の花、秋の木犀(モクセイ)の花と共に三大香木に数えられています。

沈丁の香はお香の原料となる「沈香」や「丁字」の香に例えられてその名が付いたようです。どことなく郷愁を誘う香でもありますね。遠い日のなんとかとか。

沈丁の香にひたりゐて過去は過去  上村占魚

コメント

季題 比良八講

2025年03月26日 | slow haiku

三月二十六日、比良の寺々で比叡山の僧によって、法華経八巻の講義、討論が行われていた。比良八講である。

近年は法要の後に湖上で浄水祈願、施餓鬼などを行い、さらに琵琶湖大橋の畔で大護摩が修され、安全祈願などを行う行事となっている。

ちょうどこの時季は比良山からの季節風が吹き荒れ、琵琶湖が波立つのでそれを“比良八荒”といい、“比良八荒”とか“八荒”と称するようになったと云う。(ホトトギス新歳時記より)

古都奈良に春を告げるのがお水取りなら、琵琶湖に春を告げる行事が比良八講である。

大琵琶を祓ふ八荒吹き止まず

コメント

麗か 春競馬

2025年03月23日 | slow life

春らしい陽気の一と日。数年ぶりに阪神競馬場へ行って来ました。

競馬場なんて初めてと言う方々も興味津々。馬券の買い方をお教えし、馬柵越しに間近でレースを観戦。芝を蹴って疾走するサラブレッドたちの美しく、そして流れるようなフォルムに一同感動でした。

馬券の方は取れたり取れなかったり。100円単位ほどのベット(賭け)でレースを見る。その程度のベットならこんなに楽しくわくわくする場所はありません。レストラン街もとても充実しています。子たちの遊び場も多く、小さい子を持っている友は今度は家族で来ようと思ったとか。

東京では桜の開花宣言が出たとのこと。ここ阪神競馬場では牝馬の三冠レースの第一戦、桜花賞が4月にあります。その頃までに桜が散っていなければいいのですが。麗らかな日和の下、春競馬を楽しんだ一と日でございました。

ギャロップで駈け抜く栗毛風光る

コメント

初花

2025年03月22日 | nonoka

陽光が眩しい。やっと春らしい日和になりました。

これから一気に春が訪れるのか、また少し揺れ戻しがあるのか。それは解りませんが「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通りの日和となっています。

近所の公園で桜が咲いていました。魁(さきがけ)て咲く種類の桜のようです。いつもひと足早く咲いています。私にとっては初花です。この日和で染井吉野の芽も一気に膨らんでいくことでしょう。

万蕾の膨らみ初めし春日かな

コメント