陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

自称グルマン達と四川風麻婆豆腐

2016年06月30日 | slow gourmet

仕事仲間と北野坂の中華の店へ。
神戸はやはり中華料理の裾野が広い。

以前、山陽のとある都市に住んでいた時
そこの通人からとても美味い中華の店がある
と教えられた。数卓の全予約制だと言う。
なかなか予約も取れないという。
予約が取れたので接待で使ったみた。
やはり噂通りの旨い店だった。
上客の常連が多いのだろう。店主も
自信に満ち溢れた顔をしていた印象がある。
しかし正直、神戸から来た私には、このクオリティなら
神戸で普通にめぐり逢っていた味であった。
そうは言えなかったけれど…。

そのとき改めて私は、客観的に、わが街神戸の
中華料理のレベルの高さを思い知ったのである。
やはり一旦外から眺めて見なければ、自分の
恵まれた環境に気づかないこともあるのだ。

さて、前置きが長くなってしまった。
仕事仲間との週末。今宵は自称グルマンが揃う。
東京から来た某雑誌社の部長。このお方神戸好き。
それをアテンドするフリーランスの自称B級グルマン。
唄う釣師としても一部では有名らしい。しかしこの男
食事中もミラーレスの一願レフでひたすら写真を撮りまくる。
そしてFacebookに片っ端からあげてゆくのが好きと来ている。
油断していると顔を晒されてしまうから気が抜けぬ。
とにかく写らないように注意しないと…えらい目に遭う。
わいわい楽しい会話をしながら食べては呑む。
この店は唄う釣師の顔がよく利くみたいである。
裏メニューなるものも出た。しかし四川風は辛い。
それでも皆ヒーハーしながら嬉しそうである。

一行はこの後、東門筋のお姉ちゃん二人がやっている
和風のカウンター割烹へ行くという。そして最後は
やたらママが抱きつくのが売りのガールズ立呑みとか。
某人は薄くなった頭にキスされて病みつきになったとか。
かくいう私も初めて行ったときは帰りに抱き着かれたのだが
タイプではなかったのでそれほどでも…(*_*;
やれやれ、みんな元気!元気!!けど翌日大丈夫かいな?

本日の注文
・前菜5種盛
・焼餃子
・よだれ鶏
・激辛四川マーボー豆腐
・四川坦々麺
・ラーラー炒飯
・紹興酒

紹興酒はなかなかいけてます。

■劉家厨房
神戸市中央区中山手通1-9-22
クレモーナビル 1F

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うまいもの選 ダークストロングブレンド

2016年06月28日 | slow gourmet

私はそれほど珈琲が好きなタイプではない。
1週間位珈琲を飲まなくても案外平気だ。
飲んだとしても一日一杯程度。商談で
訪ねる度に珈琲を出されるとかえって堪える。
それでも時々珈琲が飲みたくなる時がある。

トアロードを歩いたので樽珈屋へ。焙煎の
コーヒーチャートからお好みのブレンドを選ぶ。
私は酸味より苦味が好きだ。よって深煎りだ。
伸びのある深い苦味のブレンドである
“ダークストロング”がお気に入りである。

ここの珈琲は極上だと思う。
値段もそれなりにする。まあ家飲みの珈琲に
毎回こんなお金は庶民には出せないほどである。
しかしコストに相応しい価値。その深煎りの苦味が
何とも言えない。後味に全く雑味が全くない。
まるで清冽な旨い酒のように澄んでいる。
私のお気に入りの逸品である。

■琥珀色の一滴から一杯の幸福感
樽珈屋
神戸市中央区下山手通2丁目5-4
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夏の鳶

2016年06月27日 | slow life

梅雨晴間。抜けるような青が広がる。
その青に染まらぬ影。鳶が一羽
大きく旋回していた。眼下は海。
鳶は獲物を狙っているのだろうか。
その輪はだんだんと小さく、そして
低くなってゆく。

春の鳶はどこかのどかな印象を受けるが
夏の鳶は活発な印象を受ける。
こんな上からでも、海面近くにいるな魚を
しっかり見分けることができるのだ。

獲物へと狙ひさだめて夏の鳶
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わたしの酒呑録 雪彦山

2016年06月26日 | eau de vie

姫路のお酒はといえば八重垣しか
あまり覚えがなかった。だから
あまり印象的な酒には巡り合えなかったが
今回、巡り合えました。その名も雪彦山
“せっぴこさん”だ。Wikipediaによれば
雪彦山とは 弥彦山、英彦山と共に
日本三彦山として知られる修験道の地で、日本百景
ひょうごの森百選、兵庫50山、そして関西百名山
近畿百名山に選定されている山なのであった。

そんな由緒ある山の名を冠した、姫路は夢前町の酒。
今回いただいたのは純米酒。

以下は酒蔵の宣伝文句から…。

「盃を進める度に旨くなる」
兵庫県産山田錦を全量使用した当蔵の純米酒は
辛口でスッキリしたお酒です。純米でありながら
吟醸香も感じられるお酒です。爽やかな酸味が
一杯、二杯と盃を進めます。 冷酒から燗まで
お楽しみ頂けます。

うん。確かに飲みやすくわたし好みなテイスト。
またひとつ、お気に入り銘柄が増えました。

■雪彦山 純米酒
壺坂酒造
姫路市夢前町前之庄1418-1
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摩耶大橋 一景

2016年06月25日 | slow life

私のお気に入りのスポット、摩耶埠頭。
橋の下の埠頭に整備された公園があり
そこから大橋を見上げてみる。頭上を
ときどきトラックたちが走り抜けてゆく。
向こうに小さく見えるビル群は三ノ宮だ。

六月の海へ突き出すハイウエイ
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ガントリークレーン 一景

2016年06月24日 | slow life

時々無性に海が見たくなる時がある。

神戸の街は少し歩けば港にたどり着く。
摩耶埠頭へ足を伸ばしてみた。
満潮の河口には大きな鰡が数匹
ゆったりと泳いでいた。その姿は
まるでこの河口の主みたいであった。

埠頭の先には一基ガントリークレーンが
聳えている。プレジャーボートが
白い波を蹴り上げて港を横切っていった。
釣れているとも見えない釣人たちが
岸壁に等間隔で並んでいる。
日暮れまでは時間はまだだ。

夏潮へ波を蹴り上ぐクルーザー

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梅雨の月

2016年06月23日 | slow life

6月21日は夏至であった。この日
日中、関西地方は梅雨の晴間が広がった。
気温も上がり、蒸し暑い一日となる。
夜になると橙色の大きな月が、黒い雲間に
隠れては現れる。歪んだような梅雨の月。
十六日目の月であった。

雲の間に少し歪んで梅雨の月
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karaoke night in KOBE

2016年06月22日 | slow life

飲み会の流れでカラオケBOXへ。
カラオケは超久しぶりだ。
さて何を唄おうかな。端末を触る。
昔、選曲は本で曲を選んだたので
ページを捲りながら、「あ、この曲もいいな」
なんてこともできたが、やはり端末だとそういう
行き当たりばったりの選曲は難しくなった。

皆、それぞれ、その日の気分で曲を選び
盛り上って歌っている。楽しそうだ。
やはり歌はストレス発散になるのだ。
かくいう私もストレス発散!

この日のわたしの選曲は
スターダストレビューに松山千春
そしてチョー・ヨンピル
ちょっとちぐはぐかな?

後日談。この中にいた
超Facebook好きのフリーランスに
カラオケに興じる我々の恥ずかしい姿態を
Facebookにアップされていたらしい。
私は写真嫌いなのに!ったく
油断も隙もない奴。ぷんぷんものだぞ(笑)
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立ち呑む魚山人

2016年06月21日 | slow gourmet

仕事が終わって呑みに行く。
まっすぐ帰れない漢(おとこ)たち。
今宵は北長狭通へ出没。魚山人になる。

旨い魚と日本酒の海に溺れるのだ。
その日のお薦めの魚を堪能しながら
日本酒を飲んでいると、いつしか
時間を忘れる。しかし立呑みだから
長時間になると脚に来る。しかし
酔っていて気づかない。で明くる日
足腰が超だるいのに気づくのだ。

それでもまた行きたくなるのが
立呑みの魅力である。

■魚山人
神戸市中央区北長狭通2-2-4
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朴の花

2016年06月20日 | nonoka

梅雨晴間。気温も高くないので
ウォーキングに出かけた。
この日はいつもと違う方向へ歩く。

「いい匂いがする。」と彼女が言う。

朴の花だ。
白い大輪を空に向かって咲かせていた。
祈りのかたちをした蕾もあった。
朽ちかけてさび色となった花もあった。

この香は何んとも言えん。
甘酸っぱいような香りである。

朴の花虚空にありて下界見ず
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