温泉の効能は色々あるが、やはり
すぐに実感することができるのは
肌の調子だと思う。
アトピー体質なので風呂上りには
いつも保湿に気を遣うのであるが
温泉に浸かるといつまでも体が
ぽかぽかでしかも保湿効果が高い。
寝ている時など体を掻いたりするのも
温泉に浸かるとないような気がする。
保湿剤など何も塗らずに眠れるので
それがすぐに実感する温泉の効用だ。
家の風呂が温泉だったらなと思う。
ロープウェイに乗って大師山山上へ。
あいにくの曇り空であったが
城崎の全景が見渡せた。
こうして見ると、温泉街は正に
山に挟まれたところにあるのだと判る。
うっすら見える日本海。
崖には白波が立っているのが見えた。
温泉街らしい絶好のロケーションである。
上から見ると、西村屋の敷地と建屋が
ひときわ大きいのが判る。かわらけ投げが
販売終了でできなかったのが残念であった。
旅友が嫁にかに寿司を買ってきてと
頼まれたからと目当ての寿司屋で買うのを見て
こちらもそれに便乗することに。
やはり寿司屋のかに寿司は注文してから
作ってくれるのでいいかな。自分ばかり
かにを食べて帰るのは何だか申し訳ない。
贖罪の食材、かに寿司でした。
■大黒屋
兵庫県豊岡市城崎町湯島87
シニアと言えば蕎麦。
という訳で城崎温泉街にある
出石そばのお店へ。
しばらく並んで待つ。人気店らしい。
一人前は五皿。もちろんそれでは足りない。
追加を頼んで十皿をみんな啜った。
もちろん熱燗とビールは忘れずに。
旅先で食べる蕎麦もなかなかいい。
■手打皿そば 左京 城崎店
兵庫県豊岡市城崎町湯島122
雪吊は冬の季題。ホトトギス歳時記では
十二月の項に載っている。曰く
「降雪のために庭木や果樹の枝が折れないように
一本の支柱から縄や針金を八方に張り渡して
枝々を吊ること」
1月になっても城崎には雪がなかった。
雪吊も手持無沙汰のようである。
城崎温泉旅行の最後はまんだら湯へ。
一生一願の湯である。養老元年(717年)
御僧がこの地を訪れて難病の人たちを
救うため祈願をし、満願のとき温泉が涌いた
という逸話がある。そして村人たちは
この湯を「曼陀羅湯」と名付けたとか。
その由緒ある名の温泉である。
しかし意外と小さい外湯であった。
今回の外湯めぐりはこれでおしまい。
御所の湯は閉館中であったし
駅前に近い地蔵湯とさとの湯は廻れず。
次回の楽しみといたしましょう。
城崎温泉の元湯に最も近い外湯。
お宿での朝食を終えてから
浴衣姿で出かけました。
ここは庭園風呂という露天がいい。
廻りの景色を見ながらゆったりと
浸かる湯というものは最高です。
私的にはここが一番いいかも。
夕食前の二湯目は柳湯へ。
わりとこじんまりした湯殿である。
ここは子授けの湯とか。それにしても
お湯が熱い。そして湯舟が深い。
熱いのはちょっと苦手。だから
早々に切り上げました。
お熱いのがお好きな方にはいいかも。
初日はこれくらいにして
それではお宿にて蟹三昧を楽しみませう。
城崎の外湯は七つ。七湯めぐりだ。
お宿に着いて浴衣に着替えいざ出陣。
宿を出る前に仲居さんから
食事の前なので外湯は二つくらいにと
アドバイスがあった。何でも以前
若い女性が張り切って七湯を全部廻ったら
湯あたりして食事が食べられずお粥だけに
なったとか。温泉はあまり無理しないこと。
言いつけを守って二つだけ廻ることに。
ということでまずは一の湯へ。
城崎温泉街の中心に位置する正に一の湯。
ここは洞窟風呂がとてもいい。
温度がぬるめで長湯ができるのがいい。
かなりゆったり浸かることができ
あがってからも体はぽかぽかすべすべであった。