陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

大林ビルと白蓮の春

2022年03月25日 | nonoka

中之島公園、薔薇園の白蓮(ハクレン)が
満開となっていた。
北浜リバーサイドのビルヂングを借景に
厚ぼったい真白の花弁を開いていた。
この公園の初夏の主役である薔薇たちは
まだ剪定が終わったばかりの裸木のままだ。

借景は大林ビル。ここの最上階には、以前
ルポンドシェルというフレンチレストランがあった。
(ルポンドシェルは今は旧大林ビルにある。)
ちょっとした会社のパーティや、また贅沢な
ランチをしたい日には時々行ったものである。

私が勤め始めた80年代の北浜界隈には、以前
弘得社というステーキレストランがあった。
ビフテキのスエヒロである。当時はバブルへ
向っていた時代。弘得社には飛ぶ鳥を落とす勢いの
証券マンたちが、昼から分厚いステーキを
食っていたものである。記憶では月に一度だったか
一円玉で食べられるステーキの日があった。
この日はいつも行列ができる。顔をさすから
私は並ぶことはなかったが笑。今でも
北浜は大阪の中でもとても好きな街である。

中華の王府や清光倶楽部、洋食の明洋軒に
グリルロータリーにエズなど、和食では二葉に
ぶんだ、揚げ物はサルハに青山…エトセトラ
しかし北浜時代にランチや退社後に
よく通っていた店はもうほとんとが消えてしまった。
この間通ったら「南禅」という店はあった。
ここのゆったりしたソファーが印象深い。
後、更科そばもまだ営業されておられる。
ここの“鴨シマ”はもう長い事食べてないな。

おやおや、またセンチメンタルテイストだぞ。
木蓮の話ではなかったか?
このブログを書いている頃は、この白蓮たちも
しどけない姿になって錆色を見せているかもしれない。
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