播磨灘、大阪湾に春を告げる漁
いかなご漁が今年は3月1日に解禁となった。
終漁日は大阪湾では3月9日、播磨灘では19日と言う。
今年も不漁とのことである。海水が綺麗過ぎるのが
どうも原因らしいと解析されていた。
正に水清ければ魚棲まずということなのか?
そんなこともあって、この所いかなご炊いたので
と言ってお裾分けを頂く機会が随分と減ってしまった。
いつも呉れていた親戚のおばちゃんが亡くなって
もう炊かなくなったことも一因なのであるが。巷では
やはり不漁で高値なのがかなり影響していると思う。
さて、今年は初めて淡路島産の釘煮を送ってもらった。
淡路島にもいかなごを扱う水産会社が多々あるのだが
ここがお気に入りということだったが、確かに。
これは何と旨い。やはり口コミは信頼できる。
私たちの口に合うお味でした。美味礼賛!
それにしても驚いたのは値段がお安いこと。
こちら阪神間の百貨店やスーパーで買う値段の
ほぼ半値。やはり流通を通ってないからだろう。
ちょうど東京から来た娘にも、お土産として
持って帰ってもらったが、この春の旬を告げる
関西の風物詩的な食べ物は、東京のお方の口に
適っただろうか?まあこの釘煮、関西にしては
割りと濃い味付けなので東の人にも合わないことは
ないと思うのだが。いかなごとか、これから夏に
近づくと旬の鱧(はも)などは関西独自の食材だ。
さて当面はこの釘煮があれば酒が進みそうである。
いかなご船明石の門波へと奔る
※門波…となみ
明石海峡は古くは明石の門(と)と言われた。
その海峡の波を門波と言う。
■平田水産 いかなごの釘煮
淡路市佐野2449-1