陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

すこし愛してながく愛して

2009年08月09日 | cocoro

先日、薬研堀の五つの銅貨で
マスターと酒談義をしていた。
最近の洋酒のCMの話になる。
某洋酒メーカーのCM品定めに。

「ああいうのに男は弱いよなあ。」
「でもやっぱり僕らの世代は
小雪より絶対、大原麗子だなあ。
華奢な体つきに似合う着物姿
あんな女房いたらもったいないよ。」

大原麗子に市川崑監督。
美しい日本の情景と映像。
着ていた着物も美しいあのCM。
あんなクリエイティブ、今では
そうそうお目にかかれない。
あの頃のこの会社のCMには
文化の香りがそこはかとなく…。
熟成の芳香漂ういい時代だった。

その大原麗子さんが亡くなった。
一番好きな女優さんだった。

“すこし愛して、ながく愛して”
Love me little,love me long.
イギリスのことわざらしい。
男女、特に夫婦の愛の在り方や
その継続性を説いたもののようだ。
愛とは惜しみなく奪うもの(有島武郎)
激しく奪えばやがて枯渇するのだろうか。
その愛が年月と共に痩せないように。

大原麗子さん。
僕も貴女をすこし愛してました。
今に至るまでながく愛してました。
初めて憧れたのは中学生の時です。
以来、いつまでも憧憬してました。
特に貴女のスローさと、何より
その着物姿が一番好きでした。
残念です。
どんな状態でもいいから
生きてて欲しかった。

安らかにお眠りください。
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助かる庶民派すし屋

2009年08月09日 | slow gourmet

すし屋ほど細分化された店はない。
ひとりで立ち寄り小腹を満たす立喰いから
接待で利用する高級すし屋まで。
まあ、最近は立喰いすし屋は珍しい。
それに代わって回転寿司が隆盛だ。

そうだ。すし屋へ行こう!
すしが喰いたくなった。
神戸は三ノ宮、東門筋へ。
奥のテーブル席を取った。
注文を紙に書いて係りのお母さんへ。
ベテラン母さんはなかなか愛想よし。
奥の座敷では中国人らしき団体。
あれやこれやと注文していた。
注文した寿司は
さほど待たされず手際よく出て来た。
愛想の良いベテラン母さんは
紙に書かれた品の名をひとつひとつ
出された寿司と声を出して照合した。
なかなか小気味よい手際に感心。

生ビール飲んで、熱燗を頼んで
握り寿司をそこそこ注文して
また刺盛りも頼んで、お勘定は
3人で1万3千円ちょっと。
おひとり4千円ちょいといった処か。
寿司もそこそこのボリューム。
こういうすし屋は重宝である。
三ノ宮は東門筋の庶民派すし屋。
リストに入れておきたい店である。

■うお勢 分家
 神戸市中央区中山手通1-4-13
        コスモス東門1F
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