平安夢柔話

いらっしゃいませ(^^)
管理人えりかの趣味のページ。歴史・平安文学・旅行記・音楽、日常などについて書いています。

東京一泊一人旅2018年10月 第1回

2018-11-25 18:32:54 | えりかの平安な日々 10~18
 10月27日・28日と、濱田金吾さんのライブに参加するため、1泊で東京に一人旅してきました。
 旅行からだいぶ時間が経ってしまいましたが、思い出を残しておきたいので、旅行記を3回に分けて連載させて頂きます。

 さて、大阪から帰ってきてから虚脱状態になってしまい、それでもレポートと旅行記は出来たら東京に行くまでに書き上げたい…ということでだいぶ頑張ってしまいましたが、だんなさんが旅立った月ということもあって実は精神状態はかなりきつかったです。
 それに何となく体調も優れないし。
 その上、大阪旅行や支援センターの行事、その他色々…ということでかなりの金額を下ろしたことを9月末に家族に見つかって、使いすぎだと叱られてしまいました。
 なので、大阪に行く前から27日のライブ、どうしようかとだいぶ迷っていました。でも、赤字になっていたわけでもないし、それより何より、金吾さんとSPARKLING☆CHERRYのコラボライブ聴きたいし、昨年、ひどい風邪ひきで大阪に行ったことを考えたら、今回の体調不良は何とかなりそうだし…ということで、前の週の木曜日に行こうと決心。さあ、当日までに心身の状態をベストに持って行かなくては。

 そんなわけで迎えたライブ当日の朝、眠剤飲んだのに4時に目が覚め、そのまま眠れなくなってしまいました。でも起き上がってみたら思ったより体調は悪くないし、心の状態も75%くらい。何とかなりそうです。 

 さてこの日も、いつもの病院で定期診察を受けてから東京に行くことにしてあったので、まず下り電車で病院の最寄り駅へ。
 天気予報は午前中雨ということで、駅から病院まで歩かなければならないため困ったなあと思っていました。もし、雨が強かったら大きなナップサックは駅のコインロッカーに預けて、ショルダーバッグだけで病院に行こうと思っていたのですが。
 駅員さんに、雨が降っていないか聞いたところ、降ってないとのこと。良かった。
 それで、ナップサックは預けずに駅から外へ出たら本当に降っていなくて。わあ、今回も雨を吹き飛ばした!と思ったら、幹線道路を渡ろうと思って信号待ちをしていたら雨がぱらぱらと降ってきてしまいました。あわてて折りたたみ傘を出してさしたのですが。おかげでもう1回、、信号待ちすることに。
 それでも雨はそれほど強くならず、ほとんど濡れないで病院に到着。

 病院の待合室にいるとき、今日はおなかの調子が良くないかも…という気がしました。何か動いていないというか。
 それで、定期受診のついでにそのことをお話しし、おなかに聴診器を当てられたり、触診もしていただいたのですが、しっかり動いているとのこと。ああそうなんだ~。今日はお知り合いのファン友さん、かなり欠席するようなので、会場で1人になってしまうのでは…と思っていつもより緊張しているからかもしれませんね。
 とにかく、何でもないことがわかってほっと安心。病院から薬局、駅への帰り道では雨は降っていませんでした。結局、傘を使ったのは幹線道路を横断してから病院までの100メートルほどだけでした。

 そんなわけで再び電車に乗って静岡駅へ。
 まず駅のお土産屋さんに寄ってから、時計を見たら11時を過ぎていたし、何となくおなかも空いていたので、駅ビル1階のいつもの洋食の店に入りました。そして、本日のランチ、ホタテときのこのトマトソースパスタとサラダを注文。トマトソースは味がまろやか、サラダには柿が乗っていてとてもおいしかったです。

 そして、予定通り12時50分の新幹線で東京へ出発しました。
 ランチの写真つきで、「ランチを食べ終え、今から東京に行ってきます」とfacebookに投稿したら早速コメントが。
 実はこの10日ほど前から、ガラケーからfacebookが使えなくなってしまったためiPadからコメント変えししました。時間はかかりますが、今から楽しみなライブに行くのだと思いながら返信するのは楽しかったです。
 そのあとは目をつぶって音楽を聴きながら、ゆっくりと東京へ。

 東京に着いてまず思ったのは「暑い」でした。薄手のジャケットで来て本当に良かった~。それに晴れているし。完全に雨を吹き飛ばしました。

 東京駅ではいつものように、駅員さんが中央線乗り場まで誘導して下さいました。新宿駅との連絡もスムーズに行ったようで、電車にもすぐに乗れてラッキー。
 ところが…。
 今思うと電車酔いだったような気がするのですが、乗っているうちに胃がむかむかして気持ち悪くなってしまったのです。わあどうしよう。でも、もうすぐ新宿だし、そのあとはタクシーに乗ればホテルはすぐだから頑張らなくては。
 で、新宿駅に降りたら胃のむかむかは少し治まったのですが、何だか体がだるくて。
 なので、新宿駅前からすぐにタクシーに乗れてほっとしました。新宿駅前、たまにタクシーがいないことがあるのですよね。
 タクシーは10分ほどでいつもの宿泊ホテルに到着。チェックインの手続きを済ませ、フロントの方が
「夕方、タクシーを予約しますか?」
と尋ねて下さったので6時に予約をお願いしました。
 そして2階の部屋に入るとすぐに鍵を閉め、荷物を下ろし、携帯電話を充電器につなぐと、5時に目覚ましをかけ、さっさと横になりました。とにかく疲れてしまったので。ああ、あと2時間近く眠れる~。

 というわけで一眠りできたし、5時に起き上がったときは疲れがだいぶ取れていました。それに、おなかが空いたという感覚があったので一安心。これなら会場のBITでおいしい物をたくさん食べられそうです。ああ、もう大丈夫。
 3週間前の大阪ライブ旅行の時は、急に出かけることになったので化粧は下地クリームと口紅だけで済ませてしまいましたが、今回は時間があるため念入りにファンデーションを塗りました。
 そして荷物のチェック。ショルダーを新しくしたらたくさん入るようになったので、だんなさんの写真も入れました。忘れ物がないかもしっかりチェック。そうこうしていたら6時に近づいてきていたのであわてて部屋を出発しました。心身の状態は85%ぐらいかな。さあ、頑張ってBITに乗り込みます。

第2回へ続く

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登呂遺跡巡り その3

2018-11-12 11:46:50 | 静岡大好き
登呂遺跡巡り その1
登呂遺跡巡り その2

の続きです。

 時間は前後しますが、田んぼと神殿を見に行く前にミュージアムショップでお買い物。
 「その1」でも書きましたが、私は20年前にこちらで古代の住居と土器の模型を買ったのですが、どちらも引っ越しで無くなってしまいました。なので出来たらそういうものが欲しいなと。
 それで、ボランティアの方に探して頂くことに。でもなかなか見つからなくてお手数をおかけしてしまいました。
 でも、ありました。古代の住居のキーホルダーが。そして土器の模型も見つけて頂きました。ありがとうございます。
 ただ、20年前に買った住居の模型はかなり大きかったです。今回はキーホルダーだから小さいですが、かわいらしくてかなり気に入りました。
 土器の模型も20年前に買ったものは赤くてとてもきれいだったのですが、今回の土器は色も地味でごつごつしていました。でもこちらの方が手作り感満載で、当時の土器に近いような気がします。
 そんなわけで古代の住居と土器を並べて写真を撮ってみました。うん、色々と妄想できそうです。

 さて、雷が鳴ったのでびっくりして博物館に戻った私たち。しばらく博物館の方とお話しさせて頂きました。
 博物館の方が、
「この際なので何か質問があったらどうぞ」
とおっしゃって。うーん、急に言われても…と思ったとき、卑弥呼のことを尋ねられた方がいらしたのでした。
 そこで博物館の方が卑弥呼と登呂遺跡の関係について、とても興味深いお話をして下さいました。

 まず、卑弥呼は西暦170年頃から248年頃まで生きていた人だということ。
 しかし、登呂遺跡にあった村は卑弥呼が30歳ぐらいの時によそに移り、無くなってしまったのだそうです。 
 ちなみに登呂遺跡にあった村は西暦0年頃から200年頃まで栄えていたとか。
 ということは一見、卑弥呼と登呂遺跡は何も関係ないように思えるのですが。

 実は、登呂遺跡から出土した物と似たような物が、近畿地方のあちらこちらの遺跡で見つかっているのだそうです。つまり交流があったのではないかと。
 で、箸墓古墳が卑弥呼の墓であるという説もあることから、邪馬台国は近畿にあったと仮定しての話ですが。
 卑弥呼というのは個人名ではなく、代々世襲されている称号であるという説があるそうです。つまり、魏志倭人伝に書かれている卑弥呼の前にも、、卑弥呼が何人もいたかもしれないと言うことで。。
 実は、卑弥呼がやっていた「鬼道」の占いと似たような占いが、こちら登呂でも行われていたという形跡があるんですって。
 つまり、登呂に卑弥呼の弟子がいたのかもしれないと。わあすごい。

 私はだんなさんの影響で、邪馬台国は九州にあったと思っているのですが、実際、近畿説もあるのですから。それに、遺跡からの出土品によって、近畿説がやや有力になっているとも聞きます。そうなるとひょっとしてひょっとして。
 とにかく、古代史は面白いですね。もっと色々知りたいと思いました。

 こうして3時半過ぎに博物館を出てバス停へ。幸い、雨は降っていませんでした。このように駆け足での登呂遺跡巡りでしたが、とっても楽しかったです。
 何より、だんなさんがいなくなってから、史跡巡りがなかなか出来ない私ですが。以前にも駿府城公園の歴史散策を企画して下さいましたが、今回もこのようなイベントを企画して下さった静岡県視覚障害者情報支援センターさんに大感謝です。ありがとうございました。
 またこのような機会があったらぜひ参加してみたいです。

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登呂遺跡巡り その2

2018-11-11 16:11:17 | 静岡大好き
 登呂遺跡巡り その1

の続きです。

 2階は天井が低く、中腰にならないと歩けません。古代の人たちはこんな所に住んでいたのでしょうか。

 2階の展示品で心惹かれたのはこれ、上の写真の琴です。
 視力が弱いので写真からも何弦の琴なのかはっきり認識できないし、記憶もあやふやなのですが、多分七弦だったのでは。「源氏物語」の末摘花が七弦の琴を愛用していましたよね。「源氏物語」の時代は七弦の琴はすでに過去のものになっていた→末摘花は古風な姫という設定だったような。
 そんなわけで、末摘花の気持ちになって琴に触ってみました。

 そうそう、こちら登呂遺跡からは、2000年前の琴が出土しているのだそうです。出土した琴は日本最古の琴と認定されているそうで。2000年前にも琴が愛用されていたなんて、びっくりです。その頃の人はどのような音楽を奏でていたのでしょう。興味津々。

 時間もあまりなかったので、琴を見たあとは下に降りて皆さんと一緒に火起こし体験へ。
 2000年前は摩擦で火を起こしていたので、体験しても火を起こせるのは10人に1人ぐらいなのだそうです。そこで私たちは、江戸時代後期の火起こしを体験することに。竈のような所で、棒のようなものを上下させて火を起こします。
 こちらも、火をつけられる人は3人に1人ぐらいで。私もやってみましたが、力加減がうまく行かなかったようで、結局、火を起こせませんでした。でも、体験できたのは良かったです。
 ちなみに、火打ち石が使われるようになったのは飛鳥・奈良時代ぐらいからなのだそうです。そして戦国時代ぐらいにマッチのようなものが使われ始めたとか。
 ということは、「源氏物語」の時代は火打ち石だったのね。ひとつ覚えました。

 火起こし体験のあとはミュージアムショップへ。写真添付の関係でどのような物を買ったかは次回に書きます。時間は前後しますが、遺跡見学の方を先に。

 外に出ると田んぼが広がっていてびっくり。こちらでは古代の米、赤米を作っているとか。私も2008年に京都で創作平安王朝料理を頂いたときに、赤米の湯漬けを食べたことがあります。とてもおいしかったです。秋の日帰り京都旅行こちらのページに少し書いてあります。 
 実は午前中から見学するコースなら赤米を食べられるのですが、今回は午後からだったので残念でした。

 田んぼを見ながら歩いていくと、古代の建物に行き着きました。触ってみると私の身長ぐらい(150センチ強)の柱の上に建物が建っています。これが高床式の神殿とのこと。まるで、卑弥呼が占いをやっている神殿のような気がしました。
 そうそう、だんなさんは古代史が大好きで、邪馬台国や卑弥呼に関する本をたくさん持っていました。調べたことを書き付けたりもしていたのですが。そんなだんな三のメモの中に、邪馬台国の候補地の一つとして静岡が上がっていたのを思い出しました。多分、こちら登呂遺跡のことだと思うのですが。でも、だんなさんも言っていましたが、その可能性は限りなく低いような気がします。

 こうして見学していたら突然、大きな雷が鳴ってびっくり。
 じつはこの日の天気予報、午後からにわか雨と雷雨と言っていたのです。で、雨が降ってきたら大変と、博物館に戻ることに。

 次回が最終回ですが、ミュージアムショップで買った物と、博物館の方からうかがった興味深いお話しのことを書きます。

第3回へ続く

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登呂遺跡巡り その1

2018-11-11 11:15:17 | 静岡大好き
 10月20日、静岡県視覚障害者情報支援センターのイベント、登呂遺跡見学に参加してきました。
 全体の写真や建物の写真は残念ながら撮れなかったのですが、部分的な写真を2枚と、ミュージアムショップで買ったお土産の写真を1枚、撮ることが出来ました。記事の頭にしか写真を載せられないので、その関係で全3回になります。ご了承下さい。

 さて、当日は午後1時頃のバスでJR静岡駅を出発。約10分ほどで登呂遺跡入り口に到着しました。
 参加者は支援センターの職員さんやボランティアを含めて30人近くの大所帯。バス停から坂道を上がって博物館に到着。
 博物館のベンチに腰を下ろすと、古代の服が配られました。上からかぶるタイプの服で、ベストみたいな感じです。色も地味で、後世の十二単に比べると天と地の差。
 でも考えてみたら、これは庶民の服だと思うので仕方がありませんよね。
 そんなわけで私も、着ていたTシャツの上から古代の服を着て、古代人になったつもりで体験コーナーに出発。

 体験コーナーは、バーチャルで田植えや稲刈りが出来るコーナーがありました。私は田植えを体験。
 稲の模型を穴にはめていって田植えをしている気分に。上の写真は模型の稲を植えた?ところです。稲の模型がかわいらしくて胸がキュン。

 そのあと、古代のげたをはいて、ぬかるみのようになっている所を歩いてみました。
 古代のげたはものすごく幅が広い板に、足をくぐらせる縄がついているシンプルな物。でも、こんなに幅が広い必要あるのかしら?と思ってそのことを博物館の方に質問したら、
「このくらい幅が広くないと、ぬかるみを歩いたときに沈んでしまうんですよ」
とのこと。なるほど。
 そんなわけで早速体験。幅が広いので、がに股で歩かないと反対側の足にはいたげたを踏んでしまいます。それにぬかるみ(実際はクッションが入ったゴムの上だったのですが)はとても歩きにくくて、とにかく力がいります。私は古代では生きていけないかも。

 あ、登呂遺跡のことをちょっと書いておきますね。 

 登呂遺跡は、静岡市南部にある弥生時代後期の遺跡です。

*以下、静岡市ホームページこちらのページより引用 ーー

昭和18年の軍需工場建設の際、多量の木製品や土器片が出土したため、同年第一次の発掘調査が行なわれました。戦後間もない昭和22年には考古学・人類学・地質学など各分野の学者が加わった日本で初めての学際的発掘調査が行なわれました。発掘調査により東西に長い自然堤防上に、12軒の家、2棟の倉庫、井戸、森林の跡や、南側には水田の広がりが見つかりました。遺跡からは、壺・甕などの土器、石器の狩猟漁撈具、木製の農耕具・機織具・日常生活用具、青銅製装身具など、多種多様な生活に関する道具が出土しています。
 現在、遺跡内には、復元住居や復元倉庫、赤米など米づくりを行っている復元水田が広がっています。遺跡に隣接して「静岡市立登呂博物館」があり、1階は参加体験型展示、2階は登呂遺跡の考古資料の展示がなされています。
 平成11年度より5カ年計画で再度発掘調査が始まり、毎年夏~秋に調査が実施されました。この再発掘調査の成果をもとに平成18年度から登呂遺跡の再整備工事を行い、平成24年度リニューアル・オープンしました。
              ーー引用終了。

 私は小学校の時に社会科見学で初めて、こちらを訪れました。竪穴式住居しか記憶に残っていないのですが。確か、体験コーナーなどは、その頃はなかったのでは。
 そして20年ほど前、だんなさんと一緒に来たことが。でもこの時も、ミュージアムショップしか行っていないと思います。その時、土器と古代の住居の模型を買いました。でもどちらも引っ越しで無くなってしまい、なので、ショップでのお買い物も楽しみ。((o(^-^)o))

 さて、そんなわけで体験コーナーをあとにし、2階に上がってみることにしました。2階には何があるのでしょうか。楽しみです。

第2回へ続く

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濱田金吾さん&SPARKLING☆CHERRY 素敵なコラボライブ 2018年10月27日

2018-11-04 16:10:35 | えりかの徒然なるままに
10月27日夜、行ってきました、濱田金吾さんのライブ。3週間前にも行ったのに…と、つっこまないで下さいね(笑)
 今回もとっても素敵なライブだったので、レポートさせていただきます。

場所は東京曙橋のBACK IN TOWN(以下、BITと記します)、サポートメンバーはSPARKLING☆CHERRYというバンド。どのようなばんどなのかはこのあと、たくさん触れることになると思うので、今は名前だけ記させていただきます。

 オープニングは金吾さん1人での登場。
「大阪でやったらとても評判が良かったので」
と言うことで、「夏歌メドレー」から。わあ大阪に続いて聴けるなんて嬉しい~。私と同じようにこれを大阪に続いて聴けた人は数えるほどしかいらっしゃらないと思うので、得した気分です。
 大阪でのオープニングは「Water blue」でしたが、こちらBITでは「横顔のタクシードライバー」でした。でも大好きな「夜風のインフォメーション」「昼下がりのセレクション」「心のままに once again」が聴けて大感激。「昼下がりのセレクション」などは思わず口ずさんでしまいました。
 金吾さん曰く、「大阪では長すぎたので、こちらでは少し短めにした」とのこと。 
 2曲目は、いつもはキーボードですが今日はギターの弾き語りで「ほのかなイリュージョン」、私最近、この曲気に入っているのです。

 そして3曲目から、サポートのSPARKLING☆CHERRYの皆様が登場。バンマスでベースのyoshiroさん、ギターの若林大道さん、ドラムの西村悟志さん、キーボードの青木岳さん、もう1人、ボーカルのcherryさんがいらっしゃるのですが、「おいしい物はあとにとっておく」とのことでした。

 こうして始まったのが「Gatsby Woman」。イントロが始まったとき思ったことは「いつもとは音が違う」でした。うまく言えないけれど、いい意味で乾いた感じがしたのですよね。なので、金吾さんのボーカルと同時に演奏も堪能させて頂きました。
 続いて「Portrait Woman」」Goodluck City Romance」など、どちらかというとアップテンポの曲が多くて、バンドの若いエネルギーを感じました。

 MCも楽しくて。特に、巨人ファンの金吾さんと阪神ファンのyoshiroさんがお互いにいじり合っているのが面白かったです。
 それにしても金吾さん、阪神タイガースのことを「どうせ最下位」なんて言っていましたけれど、これを大阪のKelly'sで言ったら袋たたきですよ~。

 金吾さんとSPARKLING☆CHERRYがなぜこうして一緒にやることになったかも興味深かったです。
 縁を結んだのは山川恵津子さんだったのですね。
 山川さんは以前、SPARKLING☆CHERRYと一緒にライブをされたことが何回かあって。それで、
「杉くんとか、村田和人とか、黒住憲五とか、みんなSPARKLING☆CHERRYとライブやっているから、濱田さんも見に行かない?」
と誘われたのだそうです。
 それで見に行ったところ、金吾さん、SPARKLING☆CHERRYが下北沢440という所で2ヶ月に1回やっている定例ライブに今年2月にゲスト出演することになり、更に6月にも。
 更に更に、彼らのニューアルバム「mirage」のレコーディングにも参加して…ということで、今回のBITの金吾さんのサポートが決まったようなのですよね。

 「mirage」は7月25日に発売されたのですが、私も購入させていただきました。すっかり気に入ってしまい、今回のライブのサポートがSPARKLING☆CHERRYだと聞いて「聴いてみたい」と強く思ったのでした。。
 そして実は、「mirage」の10曲目の「ENDING」という曲で金吾さん、ボーカルのcherryさんとデュエットしているのです。今の金吾さんの声がCDから聞こえてきたとき、幸せで幸せでたまりませんでした。
 どうしてこんなに幸せなのかな?と思っていたら、今回のライブの前日、金吾さんのあるファン友さんが書いていたコメントで納得しました。「今の金吾さんの声は、私を含めたファンの存在を、金吾さんが知っている声だから」。なるほど~、そういうことだったのね。

 でも金吾さん、MCで、
「俺は歌っているといってもおはやしだから」
なんて言うものだから、
「しっかり歌っているじゃん」
と思わず、客席から大きな声で言ってしまった私です。
 実は杉真理さんも、「mirage」の7曲目「フリンジデート」という曲でcherryさんとデュエットしているのですが、2コーラスからしか声が聞こえていない。それに対して金吾さんは最初から最後まで声が聞こえるものね。(^^)

 そんな楽しいMCのあとで演奏されたのが、大好きな「インクブルーの夜明け」いつもとは一味違った音を堪能しました。。
 そして1-setラストは「N.Ycity Marathon」。
 会場中が手拍子で大盛り上がり。踊っている人もいらして。コーラス部分は全体で大合唱になったし。とにかくすごかったです。
 このレポートのあとにいつものように日記のページで連載予定の旅行記に詳しく書きますが、この日の私、体調が万全ではなかったのです。1-setの途中から胃腸がむかむかし、でも、「N.Ycity Marathon」で手拍子してコーラスして頑張ったので、疲れがピークに達していました。さて、2-setどうしよう。

 そんな、ちょっと不安な気持ちで始まった2-setでしたが。

 2-setのオープニングは予想通り、SPARKLING☆CHERRYのコーナーでした。ここでようやくボーカルのcherryさん登場。
 演奏されたのは、アルバムのオープニングを飾る「mirage」、アップテンポの明るい曲で大好き♪
 とにかく格好良くて。cherryさんのボーカルもバックの演奏も最高。CDよりもずっと迫力があって、「ああ、生で聴けて良かった~」と思いました。金吾さんにはちょっと申し訳なかったですが、たまには他のアーティストさんのライブを聴くのもいいなと。
 そんなわけですっかりエネルギーを取り戻した私。これで最後まで大丈夫そうです。
 2曲目は「コバルトブルーシティー」。しっとりしたバラードでこちらも大好きな曲です。じっくりと聴かせていただきました。

 こうしてSPARKLING☆CHERRYのコーナーが終わると、再び金吾さんがステージに登場。メンバー紹介をしようということになりました。
 まずギターの若林大道さん、ギターの音がとてもきれいだなって感じていたのですが。
 ところで「大道」は「ひろみち」と読むのだそうです。すると金吾さん、「名前が長すぎるからあだ名をつけよう」と言って、
「hiroにしよう」
ということになり、みんなで「ひーろー」と呼びかけたりして楽しかったです。
 そのノリで、ドラムをたたくしぐさが宮崎さんに似てると言われたドラムの西村悟志さんは「satoshi」、とても良い演奏をすると金吾さんにほめられていたキーボードの青木岳さんは「takashi」になりました。
 そしてベースのyoshiroさんは、
「阪神yoshiroにしよう」
と金吾さんが言ったので、みんな大爆笑。かえって長くなってしまいますよね。
 なのでそのまま「yoshiro」ということになりました。
 そんなわけで私、その時になってやっと、どなたがどの楽器を担当しているか、しっかり覚えられたって感じです。 

 こうして始まった2-setの金吾さんのライブも、「Rainy Heart」「Run Thru the Night」といったアップテンポな曲が多かったような。
 それとは別に、「シャレード」は「この日のためにアレンジを変えた」ということでしたが、なかなか良いアレンジで、なぜか心に浸みました。
 嬉しかったのは「Listen Baby」が久しぶりに聴けたことでした。ライブでしか聴けないラスト近くの素敵なコーラスも聴けたし。そうそう、なぜかこの曲、みんな口ずさんでいて。私から通路を隔てた方々の声が聞こえてきたので、みんなかなりの大声で歌っていたのでは?なので私もついつい歌ってしまいました。4ヶ月ぐらい行っていないので、そろそろカラオケでこの曲歌いたいなあ。

 それから、2-setではcherryさんもコーラスで入っていたのですが、これがなかなか素敵で。
「次は富ヤンの好きな曲」
との紹介で始まった「抱かれに来た女」のコーラス、高音がとてもきれいで、素敵♪と思いました。
 そのあと、「ビリー・ホリデイに背を向けて」を金吾さんとデュエットしたのですが、こちらは迫力あるアルトの声で、わあ音域広いんだ~、素晴らしい。

 MCも1set同様、面白くて、何度も笑わせて頂きました。
 金吾さん、30年以上もCDを出していないということで自分でつっこんでいましたけれど、
「でもさ、そのあとにベストとか出しているよね」と言ったり。
 確かにそうなのですが、最後に出てからもう10年以上経っているのでは?
 するとcherryさんが、
「でも、ENDINGで今の金吾さんを感じていますよね?皆さん」
 そうそう、そうなのです。なので思わず
「感じていま~す」
と叫んでしまいました。
 その「ENDING」も聴きたかったのですが、デュエットは「ビリー・ホリデイに背を向けて」1曲のようでした。ちょっと残念でしたが、これだけ聴けたから満足です。
 なぜ金吾さんとcherryさんがデュエットすることになったかもMCでお話ししていました。
 cherryさん、「ENDING」を作ったとき、男の人の声が聞こえてきたんですって。でも、誰なのかわからなかったようで。
 そんなとき、金吾さんが下北沢440の定例ライブのゲストに来て下さって。歌を聴いたとき、「この声だ!」と思ったのだそうです。
 それで、デュエットをお願いしたら、快く引き受けて下さったそうで。ほんと、cherryさんと金吾さんを結びつけて下さった音楽の神様に大感謝です。
 金吾さんも、SPARKLING☆CHERRYがすっかり気に入ったみたいで、時々プッシュしていました。「80年代の音楽と今の音楽をミックスさせたような感じで、皆さんきっと気に入って下さると思う、お薦めです」としきりに言っていました。そうそう!すごく気に入っていますよ~。

 そんな楽しい時間もクライマックスに。2-setラストは10月の定番「海風通信」いつ聴いても心に浸みる名曲です。

 というわけでアンコールへ。

 アンコール1曲目は、「mirage」で金吾さんが杉真理さんと一緒にコーラスで参加した「Shangri-la」をやることに。そして、コーラス部分をみんなで合唱することになりました。それでまず練習。なかなかいい感じ。cherryさんも、
「皆さんが今までで一番上手です。」
と言って下さいました。
 こうして始まった本番、とにかく楽しくて楽しくてたまりませんでした。これから「Shangri-la」を聴くたびに幸せ気分になれそうです。

 2曲目はcherryさんとのデュエットで洋楽のカバーをやるようでしたが、
「このままでは達郎になってしまう。なのでアレンジを変えました。」
とのこと、ん?いったい何の曲をやるのでしょう?
 で、「Let It Be Me」と聴いて、あ、達郎さんとまりやさんがデュエットしていたあの曲かも?と気がつきましたが?だから「達郎になってしまう」って言ったのかも。
金吾さんが
「知っている人」
と、会場に問いかけたとき、ちょっと自信がなかったので半分だけ手を挙げて辞めてしまいました。
 始まった曲は思った通り、達郎さんとまりやさんのデュエットで知っている曲でした。達郎さんとまりやさんバージョンはアコースティックなアレンジでしたが、今回、聴かせて頂いた金吾さんとcherryさんバージョンはポップなアレンジ、お二人のデュエット、とっても素敵♪本日、来られなかったたくさんのファン友さんたちに聴かせてあげたいと思いました。
 ここでSPARKLING☆CHERRYの5人が退場。お疲れ様でした。

 そして正真正銘のラストの曲は、金吾さんのキーボードの弾き語りで「Wasted Summer Love」。この時期の定番で、金吾さんご自身も気に入っている曲だそうです。じっくりと聴かせて頂きました。

 こうして楽しかったライブ終了。

 こちらも旅行記に詳しく書きますが、今回のライブ、諸事情で1週間前まで行けるかどうかわからなかったのです。体調も良くなかったし。
 でも、頑張ってここまで来て、本当に良かった!と心から思うことが出来た素晴らしいライブでした。
 素敵なライブを聴かせて下さった金吾さん、SPARKLING☆CHERRYの皆さん、どうもありがとうございました。

 次回は12月15日の年末ライブに参加します。サポートは久しぶりのParadigm Shift+竹上良成さんという豪華メンバー。
 とっても楽しみです。((o(^-^)o))

濱田金吾さんの公式ホームページこちらのページにて、2018年10月27日のセットリストをご覧頂けます。
SPARKLING☆CHERRYのアルバム「mirage」のダイジェスト視聴がこちらから出来ます

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